虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

21/04/25(日)15:17:02 No.796258902

　 　先日私は、山奥の銭湯に向かった。銭湯は険しい山道にあり、かなりの疲労感とかなりの充実感を味わった。 　銭湯はくたびれた場所に存在して、客は私一人だけであり、銭湯に入るとかなりのぬるま湯でガッカリした。 　着替え場所に戻ると赤子の声が聞こえた。 　かなりハッキリとした赤子の声で、誰か他の客がいるのかと思ったら、目の前に老人が居た。 「今、赤ちゃんの声聞こえましたね、他にお客さんが居るんですか？」 と私は訪ねた。すると老人は、 「ああ、ベイカーさんの赤ちゃんのおばけだね、よく出るんだよ」 なにそれ怖い、と思いながら私は再び湯船に戻り老人からベイカーさんお赤ちゃんの話を聞いた。 ベイカーさんはここの温泉の経営者だった人で、今は親族に経営を委託しているらしい、 ベイカーさんは赤ちゃんを湯船につけたときヒートショックで死なせてしまい、 それ以来このお風呂の温度はずっとぬるま湯になっているとのことだ。