21/04/18(日)19:21:37 目を覚... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1618741297185.jpg 21/04/18(日)19:21:37 No.794089312
目を覚ますと天井の違和感にまず気づいた 一瞬混乱したものの、未だ隣で呑気に寝ているトレーナーを確認し そういえば昨夜は外泊届を出したのだと混濁する意識のだと朧げに思い出す 身を起こし、伸びをする。外が随分と明るいのでスマホを見ると11時を回っていた 正午が近い。休日を無駄にしたと考えるべきかお互い疲れていたと見るべきか? まあ早い話明け方頃まで二人して疲れるような真似に取り組んでいたのだから仕方があるまい 改めてトレーナーを見下ろす 年上の相手に可愛いという感情を抱くのは失礼だろうか? 沸いてきた衝動の赴くままに顔を近づけていくとあるものに気づき、唇ではなく指でそっと目元に触れる 「…クマ、出来てるわね」 人の事は早目に休息させる割に自分の事となるとこうだ 何しろ温泉旅行へ行った時ですら翌日からのトレーニングの事を考えていた 私の事ばっかりじゃない。おばか それがたまらなく嬉しくなって起こすのを中断すると ベッドを後にして一先ずシャワーを浴びる事にした
1 21/04/18(日)19:21:49 No.794089413
「…はぁ、我ながらへっぽこね」 気を利かせて洗濯をするつもりが自分の下着まで洗濯機に突っ込んでしまったのに気づき トレーナーのクローゼットからシャツを拝借して着る事にした 改めて彼との身体のサイズの違いを実感しながら妙な安心感に心を躍らせる が、尻尾のせいで背後からはとても見せられない光景が広がっているに違いない とはいえいかに一流といえど大衆の目は無い。目撃するのも幸いトレーナーだけだ 同じく髪の毛は乾かしたものの未だに髪はセットしていない 外泊した日は彼に結ってもらう事にしているので起きるまでの我慢だ 洗濯機では私の衣服一式と彼の一流のスーツがぐるぐると回っている 以前大丈夫か、と聞いたが最近のスーツは優れものらしく 丸洗いもできれば形状記憶でシワも残らないのだとか だからいくらでも雨のレースの後抱き着いてくれ、というのでおばかと声を掛けてやった まだトレーナーは起きる気配が無い はて、と部屋を見渡す
2 21/04/18(日)19:22:00 No.794089496
一人暮らし用のトレーナー寮であるからさして広くは無い 一般的なアパートやマンションと違うのは防音設備と耐久性に優れている位 残念ながら掃除も行き届いているとなれば後は朝食の準備位しか残っていないのだが 生憎母親に似て料理の腕はこれきしなのである と、スマホが鳴った 「…もしもし」 「ごきげんよう。元気にしてる?」 「ええ。変わりは無いわ。お母様も調子は良さそうね」 「あら?随分と楽しそうね」 「いいえ。噂をすれば影だと思って」 「貴方が私の事を考えているなんて意外ね。それで?今日もトレーニング?」 「今日はお休みよ。昨日は遅くまでトレーナーと忙しかったから休養を取ろうと話していたの」 「…遅くまで?」 一瞬の沈黙。もしかしたら良からぬ想像でもしてしまったのだろうか? 「ふふ。何でも無いわよ。それよりもトレーナーの食事の用意をしたいから急用でなければ後にして貰えないかしら?」
3 21/04/18(日)19:22:10 No.794089573
「…食事?貴方が?料理を!?」 「何でカタコトなのよ」 「いえ…だって…いやでも…料理を!?」 「失礼ね。私だって卵焼き位は作れるの。貴方と違ってね。最近は野菜も切るのよ」 「野菜!」 野菜一つでこの人がこんな風に反応するのは初めてだったかもしれない 「貴方野菜って…腕は無事なの?」 「どれだけ力を込めると思ってるの!?ちゃんとついてるし、トレーナーにも言われて押さえる手はグーにしてるわ」 「貴方のトレーナーさんはしっかりしているのね…」 「一流だもの」 こんな事で一流を名乗ったら彼が聞いたら若干怒りそうだと思いながらつい自慢気に言ってしまう 「まあ、分かりました。程ほどにするのね。また後でかけるとします」 「今度お母様も食べる?」 「…時間があればね」 珍しい返事が来た
4 21/04/18(日)19:22:20 No.794089646
「おはよう。何を豚肉と睨めっこしてるんだ?」 スマホでレシピを検索していた所で漸くトレーナーが起きてきた 「朝食に何か作ろうかと思ったんだけど、もうお昼前じゃない。だからお腹に溜まるものがいいかと思って」 「お腹よりも先にお尻をしまった方がいいんじゃないか」 「お生憎様。今洗濯中なの」 「それはシャツを見れば分かる。そうだな、グリッツとか」 「グリッツ?コーンミールの事かしら」 「そうそう。留学中南部生まれのルームメイトが好きでさ。良くごちそうになってて俺も作れるようになったんだ 焼いた豚肉と野菜乗っければお腹にも溜まるし美味しいよ」 「両方初耳ね。留学してたって話も、ルームメイトの事も」 「男だぞ」 「性別の話、したかしら?」 ちょっとした喧嘩のようなやりとりも雑談の合図となっている 話を聞くに中々カロリーの高そうな食事なのだが ヒトの一人前ならウマ娘にとってはさほど問題ではない、という事でブランチのメニューにする事にした
5 21/04/18(日)19:22:35 No.794089758
「ほんとはね」 「うん?」 「ほら。バレンタインデー覚えてる?あの時、手作りのチョコ用意してたのよ」 「へえ」 「でも、失敗しちゃって。だからお茶とあの子達から貰ったお菓子で済ませたんだけどそれが悔しくて」 彼の横で野菜を切りながら話しかける 本当は秘密にしておいた事を話すのは衣服の下をさらけ出すよりも恥ずかしい けど受け止めてくれると分かった今は、それが楽しみでもあった 「だから料理もね、勉強してるのよ。貴方からだけじゃなくて、色んな娘に聞いたりして」 「キングも随分友達が増えたな」 「だって距離に関係なく色んなレースを走るんだもの。顔見知りも増えるわ」 世間知らずとまではいかなくてもトレーナーのお陰で随分と世界が広がった気がする これからもきっと増えていくのだろう 「ね、トレーナー。今日はグリッツで構わないわ」 「うん。次はキングが食べたいものがいい?」
6 <a href="mailto:オワリキャップ">21/04/18(日)19:22:57</a> [オワリキャップ] No.794089897
「いいえ?貴方が好きな物。教えて頂戴。私の手料理を食べる権利をあげるから」 「楽しみだな」 「そうね」 貴方が好きな物も。貴方が気持ちいいコトも。色々教えて欲しいから そしたら代わりに、私も色々あげましょう それが一流のパートナーというものでしょう? と、再び電話が鳴った 「あら…まただわ」 「その反応お母さんかな」 「ええ。もしもし」 「来たわよ、キング」 「えっ?」 「時間を作りました。今トレーナーさんの家のドアの前にいるわ」 これは私達のとある休日のお話
7 21/04/18(日)19:26:41 No.794091233
大変!ママが来た!
8 21/04/18(日)19:26:48 No.794091264
お母様フットワーク軽いな!
9 21/04/18(日)19:26:49 No.794091272
キング怪文書助かる…
10 21/04/18(日)19:28:10 No.794091698
尻を丸出しにしてまだ昨日の残りが垂れてきてないタイミングでやってくるのか…
11 21/04/18(日)19:28:11 No.794091704
おっとこれはいろんな意味で修羅場だぞ
12 21/04/18(日)19:28:19 No.794091746
いいじゃねぇか 彼女の母親とはなかよくしとけよ ……彼女今尻丸出しだわ
13 21/04/18(日)19:29:40 No.794092265
大急ぎで身支度しないといけない…!
14 21/04/18(日)19:29:50 No.794092332
お母様めっちゃご近所さんだな!?
15 21/04/18(日)19:29:54 No.794092365
>今トレーナーさんの家のドアの前にいるわ 怪談じゃねえか!
16 21/04/18(日)19:29:55 No.794092374
メリーさんかよ
17 21/04/18(日)19:31:03 No.794092789
お母様もウマ娘だから隠しても匂いでバレますやん
18 21/04/18(日)19:31:20 No.794092901
こいつらうまぴょいしたんだ! しんだよな?
19 21/04/18(日)19:31:29 No.794092951
キングノーパンなのか… トレーナーヤバくない?一流の責任の取り方強いられない?
20 21/04/18(日)19:31:39 No.794093008
…お尻は仕舞いなさい