21/04/07(水)23:13:10 その日... のスレッド詳細
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21/04/07(水)23:13:10 No.790722516
その日は台風が直撃したことで昼間だというのに分厚い雲で薄暗く普段はガラスからの日光で明るいトレセン学園も照明がついていた。 「マスター、今日のトレーニングはどうしましょうか?」 そう話しかけてくるのは担当ウマ娘のミホノブルボンである。 「今日はトレーニングは中止だよ。この天気でコースが使える状態じゃ無いからね。」 「中止ですか?いつもは筋トレやエアロバイクなどの室内トレーニングのはずでしたが」 「そうしたいのは山々なんだけどね…」 朝7時にトレーニングルームの予約をしに行ったところ今日の分の予約は既に満杯になっていた。その日の部屋の予約は7時からというのにいつやったのだろうか。
1 21/04/07(水)23:13:40 No.790722706
その時だった。窓の外が光ったと同時に一際大きな音が鳴る。光に眩んだ目が戻ってくると学園が薄暗くなっているどうやら停電したらしい。そして膝に感じる体重。見ればミホノブルボンが彼女と自分の間に尻尾を隠すようにして抱きついていた。 「…どうしたの?」 「現在オペレーション『尻尾の保護』を実行中。雷様から隠さなければ取られてしまいます。」 そういえば何回か彼女の父親から送られてきたバーボンに同封されていた手紙に書いてあったことを思い出した。そうこうしているともう一度雷が近くに落ちる。音に驚いたのか今度は耳を倒して胸に顔を押し付けてきた。かわいい
2 21/04/07(水)23:14:05 No.790722843
「…マスター、今日のトレーニングは中止なんですよね?」 「そうだけど…」 「本日の天気予報では午後4時まで雷注意報が出ています。そのためそれまではこの状態でいさせてください。」 現在午後1時半、つまり後2時間半はこのままということである。 「えっとそれは…「マスターは私の尻尾がなくなっても良いのですか?」 真剣な顔で迫られる。結局かわいい、もとい真剣な彼女に押し切られ台風が過ぎるまでこのままでいさせることにした。 後日トウカイテイオーやマヤノトッフガンなどのトレーナーから担当ウマ娘が雷を怖がるようになったと苦情が来たが流石にこちらの管轄外である。
3 21/04/07(水)23:16:54 No.790723773
ブルボンはどれだけ甘えさせてもいいとされる
4 21/04/07(水)23:16:54 No.790723774
可愛い
5 21/04/07(水)23:49:25 No.790733481
いいね
6 21/04/08(木)00:09:32 No.790739992
夜雷が降ったらどうするだろ