ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
21/04/07(水)22:59:08 No.790717966
「はぶー」 ミーアキャットは困惑していた 「ええと…ハブさん?」「はぶ?」「あなた一体何をして…」「はー!」 満面の笑みで手を振るハブを目の当たりにして悟った、今の精神状態は赤ん坊そのものだと… (理由はどうあれ…赤ちゃんを放っておいては家庭教師の名がすたりますの!) 「はぶー?」「このわたくしが先生として面倒見てあげますの!さぁいらっしゃいハブさ…いえ、ハブたん!」「はぶ!」 「ほーらたかいたかーい」「はー!ぶー!」 「いないいない…わぁっ!」「きゃっきゃ♪」 ハブたんとの交流はミーアキャットの心にかけがえのない暖かいものを宿していった…だが、その幸せは突如として終わりを向かえた─ 「ふ…ふぇ…」「は、ハブたん?どうし─」「はーぶ!はぶぅぅぅ!!」「な、泣かないで下さいな…ううう…一体どうしたら」
1 21/04/07(水)22:59:42 No.790718133
「ハブたん!」「あ、あなたはリカ…」「まーまぁ!」「ハブたんはお腹が空いてるんです!はーいおっぱいでちゅよー」「はむ…ちゅっちゅ…けぷっ」 ハブたんが腕から離れ、リカオンママに授乳される─母子の営み、だがそれはミーアキャットの心に哀しみの爪痕を刻んでいった 「とんとん、と…すみません、うちの子の面倒を見て頂いてたみたいで…本当にありがとうございました」「いえ、わたくしは…」「あっ…寝ちゃったみたい、それでは私達は帰りますね、よかったら今度遊びに来て下さい!」「え、ええ…」 リカオンママに抱かれハブたんが去っていく姿にミーアキャットの瞳は揺れていた 「待っ─」 伸ばした腕は去り行く背中に届かない、そして紡ごうとした言葉も露と消えてしまった ─その子はわたくしの子、お母さんはわたくしなの、と 奇妙な母子の姿が消えたとき、ミーアキャットは芽生えた母性と届かぬ子供に刻み付けられた胸の痛みに耐えきれず、その場に崩れ落ちた…
2 21/04/07(水)23:08:12 No.790720838
出やがったのだな…
3 21/04/07(水)23:10:34 No.790721630
やあリカオン 相変わらず荒ぶってるね
4 21/04/07(水)23:48:27 No.790733187
久々に見たオン