21/04/04(日)09:57:24 あのト... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1617497844246.jpg 21/04/04(日)09:57:24 No.789628296
あのトレーナーと出会ってからか、スカーレットの調子が良い。例えばレースで一着を逃したり、それこそ、オレとちょっとした口論をやっても前みたいにプンスコと、ツインテールを逆立てたりしなくなったのだ。 それどころか、毎週金曜日…アイツが決まって、外泊をする日なんてのは、わざわざオレの尻尾のブラッシングまでやっていく。何となく恥ずかしくてヤメロと言うんだけど、 「アンタ、どうせトレーナーとバイク見に行くんでしょ?なら尻尾もちゃんとしなさいよ。あぁほら、枝毛になってるじゃない!ウオッカ!」 おいおい母ちゃんかよ!とは言わない。ここだけの話、アイツ、ブラッシング上手いんだ。オイルまで塗ってくれるし。ウマ娘が上がっちまうね。
1 21/04/04(日)09:59:44 No.789628887
「なぁスカーレット。オマエ、トレーナーと、なんだ、つ、付き合ってるのか?」 「はぁ?なんでよ」 「何かチョーシ良さそうだし、えらい身綺麗にしてるし、ランのタイムまで縮んでるし。…なんか優しいし」 「何よそれ。普段はガサツとでも言いたい訳?」 「ち、ちげぇって!雰囲気変わったからよ、お前とは色々あったし、気になるんだよ」 「あっそ。雰囲気ねぇ…。アンタはどうなのよ。トレーナー…相棒とはさ。」 「オレ達か?そりゃ最高だよ。バクシンうまぴょい直線一気!って感じだな」 「あ、アンタそれ意味分かって…まぁ良いわ。つまりいつも通りって事ね」 「おう!」 「これは大変そうね…。結論から言うと、アタシとトレーナーは付き合ってるわよ。去年のクリスマスくらいからかしら」 さらっと。コイツはさらっととんでもない事を言うもんだよ。付き合うって、つまり…つまり、きっと…。 「ちょっとアンタ首まで真っ赤よ!?」 そりゃそうだろ!どうにもこの手の話題は苦手なんだい!
2 21/04/04(日)10:01:33 No.789629250
でも、でも聞かなきゃならねぇ。ダイワスカーレットのライバルとして、アイツの上がり調子の秘訣が知りたいんだ、オレは。 「あ、赤くなんかなってねぇよ!…やっぱ彼氏が居るってのは良いもんなのか?好きな人と一緒に居られるってのは」 「当たり前じゃない」 「それが今のオマエの一番なのか?」 「それ“も”よ。レースもあの人も、アタシの一番。だからもっともっと走りたいし、綺麗になりたい」 あの人に沢山誉めてもらいたいし。最後は囁き声だったけど、これが本命なんだろうよ。 ツンツン女王、ダイワスカーレットが真っ赤っかになってるのがその証拠さ。 なる程ね。誉めてほしいか。そりゃ分かる。 オレだって、勝って、相棒にサムズアップを貰えりゃあ最高だ。けど、何だろう、何か違う気がするんだよな。
3 21/04/04(日)10:04:44 No.789630035
「オマエはさ、どんな褒め方されるんだ?付き合ってるってんならそりゃ…き、キスとか?」 「ば、バカね違うわよ変態!」 「変態じゃねぇよ!本気だ!」 「はぁ??本気の変態ってこと!?信じられない…」 「良いから!教えてくれよ、頼む」 「あーーもう!……くれる」 「何?聞こえねぇよ」 「ブラッシングしてくれる」 「は?尻尾のか?」 「そうよ!悪い!?」 「そんだけ??もっとこう、カップルっぽい事があるんじゃないのか?」 「無いわよそんなの!…レースやトレーニングで乱れた尻尾を綺麗にしてくれるの!それが嬉しいの!文句ある!?」 これはびっくりスカーレット。どうやら口ぶりほどアレじゃないらしい。俺よか進んでる?ケドよ。ちょっと安心したぜ。 「そんなに嬉しいもんかね?サッサと済ましちまえば良いだろ」
4 21/04/04(日)10:07:12 No.789630684
「何にも分かってないわね」 「あん?」 「良い?ウオッカ。アタシが、アンタに、きちんと、伝えてあげるわ」 「おい、ひょっとしてオレをアホ扱いしてないか?」 「しっかりトレーニングして汗を流すと、ちょっと眠くなって、肌がチリチリって敏感になるでしょう?」 「毛布が気持ちいい感じか?」 「そう。あのちょっと空ろな時、してもらうのよ」 「トレーナーの、自分とは全く違う質感、肌触りの指が尻尾を包んで、櫛が入れられていくわ。最初は力強く、段々と丁寧に」 「それが終わったら次はオイルね。少し温かい液体が染み込むのが伝わるわ。毛から肌へ、感覚器官へ。じんわりと」 「お、おう」 「尻尾を支えていたトレーナーの手が、今度は揉み込む動きに変わる。撫でる様に、しごく様に。すると全く予測出来ないタイミングで、指が当たるのよ。骨の節や、根本に。こんな風に」
5 21/04/04(日)10:09:50 No.789631408
「ひあっ!…おい!急に根本を握るなよ!変な声出ちゃっただろ!!」 「尻尾全体をしごかれたり」 「ううっ、んん…止めろよ!なぁって!」 「ハイハイ。まぁこんな感じよね。どうだった?」 は??どうだった?言えるかよそんなもん! 「のーこめんとだ!」 「ふぅん…スケベ」 「あんな風に触られたらルドルフ会長だってこんな声出すって…」 「そうね。ウマ娘ならきっと、みんなそう」 「さて、アタシに尻尾を“撫でられた”だけで蕩けてしまったウオッカに質問よ」 「トロけてねぇ!!」 「もしアンタの後ろに、うなじに息が掛かる距離に居るのがアタシじゃなくてトレーナーならどう?さっきのブラッシングも、全部。アンタの相棒がやってくれたとしたら、どう?」 「んなのわかんねぇよ!」 「顔真っ赤よ?」 「うるせぇ!!」
6 21/04/04(日)10:12:21 No.789632074
言えるわけないだろ。想像しちまったなんてさ。相棒に…。きっとオレは、自分の知らない自分になっちまう気がするよ。考えただけで、なんてさ。 「意地っ張りねぇ。はい、ブラッシングおしまい。アンタせっかく綺麗な黒鹿毛なんだからもっと手入れを…ちょっと、どこ行くのよ?」 「トイレだよ!!悪ぃか!?」 「何よその態度!……あ、うん。ごゆっくり。無茶しちゃダメよ?」 「何がだよ!ちげぇよ!!エロ!変態!ダイワスカーレット!ありがとよ!」 「はいはい、ごゆっくり~~」 何だい偉そうに。クソ、何でこんなに…会いたいんだよ、相棒に、クソ…。 「…これはまだまだ時間が掛かりそうね。ウオッカ。さっきは言えなかったけど、ブラッシングなんてほんの小手先なのよ?入り口なの。アンタもいつか気付けると良いわね。一番大切な、一番愛しい人の手で、体と心を蹂躙されるのがどれだけ幸せなのか…ね」
7 21/04/04(日)10:13:07 No.789632304
ウォッカすき
8 21/04/04(日)10:13:36 No.789632448
エロはダイワスカーレットなん?
9 21/04/04(日)10:14:20 No.789632631
おわり。なんかわかんないけど、スカの方がお姉さんな印象。
10 21/04/04(日)10:14:38 No.789632718
これは少し掛かり気味かもしれませんね
11 21/04/04(日)10:14:58 No.789632789
健全かと思ったらやることやってんな?
12 21/04/04(日)10:16:05 No.789633088
>エロはダイワスカーレットなん? エロのことダイワスカーレットって言うのやめなよ
13 21/04/04(日)10:16:31 No.789633225
このダスカはいつも絶好調そうだな…
14 21/04/04(日)10:17:02 No.789633364
週1でうまぴょいはむしろ健康的なのでは?
15 21/04/04(日)10:21:07 No.789634472
スカはトレーナーの負担になりたくないけど抱いてほしいから自分から。ウオッカは結局恥ずかしさに負けて中々一線が越えられない。クリークは魔王。
16 21/04/04(日)10:44:20 No.789640622
>週1でうまぴょいはむしろ健康的なのでは? 学生のウマ娘とうまぴょいしちゃダメだよ!
17 21/04/04(日)10:46:56 No.789641284
>クリークは魔王。 ちょちょちょい!なんか混ざっとらんか!
18 21/04/04(日)11:01:39 No.789645233
健全に不健全で大変よろしい
19 21/04/04(日)11:04:20 No.789645793
鼻血出さなかった…
20 21/04/04(日)11:05:18 No.789645998
ウマ娘が上がっちまうは男前みたいな使い方か?