ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
21/04/04(日)01:43:23 No.789566033
ある夏の週末の事 いつものように彼の部屋に行く 勿論共に食事を採るためだ──こうでもしないと偏った食事を続けてしまうからな などと誰に言っているのかわからない御託を並べつつ彼の部屋の鍵を開ける もうすっかり警備員さんとも顔見知りになったもので先日もお中元だかなんだかわからないが鰻と牡蠣、鰹など海産物を色々頂いてしまった 今度お礼をしないとな、と思いつつ部屋に入るとエアコンの涼風が身体を撫でる 汗ばんだ全身がキュッと冷やされ少し身震いをする 「…全く君は」 「…おはよう?」 おはよう、と机に突っ伏して寝ていたトレーナーへお茶を出す 「脱水症になるぞ?…少しは身体を労ってくれ」 「すぐ終わるつもりだったんだが…すまん」 んっんっんっ… 立ち上がり勢いよく水分補給を終えた彼にある点を指摘する
1 21/04/04(日)01:43:35 No.789566075
「それと…着換えて…くれないか…」 「…!?す、すまん…!」 上は普通のTシャツであった 下は…所謂その…トランクス…と言ったやつなのか?兎に角…男性用下着で…あった 慌てながらも着替えに向かう彼へ顔を背けたまま暫く立ちほうける
2 21/04/04(日)01:43:52 No.789566155
「悪いな…気が抜けてたよ…」 「いや…いいんだが…いや?よくはないのか?」 わからなくなってくる 確かに自分で言ってしまうのもなんだが年頃の女性に下着姿を見せるのは世間的にも親密な間柄にあるとは言えよくはないのだろう…しかし不思議と不快感はなかった 「よくはないとは思うけど…俺のミスだからな…」 「…話を切り替えよう」 「そうだな…」 この話題を続けていたらなにか不味い気がする…主に私が 少しだけ上がった体温を沈めるべく僅かでも冷静になれそうな話題を切り出す 「トレーニングに関する提案なんだが──」 これで上がった心拍や体温も正常化してくれる…そう祈りながら
3 21/04/04(日)01:44:07 No.789566238
「えっとこれだとこっちのプランのほうがいいと思──」 しかし現実は非情である エアコンがかかっていたとはいえ人体は気付かないうちにも汗を出す その匂いが彼の身体に纏わりつき嗅覚を刺激する 濃密な彼の匂い 鼓動が早くなり耳も熱くなっていく 尿意とは違う感覚で下腹部へ熱がたまりつつある これ以上は不味い、理性が叫ぶ 「…君、昨日シャワー浴びたか?」 「?浴びたけど…あ、寝汗匂うか?」 すまない、もう一回入ってくるよ と彼は風呂場へ行く
4 21/04/04(日)01:44:18 No.789566290
水音が聞こえてくるのを聞きながら気分転換にお香を炊く リラックスしたらこの熱も収まるだろう、と …そういえばタキオンから貰ったものがあったな 「科学的に落ち着くと実証された香りを抽出した…らしいが…」 効くのか? 疑問符を浮かべながら火を付ける やがて匂いが漂い始める
5 21/04/04(日)01:44:31 No.789566344
シャワーを浴びながら先程の香り、彼女の香りを思い返す ヘアオイルの香りとも違う彼女の持つ香り 「…いい匂いだったな」 ボソリと口に出すもいかんいかんと思い直す トレーナーとウマ娘、その関係にある以上は想いは留めなくては 最後に冷水を浴び頭を冷やしクールダウンを完了させる よし、続きといこうか
6 21/04/04(日)01:44:44 No.789566402
だがもう一度彼女の側に行くと脳髄に電極を差し込まれたかのような錯覚に陥る なんと言えばいいのか、思春期の頃の感覚が下腹部を刺激する 見ると彼女も若干目がとろんとしており普段ふとした時に見せる無意識の色気を凌駕するそれを醸し出していた ぶんぶんと頭を振る 煩悩を振り払うように 「…君大丈夫か?」 「ああ…ちょっと落ち着いた」 「そうか…さっきお香を炊いたんだがそれのせいかと思ってな」
7 21/04/04(日)01:45:11 No.789566521
お香? 疑問符が浮かぶ 「リラックス出来るみたいでなタキオンから試供品を貰ったんだ」 ヘアスプレーとかもたまに試させてもらう縁でね そうか…それで少し眠気が来て目が変だったのか… 一人合点が行くもこのまま続けても効率的ではないと判断する 「少し眠そうだし俺のベッド使っていいから寝てきなよ」 「君は?」 「俺はさっきまでぐっすりだったし…この香りをもう少し楽しませて貰おうかな」
8 21/04/04(日)01:45:25 No.789566594
そう提案すると彼女は立ち上がる 立ち上がろうとする しかし脚にちからが入らないのか床にへたり込む 「…大丈夫か?」 「…すまない肩を貸して、欲しい」
9 21/04/04(日)01:45:37 No.789566646
そんなこんなでベッドへ彼女を運ぶ 重くないか?と聞かれるも男の意地とプライドとして平気な顔を返す 実際は結構ギリギリなのだが 肩を貸す、と彼女は言ったがお香の力か全身が脱力しており 「すまないな…」 お姫様抱っこの格好で運ぶことになる 太腿に手が触れぬように注意を払いうが安定させたいのか首に腕を回す 先程よりも遥かに濃い彼女の香りに一瞬眼の前が真っ白にスパークする 耐えろ そう言い聞かせながらベッドへ進む
10 21/04/04(日)01:45:51 No.789566714
なんとか耐えきり布団へ彼女を腰掛けさせ戻ろうとすると 「…ここ、座っていて欲しい」 そう言われる 「…ああ」 何故だか言われるがままに腰掛ける 距離は抱えているときよりも離れているはずなのにはっきりと香りが感じられる これ以上は不味い、理性が叫ぶ だが次の瞬間 「…このまま支えてもらってもいいか?」 頭をもたれ掛からせてくる彼女 理性の蓋が弾ける 駄目だとわかっていても 止められなかった すまない、こんな最低なトレーナーで
11 21/04/04(日)01:46:03 No.789566765
彼にベッドの上に組み敷かれた時ウマ娘であるなら余裕で撃退する事もできた なんなら己の膂力を持って組み敷くこともできた だが弾けた理性の欠片が本能任せの方法ではなく彼からのアクションを待たせた すまない、こんな最低のパートナーで
12 21/04/04(日)01:46:41 [s] No.789566948
キブリブライアンに耐えきれなくなりました 3日連続です
13 21/04/04(日)01:47:00 No.789567026
いけー!!!!義兄貴ーーー!!!!
14 21/04/04(日)01:47:57 No.789567252
タキオン良くやった!!!!!
15 21/04/04(日)01:48:19 No.789567390
いけーっ! 抱けーっ!
16 21/04/04(日)01:49:37 No.789567777
行けーっ! 抱けーっ義兄貴!
17 21/04/04(日)01:49:45 No.789567808
行け! 抱け!!
18 21/04/04(日)01:50:08 No.789567901
うるせーぞブライアンども!
19 21/04/04(日)01:50:16 No.789567928
行けーーー!義兄貴!!
20 21/04/04(日)01:50:56 No.789568094
(満足げなブライアン)
21 21/04/04(日)01:52:03 No.789568423
この3冠馬うるせぇ・・
22 21/04/04(日)01:52:30 No.789568529
>うるせーぞブライアンども! いいだろ三冠ウマだぞ
23 21/04/04(日)01:53:59 No.789568949
モニターで鑑賞してるブライアン
24 21/04/04(日)01:54:00 No.789568954
>>うるせーぞブライアンども! >いいだろ三冠ウマだぞ その返し強すぎるからやめろ!
25 21/04/04(日)01:54:33 No.789569106
抱け―っ!抱けーっ!
26 21/04/04(日)01:54:51 No.789569185
ちょっと会長この三冠ウマなんとかしてください!