虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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    21/04/03(土)22:11:38 No.789493977

    こんばんはお乗様です!今日は新作のクリスママについての冷奴の内容を怪文書にしたものをゴークリを混ぜて投下します!それではどうぞ!

    1 21/04/03(土)22:12:31 No.789494287

    ……その日は夢のような日曜日だった。 「…………よろしくおねがいします!」 クリスへの告白が成功した。 この事がまだ誰にも知られてなきゃいいんだけとな…… 「失礼する。」 「おめえ……タウリナーΩ始まったら出ていくんじゃなかったか?」 「今日は別の要件だ。」 「まさか俺の事か?」 「そうだ。」 「姉さんに頼まれて告白の一部始終を撮影しておいた。」 「本当にすまない。」 俺は声にならない叫びを上げた。

    2 21/04/03(土)22:12:43 No.789494359

    ー 「聞いたわよゴールド!クリスちゃんに告白出来たんですって!?」 早速母さんにバレてた。 「シル公もしかしておめえ……」 「クリームシチューには勝てなかった。」 「面目ない。」 俺はまた声にならない叫びを上げて食卓を後にした。 「歯は磨くのよー!」

    3 21/04/03(土)22:12:55 No.789494430

    ー なんやかんやあって次の日曜日の夜、クリスとデートする事になった。 なんでもレストランに行くらしいが、どうもその時のクリスはバツが悪そうだった。 早い事でもう当日の夕方になり、待ち合わせ場所に向かったら、すぐにクリスがやってきた、その後ろには痛々しい姿の女性もいた。 「こんにちはぴょん!ゴールドくん!」 この言葉遣い、この服装、どの特徴も母さんやクリスから暇つぶしに聞かされたクリスの母さんと一致している。 「じゃあ行きましょう!ゴールド!」 「お、おう……」 タジタジになりながら俺達はレストランへ向かった。

    4 21/04/03(土)22:13:12 No.789494520

    ー その後の会食は意外と静かだった。 クリスの母さんは意外と話に参加せず、こちらを見てニヤニヤしたりしている。 クリスとの告白して初のデートだから気を使ってくれたのかもしれない。 「ちょっとお花摘みに……」 頼んだパスタを食べ終えて一息つくと、こう言ってクリスはトイレに向かった。 「さて……あの子も席を外したし、本題に入りましょうか。」 クリスの母さんの目つきが急に鋭くなった。 「……本題って何すか……?」 俺は思わず睨み返してしまった。 「昔話をするわ。」 「貴方やクリスが生まれるずっと前の事よ。」 ー

    5 21/04/03(土)22:13:51 No.789494752

    昔私は新婚バリバリで、どうにも旦那との接点を作れなかったの。 そんな中旦那の目立つ好みを見つけたの。 「まさかそれが……」 そう、この服装よ。 試しに髪を同じように染めてみたら、すっごく笑ってね彼…… それから一生懸命研究して、言葉遣いも完璧にコピーしたのよ! 見せる事はなかったんだけれど。 「え。」 土砂崩れが原因で…… もう一週間は泣いたわ。 涙を出すだけ出したら今度は会う手段を探し始めちゃって…… ゴーストポケモンって不気味な話題結構あるでしょ? 「えーっと、フアンテに引っ張られた子供はあの世に行くとか……」 それらを信じてひたすら捕獲に打ち込んでたの。 一瞬でも出会って、この姿を見せて上げたい。

    6 21/04/03(土)22:14:52 No.789495109

    そう思って。 そんな事してたらいつの間にか「捕獲のプロ」だの家業だの呼ばれるようになっちゃってね…… でもお腹が膨らんてきたから引退する事にしたの。 「えっ、それって……」 そう、結局あの人と会う事は二度となかったの。 いざ子供が生まれてみるとそれはもう可愛くって、父の事を伝えるか凄い迷ったの。 そこで要素だけ伝えようと思って、 「その喋り方を始めたと?」 そう。正確には再開したんだけどね。 で、ゴールドくんはクリスを置いてって泣かせたりしないでしょうね? 「……まさか!絶対死んだりなんかしませんよ!」 「よろしい。」

    7 21/04/03(土)22:15:04 No.789495188

    ー 「ただいまー!」 「クリスちゃんも帰って来たし、おあいそするぴょん!」 ゴールドくんが目をぱちくりさせている。 「……行こうぜ、クリス。」 そう言ってゴールドくんはクリスの手を取って会計をしに行った。 「全く……最初は髪色だけかと思ったけど、中身まであの人そっくりぴょん……」