ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
21/04/02(金)00:48:36 No.788948773
情愛というものを自覚したのはいつだったかと考え、やはりあの旅行の後からだと自答する 己の気持ちに気づかぬ振りなど女帝として振舞う己らしくない、だからこそ正直に思おう アイツが好きだ、言うまでもない三年をがむしゃらに駆け抜けた私のトレーナーだ 凡骨で凡庸で才もないしかし私だけのトレーナーだ しかしここで私の思考にノイズが走る 女帝たるこの私が恋愛に現を抜かすのか？当然、トレーナーとウマ娘の恋を否定する気は私にはない だが、だからこそだ、私が他のウマ娘のように恋に身を忘れた姿を見せて良いのだろうか 断じて否である…しかし女帝たるもの彼を諦める事はできない 望んだものがこの手をすり抜けていく、レースならば勝負の世界だ、そういう事だってありうるだろう。 だが私は女帝として決して心の底から手に入れたいと思った勝負は逃したことがないと自認しているし、その時常に傍にはアイツが居て私を支えてくれていた …………一つ閃いた 「おい、貴様。一つ質問をする…答えろ」 「絶対に欲しいモノがある、しかし女帝としてそれを手に入れるのは難しい」
1 21/04/02(金)00:49:05 No.788948941
そう、女帝としての私にそれを望むのは難しいのだ、常に考えていた 規律を守り後輩を導き自ら頂点に立ち手本として存在する 女としてこれほど面倒なものはあるまい、そして何より私は女帝で彼はトレーナーだ 男女の仲に進展することの難しさはひしひしと実感していた だからこそ、聞くのだ 「しかし私は女帝であるが故に諦めん、それを諦めるのであればこの身を裂かれたほうがよほどマシとさえ思える」 「私は老いて引退するまで…いや、その後ですら女帝であり続けるだろう、だが私だからこそわかる、この身でそれを手に入れる事が出来るのか、できてしまっていいのか…と考える」 「だから貴様の意見を聞こう、私のとるべき行動を…参考までに聞いておこう」 堅物で、洒落も理解できず、愛嬌もない、そうだ……いけない事と思いつつ考えれば考えるほど心が沈む 女帝の私ではコイツを手に入れるのは難しい、私がコイツだったらお断りするだろうとさえ考える しかし普通の女子のように振舞うにはこの生き方を続けすぎた……あぁ覚えがある…この感覚はあの時の旅行で悩みぬいた時のようで ―欲しいものがあるなら言ってほしい
2 21/04/02(金)00:49:24 No.788949020
―自分がそれを手に入れる道を作るよ ―理想の女帝の為に、トレーナーとして 理性が崩壊する音、というのは聞いた事があるだろうか もしないなら参考にすると良い その音を聞いた時こんなにも心が晴れやかになると言うことを 「ほう……言ったな貴様、なら言おう…私が欲しいのは貴様だ、私のモノになりこの私が女帝という座を降りる時まで傍にいろ…ふん、断っても良いぞ？」 「だが私はこの生き方しか知らぬし、貴様も道を作ると言ったな…私の為に貴様が私と結ばれる道を作れ、私の理想の…夫よ」 そうだな、ありえない事だろうが…下のウマ娘に恋の秘訣とやらを聞かれたらこれから先こう答えよう 絆があると感じたら臆するな、正々堂々と行けばいいとな
3 21/04/02(金)00:56:09 No.788950974
この乙女かっこいいな
4 21/04/02(金)01:00:01 No.788952067
なんでウマ娘はどいつもこいつも即座に強うまぴょいしようとするんだよ！
5 21/04/02(金)01:02:00 No.788952558
抱かれたい女過ぎると思います
6 21/04/02(金)01:04:56 No.788953183
>なんでウマ娘はどいつもこいつも即座に強うまぴょいしようとするんだよ！ やろうと思えばいつでも出来るのが思い立っただけじゃないかな…
7 21/04/02(金)01:08:21 No.788953930
女帝ルートのトレーナーはどこの世界線でもスパダリ風味になるな…
8 21/04/02(金)01:13:03 No.788954922
>女帝ルートのトレーナーはどこの世界線でもスパダリ風味になるな… 育成でもかなりスパダリしてない？
9 21/04/02(金)01:18:38 No.788956045
女帝怪文書 脳みそ砂糖菓子疲れ女帝怪文書 たて読みうっかり女帝怪文書 “女帝”怪文書←New!
10 21/04/02(金)01:43:43 No.788960234
豊作じゃ豊作じゃ
11 21/04/02(金)01:46:59 No.788960709
女帝怪文書は健康状態の改善に有効なのは知っているな？
12 21/04/02(金)01:48:03 No.788960870
当たり前だよなあ