ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
21/02/23(火)06:42:56 No.777504215
この怪文書は社会に疲れたきりたんと、結月ゆかりをてきとーに書いた怪文書です 役に立たないあらすじ きりたんの上司は最近、瑞々しい匂いをさせながら時々呆けているきりたんを見て、青春だなぁ……と思っているそうです。
1 21/02/23(火)06:43:46 No.777504255
目を覚ますといつもの朝が来る。 甘い匂いに抱かれながら、目を見開けばピンク色の寝間着が目に映ります。 毎朝毎朝、よろしくありませんね、そんな事を思いつつ被った布団から這い出てため息をつきます。 朝日が徐々に顔を出し、私の横顔を黄昏色から黄金色に照らす中私はぼんやりと窓の外を眺めました。 毎朝は変わらずやってきます。 ゆかりさんが来てから家に帰ってからの多くのことが変わりました。 それはとてもとても幸福で、心地よいことです。 ですが敢えて一つ問題点を上げるとするならば、目に毒なのです。 うら若き少女が愛着を持って触れるというのがいささかの問題であり、これが幼子であれば母性を先に感じるでしょう。 逆に妙齢の女であれば、何らかの愛情を持って返す事もできたでしょう。
2 21/02/23(火)06:44:03 No.777504263
問題はその中間であることです。 体は大人、心は青年。 若えのがこんな所で、こんな歳とりゆく女にかまけて何をしようというのか。 ……いえ、逆ですねこんな少女に流されて私は何処に流れようとしているのか。 体を伸ばしながら、布団から立とうとして背後から伸びた手に布団に引きずり込まれます。 「ゆ、ゆかりさん……」 正直、背後から腕で急に掴まれると驚くから、止めてほしいんだけどな……なんて事すら言えず今日も私は流されます。 私を腕で抱きしめて、暖かな布団に包みながらゆかりさんが小さく欠伸を漏らしました。 「おはようございます……きりたん」 まだ眠たいのか、彼女の声は間延びしていて眠たげです。
3 21/02/23(火)06:45:29 No.777504359
「……おはようございます」 私は少しだけ不満そうに言うと、ゆかりさんの手が私の頭を優しくなで回します。 思わず私がほぅ……と息を吐き出すと、ゆかりさんが私の首筋に頭を埋めてぐりぐりと押し付けます。 「……あ、あの……」 嫌な予感がして、私がゆかりさんに声を掛けると、ゆかりさんは私に 「……駄目?」 一見すると彼女の言葉は文脈が絶えているようで、その実の意味は昨日より引き継がれている。 詰まるところ、今日も彼女は私の体を好きに抱きつきながら、愛で回したいということらしいです。 けれど流されてしまえば、今日も私は火照った体を引きずりながら会社へ向かうことになります。 「……駄目ですよ、ゆかりさん」
4 21/02/23(火)06:47:02 No.777504454
私は意を決し、言葉を返しますがゆかりさんは背後から私を抱くのを止めて、布団の中で器用に私を裏返しました。 ゆかりさんの端正な顔つきが、私の目を射抜きます。 何時もの少し無表情気味のポーカーフェイスではなく、少しだけ頬に朱が差し呆け混じりの目つき。 まるで熱心に何かに魅入られた様な彼女の表情は真剣で、それだけで私の心が僅かに流されるのを感じてしまいます。 「……ね?」 ね? じゃないんですけどね……そう思いながらも、私は彼女の熱を帯びた声に抵抗を諦めてしまいました。 顔の端正さ、そして相手に対する愛着というのは、それだけで全てを許してしまいそうになるものです。 「仕方が、ありませんね……」 「ありがとう……」 ゆかりさんがそう言うと、私の体に顔を埋めてきます。
5 21/02/23(火)06:47:38 No.777504490
頬を私の胸に擦り付けながら、すぅ……と私の体の匂いを堪能する彼女。 私は恥ずかしさで脳が徐々に熱くなるのを感じつつ、私は呼吸を正そうと深呼吸。 布団の中に満ちた、二人分の吐息がくぐもって熱を帯びていきます。 甘い空気が満ちていき、私の背なにぷつぷつと小さな汗粒が浮かんできます。 それでもゆかりさんは私の体に鼻筋をたてて、熱心に匂いを嗅ぐのを止めません。 ……まるで獣が、獲物を品定めしているようだな……なんて思いつつ、彼女の腕が私の体をする度私の体が熱を帯びていくのを感じます。 ずっしりと重たく、蕩けるような空気に包まれながらゆかりさんが、ふい顔をこちらに向けて口を開きます。 「ね……少しだけ、噛んでも……いいかな」 私は聞き間違いかな、そんな事を呑気に思いながら彼女の言葉を聞き返します。 「……なんて?」
6 21/02/23(火)06:49:20 No.777504585
私が聞き返すと、ゆかりさんが朝から私を正面から抱き、私の首筋にふぅーと生暖かい吐息を吹きかけます。 「う、ひぃ……?」 「……少しだけ、ね?」 私は思わず身が竦んでしまい、咄嗟に出たのはうん、という言葉。 ああ、違うんですと返す間もなく、彼女が私の首筋に舌を這わせます。 「っぁ……」 漏れる嘆息、そして彼女の小さな口が私の首筋に当たると、脳が溶けるような感触と、軽く肉を咥えられる感触。 ああ……食べられている。 そんな錯覚を覚えながら、彼女は私の首筋に歯を少しだけ押し当てながら私の小さな汗と匂いを満喫しています。 「だ、め……」
7 21/02/23(火)06:50:10 No.777504621
私がそんな事を漏らすと、ゆかりさんが声を耳打ちします。 「……駄目かな?」 奇妙な感覚を味合わせられながら、私は少しだけ深呼吸をして息を整えます。 「こ、これ以上は、駄目ですよ……」 私がそう言うと、ゆかりさんはそっか、と少しだけ残念そうに口を開きます。 「美味しそうなんだけどな……」 耳まで熱くなるような錯覚を覚えさせられる言葉に戸惑いながら、私はゆかりさんに言葉を返します。 「……これ以上は駄目、ですよ……」 そう言うと、彼女ははぁい、と口を開き私からゆるゆると手を離しました。 私は高鳴り胸打つ鼓動を抑えながら、私は何とか布団から這い出ます。
8 21/02/23(火)06:51:08 No.777504684
……食われるかと思った、ですが勝ったのは恐怖心よりも何か、言葉にし辛いもの。 背後でゆかりさんがゆったりと布団から這い出て、伸びをしながらフローリングに降り立ちます。 「それじゃあ、朝の準備、しようか」 そう言う彼女の顔はすっかりいつもの表情で、さっきまで色めき立っていたような顔色を見せません。 「は、はい……」 私は少ししどろもどろに成りつつも、先にトントンと洗面台に歩いていくゆかりさんに着いていきます。 それからは顔を洗って、歯を磨き、朝食を取るために何時ものように居間の食卓につきます。 ……何か、どんどんと後戻りできなくなっている気がします。 日々、少しずつ少しずつ何かを塗り潰され、染められていく感覚。 不快感ではなく、歓喜にもにた色合いに変わっていく。
9 21/02/23(火)06:51:42 No.777504726
抵抗しなくては、そう思っているのに気がつけば私は今日も彼女に抱きしめられています。 私はそんな事を思いつつ、ご飯を食べ終えて食器を洗い終えると、背後からゆかりさんに抱き上げられてしまいました。 「きゃっ」 ゆかりさんの細腕の何処にそんな膂力があるのでしょう、私はそんな事を思いつつ、私を抱き上げソファに運んでいく彼女にささやかな抵抗の意を示します。 「も、もう……駄目ですよ、朝から……」 そう言うと、ゆかりさんは小さく嘆息したような息を漏らし、ソファに二人で横たわりつつ、私の体をひっくり返してゆかりさんの方に向けます。 「ぁ……」 彼女の顔色は先程のポーカーフェイス気味の顔色ではなく、先程のベッドの中で色めき立つような色合いに変わっています。 「駄目……」 私がそう言いますが、ゆかりさんは私をぎゅぅっと抱きしめつつ、私の耳に言葉を溶かし込みます。
10 21/02/23(火)06:52:32 No.777504779
「少しだけ、いいでしょ?」 時刻はまだ7時。 悲しいかな、出勤まではまだ時間があります。 「で、でも……」 私がそう言うと、彼女が私の首筋に舌を這わせながら僅かに私の腰を抱く力を強めました。 「……ね?」 ああ……あの目だ。 溶かし込むような熱を孕んだ紫色の目線に貫かれると、私は何も言えなくなってしまいます。 「……少しだけ、ですよ」 そうして今日も私は彼女に少しだけ、少しだけ齧り取られていきます。
11 21/02/23(火)06:58:19 No.777505102
今日はここまで su4622772.txt 情に棹させば望郷の果、きりたんまだ齧られただけです頑張って耐えて下さい 尺牘 >初夜は何時ですか 四日後にきりたんが抱かれ、性的コンテンツへと昇華されます 怪文書に関してはいい感じ、いい感じですが、あのままではレイプに屈したゆかりさんの苦しさが勝ってしまうので ゆかりさんの可愛さを直接的な表現や、感情で表現するのを日常にどのように感じて、どんな空気感でマキさんがゆかりさんに接しているのかを怪文書起こしするとふたなりセックスへまろやかさを加えられると思います
12 21/02/23(火)07:03:58 [s] No.777505417
>怪文書に関してはいい感じ、いい感じですが、あのままではレイプに屈したゆかりさんの苦しさが勝ってしまうので >ゆかりさんの可愛さを直接的な表現や、感情で表現するのを日常にどのように感じて、どんな空気感でマキさんがゆかりさんに接しているのかを怪文書起こしするとふたなりセックスへまろやかさを加えられると思います ※あくまで自分の好みなので、もし見てたら参考程度にしてください ゆかまき、美味しゅうございました
13 21/02/23(火)07:16:09 No.777506192
アルジャーノンに花束を あれ共に一夜を明かすシーンあるじゃん あれがなんなのか知ったが最後だとずーーーっと思ってたんだけどこれは違うな?ゆかりさん自分でたどり着くな?
14 21/02/23(火)07:56:43 No.777510071
こんなのもう前戯じゃん…
15 21/02/23(火)08:47:15 No.777516945
間に合った 感想文感謝で御座います 用事ありますので後ほど読ませて貰います