虹裏img歴史資料館

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21/02/22(月)00:28:47 私は、... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1613921327588.png 21/02/22(月)00:28:47 No.777145001

私は、あの男が××だ。 名を呼ばれる度に、彼がチラついて。 そのくせ、側に居られると、彼とは違う事を嫌でも認識させてくる。 なんだ、あの男は。 あの男の笑顔は、儚げだった彼とは違う。 底抜けに明るくて、喧しい。 あの男の撫で方は、優しかった彼とは違う。 ガサツで杜撰で、自分基準の曖昧な力加減で撫でてくる。 そんなあの男が、私は××だ。 ……××の中を、二つの言葉がグルグルと回る。 優しくてお人よしなくせに、肝心な時に気が利かなくて××になる。 彼とは全然違うのに、側に笑って居られるだけで××になる。 ……わからない。 私はあの男が、××なのか、××なのか。 わからないの。

1 21/02/22(月)00:29:07 No.777145142

だけど、もう答えを決めなきゃいけない。 だってあの男が、私の手を握ってる。 「詩音!」 あの男が、私を赤い顔で見つめてる。 「俺、詩音の事が、××だ!!」 あの男の言葉に、どう返せばいいの。 わからない。どうしたらいいの? ××と、××が、せめぎ合って、答えを出そうと頭の中でのたうち回る。 ……えぇ。でも、結末なんてわかってるの。 ××よりも、××の方が強いんだ。 あの男と居た時間を思い出すと、××が増えていく。 けれどそれ以上に、抑えきれないほどに、××も増えていく。 私の中で、心を染めるように争う二つ。 それが、あの男の事を考える度に、徐々に一つに染まっていく。 ……うん。そうだ。どれだけ言い訳しても、私は……。

2 21/02/22(月)00:29:21 No.777145274

「……はい!私も、圭ちゃんの事が××ですっ……!」 私は、あの男の事が、あの男が私を思うよりも、××だ。

3 21/02/22(月)01:12:37 No.777160755

圭詩いいよね…

4 21/02/22(月)01:15:44 No.777161681

二人の相性は間違いなく良いよね

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