虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

21/02/17(水)00:06:48 No.775521532

チョコばかり食べ続けて、「」の血液がチョコレートになって… あるいは汗や唾液までチョコになってしまうのではないか、と。 心配してしまうほど口の中にチョコの味、鼻にはチョコの香り。 部屋の中には濃厚なチョコの匂いが充満している。お菓子の家。 おかしいさんは居たっけと思い出そうとしたが中々思い出せない。 逝きさんが結構おかしいさんの部類なので親しみが持てそうだが。 「あははは！！いっぱい食べてくれましたね「」さーーん！！！！」 唇の端にチョコを付けて、逝きさんが笑う。その口の端についたチョコは咥えていたチョコの破片か。 あるいは「」の口から移ったチョコか。すでに判然としない。バレンタインデーから何日が経ったか。 彼女が用意してくれたチョコの何割を消費したか、「」は尋ねるのも恐ろしい。チョコに次ぐチョコ。 このチョコレートが愛の証なら膨大な愛だ。いや愛を定量化するものではないだろう。だがそれでも。 恐ろしいチョコの量だ。だが「」はこれを食べなければならない。ただ口に押し込むだけではなく… 味わって食べる必要がある。それは逝きさんがくれたチョコだからだ。「」として応えなければならない。