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21/02/16(火)05:53:36 この怪... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1613422416862.jpg 21/02/16(火)05:53:36 No.775281559

この怪文書は社会に疲れたきりたんと、結月ゆかりをてきとーに書いた怪文書です 役に立たないあらすじ ゆかりさんがシュクメルリを作りました。

1 21/02/16(火)05:54:14 No.775281576

寝苦しい夜、そういう時もしばしばあるものです。 例えば精力のつく大蒜料理を食べた夜、気になる女の子に抱かれて眠る事になった時とか。 ……有り体に言えば今のことですね。 そもそも、精神的にはかなり成熟しつつ或る筈の自分が、10歳も年下の子に抱かれてドキドキしてしまうとかは有ってはならない事です。 言い訳をするとするならば、肉体は精神を構成するメインコンポーネントで、精神と肉体は分かちがたく。 そしてまた私の肉体は若々しい年齢であった、ということでしょうか。 ……いえ、正直小学生以降成長しないっていうなら、いっそ一生小学生が良かったのですが、社会はそうは問屋が卸しません。 ……ええっと、何の言い訳なんでしょうか。 兎に角、久しぶりに精力的に漲ってしまったので、私は少し……いえ見栄を張りました。 かなり私は今、性欲を持て余しています。

2 21/02/16(火)05:55:28 No.775281620

然し私を抱いて寝ているゆかりさんを起こすわけにもいきませんし、それに性処理なんて見られたらなんて言い訳すべきかも思いつきません。 ……しかも最近のゆかりさんは、毎日彼女の日記を見る限りですが、何処か私をかなり危ない目で見ている気がします。 もしこれが気持ちいいこととか、もっとしてあげたいとかそういう感情を抱かれた日には、私がママになるのは遠からない事です。 家に帰ってきた瞬間押し倒されてでもしてみなさい、きっと不味いことになります、私が。 詰まるところ私は彼女の柔らかな体に抱かれて、甘い匂いを嗅ぎながら静かに寝ていなさいということになるのです。 ……ですが、最近は一旦引いた性欲の波がふいにパッと湧き出るかなり危ない時期です。 何時まで持つでしょうか……持たなかった場合、多分ゆかりさんに滅茶苦茶にされます。 私は寝ている彼女を起こさないように静かにため息を吐き出しながら、最近の彼女の成長について意識を傾けます。 思えば彼女は毎日少しだけ、けれどかなりの変化を遂げているような気がします。 それはとても喜ばしいことだと思います。

3 21/02/16(火)05:56:06 No.775281642

例えば愛情というものへの理解や、美味しいご飯への興味、読書習慣、少しずつでも成長というものが見て取れるのではないでしょうか。 恐らくですが、以前の彼女であれば他人への興味は酷く薄かったでしょうし、他人への動機が母の言葉以外のものでは無かったでしょう。 自分自身から何かを行い、見返りとして情を受け取ろうとする姿勢。 マズローの欲求階段を少しずつ登り始めている気がします。 ……ただ少し不味いのは、彼女が抱いている社会的欲求がかなりの割合で私が占めている事。 そして、社会的欲求に関して、家族というものが彼女に居ないことでしょうか。 ……今からでもママっぽく振る舞ってあげたほうが良いのでしょうか、そんな事を思いながら眠っている彼女の顔を見ます。 私を安全毛布のように抱きながら眠る彼女は、私の考えている事など知る由もなく小さな寝息を立てています。 ……きっと母親から若い内に切り離されて、頼る先も無かったんでしょうね……そんな事を思うと彼女の苦労についてぼんやりと思いを馳せます。 社会というのは正しい方向へと努力をしたもののみに、一見平等なある程度の富を与えます。

4 21/02/16(火)05:56:43 No.775281653

そんな事を考えながら、彼女が安心して眠る様を見ながら私は苦笑いを零しました。 ……やっぱり、私は親として彼女に接して上げるのが一番なのでしょうね。 私はそう思いながら、眠っている彼女の頭に手を伸ばし頭を撫でた後、もう一度目を瞑りました。 おやすみなさい、ゆかりさん……ただ、その内ベッドは買ってあげないと…… そんな事を思いつつ私は思考を止めて、徐々に眠りへと体を預けていきます。 ──── 耳に聞こえる呼吸音が徐々に遠ざかり……そして、突然のピピピという軽快なアラーム音で目を覚まします。 もう朝か……私がそんな事を思いながらゆっくり体を起こすと、時計は何時もの起床時間を指差していました。

5 21/02/16(火)05:57:34 No.775281681

「ふぁ……」 私があくびをしながら体を起こすと、私と一緒に目が覚めたゆかりさんが私を後ろから抱きしめます。 「おはよう、きりたん」 今日も朝から元気だなぁ、そんな事を思いながら私も口を開きます。 「おはようございます、ゆかりさん」 私がそう言うと、彼女がまるで猫を可愛がる子供のように体を擦り付けてきます。 「……何かありました?」 私がそう言うと、彼女は顔を傾けながらこちらを見ています。 「んーん、何でも」 そう言う間にも彼女は私の体に猫がマーキングでもするように、体を擦り付けながら私の首筋の匂いを嗅ぎます。

6 21/02/16(火)05:58:40 No.775281720

発情期の猫みたいだな……そんな事を思いながら立とうとした瞬間、私の腕を掴んで私の体の向きを180度反転させます。 それから私が何かを言うまもなく、何時もより少し長めのキスをして彼女は立ち上がっていきました。 「それじゃあ、顔洗おっか」 そう言って私より先に立ち上がると、スタスタと洗面所へと歩いていく彼女の後ろ姿を少し名残惜しそうに眺めました。 ……私は何がとは言いませんが、気がつけば何かを期待していたらしく、少し残念に思っていたようです。 昨日の夜に親のように振る舞うと決めたじゃないか、と思いつつ私はため息をついて立ち上がります。 それからは先に顔を洗っていたゆかりさんが、顔についた水滴をタオルで拭うのを尻目に何時ものように二人並んで顔を洗って歯を磨きます。 昨日より上機嫌になったのは良いのですが、ニコニコと笑いながら歯を磨く彼女を見ているとため息が漏れそうになります。 人の気持ちも知らないで……そんな事を思いながら歯を磨いていると、ゆかりさんはこちらを見て不思議そうな顔をします。 「きりたん、何かありました?」

7 21/02/16(火)05:59:01 No.775281731

何かありましたじゃないですよ、と言いたくなるのを抑えつつ私は口の中の歯磨き粉を洗面台に吐き捨て。 何とか作り笑いを零しつつ、ゆかりさんににこやかに答えます。 「何でも無いですよ」 「そっかぁ」 そう言いながら彼女は私の頭を撫でて、足取り軽く朝食を作りに台所へと向かいます。 ……そう言えば久しぶりに人に頭を撫でられたなぁ……なんてアホみたいな事を考えつつ、私も口の中を水で濯ぐとリビングへと向かいます。 そっかぁじゃないんだけどな……と思いつつ、彼女に撫でられたのが素直に嬉しく思いつつの複雑な心境。 仕舞いにゃ押し倒して食べちゃうぞ、なんて思いながら食卓を布巾で拭うとゆかりさんが食パンにジャムとソーセージを載せて運んできます。 ああ、何時もの食卓だ……そんな事を思いつつ、私は朝ごはんを食べます。 そんな事を思っていると、ゆかりさんが珍しくミルクティーを入れてきました。

8 21/02/16(火)05:59:18 No.775281743

「珍しいですね、紅茶なんて」 私がそんな事を言いながら、ゆかりさんを見ると彼女がニコニコと笑いながら口を開きます。 「きりたんがおすすめって言ってたから、好きなのかと思って」 「ええ、好きですよ」 私がそんな事を言いながら食卓の席につくと、ゆかりさんも私の横に座って両手を合わせます。 それからほぼ同時にいただきます、と言って食事を取り始めました。 ミルクティーを一口啜ると、牛乳の強い主張に少し流され気味の紅茶の味が浮かび上がってきます。 恐らく紅茶を見様見真似で入れたものの、時間のルールをわからないまま、もしくは分量を間違えて入れたのでしょう。 とはいえ、最初に見様見真似で入れたには及第点、次回からはちゃんと紅茶の入れ方も教えてあげることにしましょう。 「うん、良く淹れれてますよ」

9 21/02/16(火)05:59:48 No.775281764

私がそう言って彼女の頭を撫でると、ゆかりさんも嬉しそうに微笑みました。 それから食パンをジャムと、少し薄いミルクティーで食べ終え、私は食器を洗面台で洗います。 「ねえ、今度どんな運動をしよっか」 そう言いながらゆかりさんが私の背後から私に擦り寄ります。 行き成りの猫なで声気味のゆかりさんの声に私は思わず、背筋がゾクゾクと震え、食器を取り落しそうになってしまいました。 「え、えあ、ら、ランニングとか良いんじゃないですかね!?」 そんな事を私が言うと、ゆかりさんはそっかぁ、なんて言いながら私の体に暖かな指がそっと触れてきます。 「ゆ、ゆかりさん……?」 「んー?」 私は恐る恐る彼女の方を振り返ると、彼女は何時ものようにニコニコと笑っています。

10 21/02/16(火)06:00:39 No.775281794

彼女の一家は元からこれくらいの距離感が普通なのでしょうか……私はそんな事を思いつつ、食器を洗い終えると乾燥棚に並べます。 ですが私が衣服を着替えている最中も、彼女はニコニコと時折私の肩を触ったり、頭を撫でたりと今日はやけにスキンシップが明らかに多いのです。 恐らく昨日の大蒜たっぷりの料理で、すっかり発情期のようになったゆかりさんに私はドキドキさせられながら、何時ものスーツに着替えます。 「そ、それじゃあ行ってきます」 私がそそくさとそう言って彼女の方を振り返ると、彼女はとっとっとと私より大きな歩幅で近寄ると私の顔を掴んでキスをします。 これも何時もよりたっぷり、もう明日からは大蒜を買うのは控えよう、そんな事を思いつつ私は酸欠気味のまま家を出て会社へと向かうのでした。 ────

11 21/02/16(火)06:02:43 No.775281862

今日はここまで su4603505.txt 君もきりたんに自分だけのゆかりさんを育てさせて、オリジナルゆかりさんにきりたんが滅茶苦茶になるのを見守ろう!

12 21/02/16(火)06:41:23 No.775283228

成る程…ドSゆかりんに恥ずかしいところ詰られながらどっちゅどちゅ頭へんになるまで犯されるきりたんもあるのか …ゆかきりはいいなぁ!

13 21/02/16(火)06:50:07 No.775283686

大体のきりたんが30日後に負けるのか…

14 21/02/16(火)06:50:58 No.775283737

まあ勝ち目のない戦いだよね

15 21/02/16(火)06:57:23 No.775284058

いいわね

16 <a href="mailto:s">21/02/16(火)07:19:34</a> [s] No.775285433

自分が良かれと思って育てた方針で滅茶苦茶に愛されてしまうきりたん良いですよね……

17 21/02/16(火)07:33:29 No.775286507

いい…

18 21/02/16(火)08:06:07 No.775289184

大蒜は催淫剤 きりたん覚えた

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