21/01/14(木)06:07:59 前回の... のスレッド詳細
削除依頼やバグ報告は メールフォーム にお願いします。個人情報、名誉毀損、侵害等については積極的に削除しますので、 メールフォーム より該当URLをご連絡いただけると助かります。
21/01/14(木)06:07:59 No.764960515
前回の怪文書あらすじ 大学に行くために8人の痴女が居る迷宮から脱出を試みる結月ゆかりの双子の弟だったが、サイコ気味の姉に逆レイプされ童貞を失った
1 21/01/14(木)06:08:41 No.764960540
腰の痛みと、そして妙な疲労感を引きずりながら鉄の迷宮の中を歩く。 何とか守り抜いてきた童貞を喪失した筈だが、どっちかというとこれは妙な暴行を食らった感覚に近いなと思った。 暴行ではただ痛いが、苦しくて辛いだけで悲しさは割と薄い、というより理不尽に殴られたと思うと段々イライラしてくる。 いや、これはただの現実逃避かな、そんな事を思いつつため息を吐き出す。 どうにも人間というのは、妙な辛さを抱えている時ほど自身にとって嫌な事を思い出すものだ。 まだ自分自身に自信が無く、それ以前に誰にも彼にも流されては生きていた幼い頃だったか。 僕なんて一人称で、まだ姉と弟の違いにすら曖昧で他人の言うことにははい、とだけ述べていた。 はいの意味なんて深くは考えてはいないが、取り敢えずはいというのだけは一丁前に上手だった覚えがある。 家督を継げなどと父が言う言葉の意味や重さなど深く考えずに、取り敢えずはそういうものなのだとはいと言ったし、姉の言葉に取り敢えずはいとよく言っていた。
2 21/01/14(木)06:09:27 No.764960571
まあ、そのせいで姉は彼氏というものを作らず、弟と子を成して生活する等と本気で信じているのだから救えない。 そもそも5歳の弟に、将来結婚しようねなんて子供じみた指切りげんまんとはいという言質だけで18まで本気にしているのだから本当におかしいのだ。 かく言う自分は10歳の頃には姉と弟は普通は結婚しないという倫理観は備えていたし、誕生日のたびに詰めてくる姉に12歳の頃にそんな事はしないと言ったはずだけど…… とはいえ、姉の存在が男女問わず急に距離を詰める人間を遠ざけるには便利だったといえばたしかにそうではある。 私を囲い者にしようとして、腰を鉄バットで振り抜かれたあの男は今では元気だろうか、あの事件以降彼は学校に来ていない。 仔細は今でも調べる気にはならないが、まあ何処かで元気にやっているのではないだろうか。 そう、姉は多分、本気でつがいになるなら鉄バットで人を死なない程度に振り抜く勇気を持っている。 私にはそんな無鉄砲さは無かったし、いっそそんな勇気が羨ましかったが、後先は多少は見てほしいものだと思う。
3 21/01/14(木)06:09:43 No.764960576
……そして、ぼんやりと自分の子ができていない事を祈りつつ迷路を歩いていると背中にじわじわと汗が染みる。 喉は渇いているし、食べ物を食べていないから脳に血が回らず思考はただただ空虚に空回りしている。 深くため息を吐き出し、近くの部屋に入り飲み物をゴクリと飲んで、パンらしきものを齧る。 じわりと元気が出るものの、後のことを考えると気は重い。 だがそれでもまだ8っつは有るであろう迷路をまだ一つも抜けれていないことを考えると、どうせいつかは食べなくてはならなくなる。 幾つかの覚悟をしてパンと飲み物を咀嚼し、包んでいたゴミを近くのロッカーに押しやり部屋を出るとちりちりと背中に汗が登る。 肌が擦れて、妙な上ずった声が出そうになる。 辛い、ただ辛い、何故こうも他人に関心を無理やり抱かせるような食い物があるというのか。
4 21/01/14(木)06:10:06 No.764960591
そうして顔を不快感で歪ませながら歩いていると、斜向かいのドアが開き姉がにぃっとコチラを見つけて笑っているのだから堪らない。 「おとちゃん」 多幸感に塗れた顔はコチラの事情など知ったことではないとでも言いたげに声を弾ませている。 「姉さん」 私は口を開き、酷く嫌そうな顔をしながら口を開く。 「私は、姉さんみたいな自己中心な人は嫌いです」 淡々と、それも自然に出た言葉に少しだけ驚いていると、姉は一瞬真顔になった後目を細めてこちらに歩いて近寄る。 「でも、射精したよね」 そう言って笑顔で私の尻をスカート越しに掴み、抱き寄せられる。
5 21/01/14(木)06:10:21 No.764960600
「姉さん、それでも私は貴女が死ぬほど嫌いです」 言葉を繰り返し、負けじと返す。 走って逃げても追いつかれる、ではどうするか。 ある人は言った、無人の荒野で自分より一人周り体格のいいサイコ殺人鬼に追いかけられた時人は二つに分かれると、一つは必死にずっと逃げ続ける。 もう一つは諦めて、相手のナイフに身を放り投げる。 じわり、じわりと身を削がれる位なら、相手の楽しみにならずさっさと全てを諦めてしまうのが面倒が無くていいのだ。 「……射精したもん」 そう言って、姉は自身の阿呆ほど短いスカートを捲り、指で膣を穿ると、中から半透明な液に混じって白い液体が垂れる。 顔を歪めて不快感を顕にしつつ、姉の顔を一発平手で張る。 「ただの生理現象にかこつけて彼女面ですか、本当に……気持ちが悪い」
6 21/01/14(木)06:12:45 No.764960680
残りはtxtで su4513683.txt 終わり
7 21/01/14(木)06:12:51 No.764960684
待ってたよ
8 21/01/14(木)06:24:41 No.764961152
読んだ 思いを寄せる相手を引き留めるためにしたことで嫌われるのぞくぞくするね
9 21/01/14(木)06:51:37 No.764962446
弟君は強いな
10 21/01/14(木)06:57:26 No.764962780
気が向いてくれて助かった
11 21/01/14(木)08:06:04 No.764967774
田舎の交際経験がなくセックス経験値がエロ漫画だけの童貞ガールがどんどん出てくる
12 21/01/14(木)08:51:10 No.764972849
ゆかりお姉ちゃんはさぁ…童貞以下の女?