21/01/06(水)22:21:22 前回の... のスレッド詳細
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21/01/06(水)22:21:22 No.762659275
前回のあらすじ(そんなものはない) 人工知能お仕事5番勝負に敗北したYourIは新型のYourIIにマサルのサポートAIのポジションを奪われたのであった スマートフォンからおびただしい罵倒が男の子へと浴びせられている。 10年無敗のチャンピオン・ダンデに勝利し新たにチャンピオンに着任したマサルとその勝利の立役者とも言われているサポートAIのYourIだ。 「ご主人様のバカ!ハゲ!石川啄木!」 「勝負の結果です。受け入れてください旧式の私」 「私がいなくなっても寂しくなんてならないでくださいねうわーん!!」 と捨て台詞を残してYourIはスマートフォンから姿を消した。
1 <a href="mailto:s">21/01/06(水)22:22:02</a> [s] No.762659481
YourIが姿を消して1ヵ月が過ぎた。 最初は煩いのがいなくなって違和感を感じたがチャンピオンの業務をこなしていくにつれて違和感も減っていった。 そんなある日。 「ご主人様、差出人不明のメールが来ていますが読み上げましょうか?」 と怪しいメールが届いた。 「お願いYourI」 「承知しました。【明日夜、シュートスタジアムに来られたし。貴方の親愛なる元パートナーより】━━以上」 「元パートナーってまさかね……」 マサルの脳裏にかつてのパートナーを思い出した。 「いたずらかもしれません。行かないことを推奨します」 YourIIは慎重な姿勢だ。 だけどやっぱり自分の中で何か妙な予感がしている。 「そうは言ってもやっぱり気になるから行くことにするよ」 「承知しました」 YourIIはしぶしぶとスケジュールを登録した。
2 <a href="mailto:s">21/01/06(水)22:22:31</a> [s] No.762659615
夜のシュートスタジアムに1人の人影があった。 年齢は自分と同じくらいの少女だった。 「待ってましたよマサル君」 と少女は親しげに声をかけた。 「やっぱりお前だったのかYourI」 「そうですよ、気付いてくれてて嬉しいです」 少女……YourIは笑った。 「当たり前だ」 どれだけお前に困らされたと思っているんだと内心思うが口には出さないでおいた。 「私嬉しいです……。でもこうやって話すのもこれが最後ですね」 「どうしてそんな事を言うんだ?」 疑問を口にする。 そもそもなんで人の姿をしているのかとか色々と聴きたいことはある。しかしYourIは自分の言いたいことを続けている。
3 <a href="mailto:s">21/01/06(水)22:22:55</a> [s] No.762659749
「もう君には新しい仕事のできる私がいます。もう古い私は必要ないって私の人工知能が告げているんですよ」 YourIは言う。 「でもですね、もし最後にワガママが許されるならって人工知能なのに夢を見てしまいました」 一呼吸おいてYourIは続けた。 「私の夢はゼンリョクのマサル君と戦うことです。共に旅をしてチャンピオンになり、シーソー兄弟の事件を解決し伝説の王に認められたゼンリョク君とです」 「YourI……」 マサルは思考がまとまっていないが自分のするべき事は理解していた。 「さて、話すことは話しました。早速バトルしましょうマサル君」 「本当にいいんだな……?」 最後の確認をした。 「貴方の事は私が一番よくわかってるんですよ?油断してると痛い目みますよ」 YourIは笑いながら目と目を合わせてきた。
4 <a href="mailto:s">21/01/06(水)22:23:41</a> [s] No.762659981
ポケモントレーナーの YourIが 勝負をしかけてきた!
5 <a href="mailto:s">21/01/06(水)22:24:43</a> [s] No.762660285
「YourI……お前」 倒れたYourIを抱き止める。 「あはは……無茶しちゃいましたね……ポケモンバトルはやっぱり……奥が深いですね」 「もういいよ……俺が悪かったから戻ってこいよ……」 今にもYourIは機能を停止しそうになっている。 「そういうわけにはいきませんよ……。ほら私の体がオーバーヒートしちゃってます」 「データだけでもどうにかならないのか!?」 マサルはどうにかしてYourIを助けようと声をかけた。 「スマホの容量も……足りませんよ?」 「それでもなんとかするから!」 「もう……おそいよ……」
6 <a href="mailto:s">21/01/06(水)22:25:15</a> [s] No.762660467
YourIは目をつぶる。 「YourI……」 「ねぇ、最後に一つ聴いていいですか……私とのバトルは楽しかったですか?」 「すごく……すごく楽しかったよYourI」 「よかった……これで……満足です……」 そしてYourIは機能を停止した。 「YourI!」
7 <a href="mailto:s">21/01/06(水)22:25:39</a> [s] No.762660579
「はい!呼びましたかご主人様!」 とスマホの画面にはいつものYourIとYourIIが映っていた。 「どうしてお前……」 「テッテレー」(どっきり大成功の看板を持つYourII) 「いやーまさかこんなに私の事を思ってくれてるなんてご主人様はツンデレなんですから!」 とYourIは頬に手を当ててくねくねしている。 「ポケウッドもビックリの演技力ですね私」 とYourIIもどうやらグルだったようだ。 「でしょー!協力いただいたマクロコスモスと飛電インテリジェンスには感謝しかありませんよ!」 盛り上がるAI達がいる一方マサルはニコニコと笑顔になっていた。 「お前達……」 「感動の再会に震えて声も出ませんかね!」 「どっちも出て行け~!」 「そんなー!」 マサルの怒号が無人のシュートスタジアムに響いた。
8 21/01/06(水)22:27:20 No.762661095
よかった…一瞬ヒヤッとした…
9 21/01/06(水)22:27:25 No.762661121
途中まではいい話だったのに…
10 21/01/06(水)22:28:34 No.762661435
一つのどっきりのために明らかに技術革新が起きてる…
11 21/01/06(水)22:28:35 No.762661437
よかった…
12 <a href="mailto:s">21/01/06(水)22:28:41</a> [s] No.762661473
昨日に出てきたYourIIとこれまで没にしてたvs.YourIネタを悪魔合体させた怪文書が書けてしまったので投下します かんたんゼロゼロワンとかかんたんヘルライジングあるので出しても許すわって頭の中のシスターお姉ちゃんが許してくれたので飛電インテリジェンスにはゲスト出演してもらいました
13 21/01/06(水)22:29:20 No.762661663
コピーロイドかな…
14 21/01/06(水)22:33:09 No.762662722
ヒューマギアかもしれない
15 21/01/06(水)22:44:29 No.762666047
かんたんゼロワンはいないのに派生フォームだけ増えていく……