虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

20/12/23(水)00:25:08 No.757770510

近頃はとみに寒いので「」は布団の中で足の冷えに耐えている。 「あはは！隣で寝ても良いですか「」さん！！」　「良いよ」 逝きさんが擦寄ってきて何度目かのお休みのキス。肉体的接触。 それから笑顔のままで彼女も睡魔に抗えず、眠りに落ちていく。 「」はその一部始終を見守って、隣の布団にある彼女の体温が… 夜闇を通して伝わってくるような錯覚を感じつつ居住まいを直す。 寝床でゴソゴソして逝きさんを起こさないか心配だったけど… 杞憂だった。「」は眠ったまま虹裏をする方法は無いかと（睡眠学習の要領で）眠れない頭で考えつつ… 隣の逝きさんをチラチラと横目で見てしまう。彼女と同じ布団で寝れば、きっともっと温かいのだろう。 己のような怠惰に日々を過ごす人間が大それたことを思いつくものだ、邪なやつめ、と「」は自虐した。 畢竟、彼女とどのように口づけを交わそうと昼間疲れた眠っている相手に懸想するなど以ての外である。 下卑た欲望を振り払うため、「」は逝きさん愛してると唱えつつ、虹裏で最近流行ってるものについて… 思い起こそうとしていると、闇の中じっと自分を見詰めている彼女の両の眼に背筋が思わずぞっとした。