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  • 泥のポ... のスレッド詳細

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    20/11/11(水)22:41:53 No.745320779

    泥のポッキー

    1 20/11/11(水)22:44:50 No.745321832

    https://seesaawiki.jp/kagemiya/ https://zawazawa.jp/kagemiya/ 最後まで泥たっぷりなwiki

    2 20/11/11(水)22:46:11 No.745322344

    テンカ、ポッキーは好き? うん、ポッキー。買い出しの時に菓子も買っておこうと思ったら、今日安かったから買ってきたんだ。 そう、11月11日、ポッキーの日って。ここではそんな記念日があるんだね。テンカの分もあるから食べるといいよ。はい。 ……何って、ほら。はい、食べて。そう、そんな風に。はい、あーん。 ―――そ、そんなに拒まなくても……確かに変かもしれないけど、別にいいじゃないか。……あ。 ん、おいしい?……そうか、ならもう一本。はい。 ………………はい、あーん。 ―――――― ……その、さっきのは。 ごめん。えぇと、騙すつもりじゃ、なかったんだけれど。その。 あ、あの……どうしても、してみたくて……い、いやこれは、あぁぁぁぁぁ…… ―――嫌じゃ、なかった?そ、そうか。なら、うん。だったら…… ……ポッキー。まだ、あるよね。―――どうしようか?

    3 20/11/11(水)22:49:05 No.745323479

    1111。伝統的に菓子業界の一角に動きがある。旧時代より続くポッキーのプロモーションだ。 仕事終わりにおまけで貰っていたそれを齧り、ニュースを見ている合間に自分とパーシヴァルの姿が映った。 日常を背景に場面が移り変わり、それぞれのシチュエーションでポッキーを口にして、そして――― 「――――――!!」 咄嗟に目を逸らした。CMが終わったのを熱い耳で聞きながら、恐る恐る画面に向き直る。 古くから続くポッキーのレガシーと説明は受けたものの、撮影時は心臓が飛び出しそうになっていた。 「いやぁ、まさか撮影の時の見せかけからこう仕上がるととは……」 それは隣のパーシヴァルも同感のようで、苦笑しながらも透き通った白い肌には明確に朱が差している。 CMは何度も流れる。今日は羞恥の洗礼を互いに受けていた。が、 「その、パーシヴァル」 振り向かせた彼女の顔が、ポッキーを咥えた自分を見て静止した。 仕掛けたというにはあまりに稚拙、勢いといえばあまりに不誠実かもしれない。 それでも、跳ねる鼓動を押しながら、画面の二人の前で差し出す。 ただ、この日を演技で終わらせたくなくて。

    4 20/11/11(水)22:50:01 No.745323844

    イチャイチャしやがって…

    5 20/11/11(水)22:51:03 No.745324220

    この後

    6 20/11/11(水)22:51:37 No.745324462

    世界再編後もポッキーはあるんだ…

    7 20/11/11(水)22:52:14 No.745324682

    ストレガ製ポッキーとかだったりしてな

    8 20/11/11(水)22:52:23 No.745324737

    そうか今日はポッキーの日か…

    9 20/11/11(水)22:57:46 [ポッキー発売前の時期なので] No.745326667

    今年も、街道の方から聖歌が聞こえてくる。 11月11日、リメンブランス・デー。一度目の世界大戦が終わった日、英国では戦没者の追悼が行われる。 僕が生まれたのはその年から10年、更に11年が過ぎた時、僕達を巻き込んだ二度目の戦争が始まった。 銃砲飛び交う中を抜けて、確かに英雄がいた"あの戦い"を超えて、そして今も、この家と彼女のために僕の戦いは続いていく。 まずは纏まった資金を。以前通った道を遡って東方へ、珍しい品や技術を回収する。物騒な道程に備えてサーベルを磨きながら、ふと思った。 ―――チョコレートが食べたい。 兵士として従軍した頃、10代だった僕らに煙草代わりに渡されたもの。 絶品とは些か言い難いが、それを喜び、実戦の前に祈りを込めて頬張っていた瞬間が確かにあった。 だから、この先も続く長い戦いのために、あの時よりもおいしいチョコレートに祈ろうと思い立った。 とりあえず家の人に手頃な菓子を用意してもらうとして……問題は、仕事詰めの彼女の方だ。 時間を作れるかはわからないけれど、そこは何とかして。一緒にお菓子を摘む時間を作って貰うとしようか。 この儚い平和を、幸せだと感じるために。

    10 20/11/11(水)23:04:43 No.745329084

    みんなも書こうポッキー イベントに入ってる…

    11 20/11/11(水)23:07:23 No.745329956

    イベントやろうとしたらシナリオの合間に冗長な戦闘を強いられるので泥書いている 特に戦闘とかせずとも読み進められる泥はいいなぁ…

    12 20/11/11(水)23:07:58 No.745330146

    su4348781.txt ポッキーは関係ないある泥のむかしばなし 怪文書にしようとしたけど長くなっちゃったからSSにしたので分割が変です ゆるせ

    13 20/11/11(水)23:12:59 No.745331866

    くにちゃん……

    14 20/11/11(水)23:15:46 No.745332809

    こいつが綺羅星のラスボスか…?

    15 20/11/11(水)23:20:15 No.745334189

    「ナァ、今日はポッキーの日ラしいゾ」 「は?」 何の日だ、と言いかけて思い出す、そういえば以前テレビで流れていたCMを思い出す 男女で口に咥えたポッキーを食べながら最後に、という奴だ 恐らくだがコイツはそれを見たのだろう、こういう時のコイツは少し面倒な事を言い出す 「だかラ、きょうはポッキーの日ダ。そうイうのを食う日なんだロ?」 案の定期待した目で俺を見てくるが、今日は先手として実は用意してある 「ほらよ、勝手に食ってろ」 ギドィルティにポッキーを投げると、キョトンとした顔をしながらも両手で受け止める

    16 20/11/11(水)23:20:26 No.745334257

    「ハハハ、どうしたンだきょうは用意がイイな」 「毎度毎度お前の話に付き合うのに疲れただけだ、わかってると思うがそれしかねぇから何時も見たいに一気に食うなよ」 ギザギサした歯を見せながら笑ってるギドィルティにそう言いながら銃の整備をするために視線を手元に向ける 「わかったワかった…そうだナこうやって食うのはどうダ?」 菓子を開ける音を立てながら背中を叩いてくるので後ろを振り向いた そこには一本のポッキーを咥えたギドィルティが立っており、何時もの笑った顔を見せる 「ポッキーはこうヤって食うんだろ?早くクわえろ」 …ポッキーの日なんて誰が考えたんだ○○〇〇(クソッたれ)

    17 20/11/11(水)23:21:01 No.745334447

    あいつらイチャついてやがる!

    18 20/11/11(水)23:21:28 No.745334597

    もう顔ごと食われるオチが見えた

    19 20/11/11(水)23:22:31 No.745334913

    ぱふぁ

    20 20/11/11(水)23:31:51 No.745337632

    アンパンマンみたいに顔を食われるこくじんか…

    21 20/11/11(水)23:32:33 No.745337857

    もっとポッキー怪文書増えろ

    22 20/11/11(水)23:36:14 [サラトガwiki登録記念] No.745339042

    「そう言えば、今日はポッキーの日なんだって」 カルデアの個室でソファーに寄り掛かって雑誌を読み寛いでいたエンタープライズはふと目についたカレンダーを見ながら思い出したように言った。 「……なんで?」 エンタープライズに体重を預け、もたれ掛かっていたサラトガは眠そうに聞く。 「11月11日で1が並んでポッキーに見えるからだって。ところでサラ、重いからそろそろ退いてくれない? レックスの部屋行きなさいよ」 しっしっと猫でも追い払うように雑誌を振るが、サラトガが動く様子はない。 「ふーん……」 エンタープライズの言葉を無視して、ごそごそと動き出すサラトガ。 「あ、無視ですか、サラトガパイセン。そうです……ちょっと、人の体近くでごそごそするのくすぐったいんだけど」 サラトガが何処からか出したのはポッキーだった。ポッキーの箱の中の小分けされた袋を開け、自分の分を口にくわえる。 「どうしたのそれ?」 「……マスターに貰った」 (私にはくれなかったのに……) エンタープライズはむっとした表情を見せると、ソファーに深く座り直すと顔を俯け、押し黙る。

    23 20/11/11(水)23:38:43 No.745339818

    エンタープライズの表情を見上げると、少しの間を置いてサラトガが珍しく表情を僅かに変えた。 見る人間が見れば、悪巧みしてるレキシントンみたいな顔だな……と思っただろう。 「……食べる? 不機嫌そうだから上げる」 口にくわえたポッキーをゆらゆらと揺らし、エンタープライズに見せるサラトガ。 「御菓子貰えなかったから不貞腐れたり、人の菓子を食べたがる程子供じゃないわよ」 ふん、と雑誌を放り投げ、顔を反らすエンタープライズ。 口ではそうは言っているが、口を尖らせて明かに不機嫌になって不貞腐れている。 「……マスターから二人で食べてね、って貰った」 やれやれ、仕方ない。とでも言いたげにサラトガはポッキーの袋をエンタープライズに差し出す。 「それを最初から言いなさいよ、もう!」 エンタープライズは鼻息荒く袋からポッキーを取り出すとポリポリとかじりだした。 「……美味しい?」 「プレッツェルの日本版とか思ってたけど意外といけるわね、これ」 機嫌を取り戻したエンタープライズを見て、僅かにサラトガの口角が上がったような気がした。

    24 20/11/11(水)23:39:07 No.745339953

    光…