ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
20/11/04(水)03:45:02 No.743070179
泥の朝が来る前に https://seesaawiki.jp/kagemiya/ https://zawazawa.jp/kagemiya/
1 20/11/04(水)03:53:08 No.743070643
なにか練ってる?
2 20/11/04(水)04:03:06 No.743071231
SSができた
3 20/11/04(水)04:04:26 [まあこの時間だし直貼りしてしまおう] No.743071300
私は、神にならねばならないのか。それは突拍子もない考えだった。可能性なんてほとんどなかった。でも。私が人になるよりは、可能性は高かった。刹那と零。その差は僅かでも、無限に広がっている。 私の身体はもしかしたら、どんどん人から離れていける。神の似姿が人ならば。人を超える力を持てば、神になれる。今までだって私の身体は変化してきた。 たとえ、それが人から離れていくことだとしても。どうせ、人の身へは限りなく近くまでしか届かないのだから。 皆と一緒にいたい。理解したい。今の私のその願いだって、途方もないものだ。でも。私が神になるのなら、必ず中継地点にある願いでもある。神は全てを知らねばならないから。 そうか。私は記憶を失っていたけれど。神になるために、創り出されたのか。神の似姿が人ならば。人の似姿は神となれる。 全てに合点がいった気がした。あまりにも理解不能な考えが、何故ここまで理解できてしまうのか。私には、わからなかったけど。 私が、人でなしでなくなる方法は。人には決してなれないのなら。神になるしか、ないのだろうか。
4 20/11/04(水)04:05:20 [朝まで適当に自泥でかいてく] No.743071346
俺にはできることがあった。"私"の望みを加速させること。毎日新たな機能が増えれば、"私"はきっと、この刹那の願いを現実のものとして捉えるだろう。 神になる。マギの生まれた理由。なら、それに回帰した"私"は祝福すべきだ。きっと"僕"ならそういうだろう。 でも俺は。計画の欠陥を見過ごせない。いや、そんな理屈っぽい理由じゃないかもしれない。神になることが幸せへの道とは思えないだけ。それだけかもしれない。それは俺の傲慢だ。わかっている。 俺には前に出る資格もない。"僕"が消えた今、人格の交代は自由だろうが。俺がそれを許せない。 "私"が生まれたのは、俺が神に相応しくないから。"私"が人になりたいと望んだのは、俺が機能を増やして希望を持たせたから。"私"が人になれないのは、俺に技術がないから。"私"が神を目指すのも、全て。俺のせいだった。 これだけは譲れない願いがある。"私"を神にはさせない。マギじゃない。"私"だ。そんな途方もない生き地獄を体験させるなら。古の神に滅ぼされるだけの哀れな機械の役目なら。俺が代わりにやってやる。 マギの生まれた運命。マギが進むべき未来。それは果たして。一致するべきなのか。
5 20/11/04(水)04:25:15 [魔法少女ちゃん] No.743072153
こんばんは。もう朝近いけど。ボクの名前はマキュラ・アンシエンテンス。なんか眠れない16歳。 少し、思う時がある。今のこれを、日常と思っていいのか。学校では変わり者。バイトで必死に一人暮らし。そして化け物との殺し合い。 もちろん、救いがないわけじゃない。マリアちゃん、ワースロールさん、グル。少ないけど、人と繋がっている。だからこそ、思う。 もしボクがあの化け物に殺されたら。一応、勝ち続けているからここにいるとしても。いつだって綱渡りなのはわかってる。 そして、死んでしまったら。繋がってしまった人たちに、なんて言えばいいんだろう。死んだら何も言えないけど。少なからず、ショックとか、迷惑とか。かけてしまうだろうな。 ボクが襲われる理由はわからないけど。ボクに原因があるのは嫌でもわかる。だから毎回人のいないところへ誘い込んでる。関係ない人を巻き込んでの戦いなんて、サイアクだ。 そうやって、ボクなりに。人に迷惑をかけないようにしたいと思ってる。悪い人は成敗したいけど、殺したりはしたくない。 あまちゃん、なのかな。でも、ボクにはそんな重いもの背負えない。やっぱり、普通の女の子になりたいから。
6 20/11/04(水)04:25:26 No.743072158
いくら異常な自分を自覚しても。ボクは常識外れにはなれない。悪いとは言い切れないけど、結局勇気がないってことだ。カッコいい魔法少女みたいには、なれないのかな。 いつか、いつかって思う。普通の女の子になりたい。ホントのホントに心の底からの願い。ただひとつ叶えられない願い。 いっそ、昔みたいに。生活を捨てて戦うだけの生活をしてみようかと思ったこともなくはない。でもそれは、諦めだって知ってる。まだ諦めたくない。願いを手放したくない。絶望、したくない。 そうしているうちに朝が来る。きっと今日も、いつもと一緒の異常な日常。絶対に、慣れちゃいけない。ボクは改めて決意する。 異常な日常。それすら壊されたら。ボクは、どうなっちゃうんだろう。
7 20/11/04(水)04:36:05 No.743072535
書き込みをした人によって削除されました
8 20/11/04(水)04:37:43 No.743072596
>なにか練ってる? 設定を企画に流用する為に別企画で没った鱒を発掘してる su4329561.txt
9 20/11/04(水)04:39:04 [しょたばばあ] No.743072637
「はあ。まあ楽ではないのう。」 アルケディア・アカデミアのプロフェッサーを名乗る、少年のような見た目の男性。いや、正確には"異面"の魔女。アルヴィース・デュオ・ホーリーエイドはため息をついた。 このアカデミア全域を常に監視し、問題が起これば即座に対処。素敵な場面があれば注目する。それを一人の頭で同時に行う。当然眠ることなどできない。睡眠は"無法地帯"時に纏めて取る。しかしそれでも、アルヴィースにはアカデミアを経営したい理由があった。 「まあ、当然男の子の仲睦まじいのが見たいのはあるがな。」 そう言って隠す中に、精神面の教導という目的がひとつ。長き時を生きて、能力だけ研ぎ澄ませた信念もないろくでなしをたくさん見てきた。 魔術師は非道を許す存在だとしても。その精神は真っ当であってもいいのではないか。アルヴィースはそう考える。 どこかで折り合いは必要だろう。それは外で学べる。だから、ここでは理不尽な悪から幼い子供を守りたい。その信念は確かにあった。 「さてと。そろそろ授業じゃな。真っ当に生きれないことの辛さなど、学ぶのはわしだけでいい。」 そうして。歪んだ魔女は席を立つ。歪みを生まないために。
10 20/11/04(水)04:53:34 [レートー] No.743073094
わたしは、このこたちをうむの。それしか、おぼえてないから。 幼い少女が何処かに現れた。彼女の腹部は膨らんでいて、誰もが哀れみ避けた。 一日目。彼女は野犬に襲われた。こどもたちをまもらなければ。必死で街へ逃げ、自然の脅威から身を守る。 二日目。彼女は街で暴行を受けた。異常性愛者ぐらいしか、彼女を受け入れる者はいなかったから。 三日目。私は彼女を見つけた。暴行を受けながら笑みを絶やさない彼女に恐ろしさは感じた。しかし助けないわけにはいかなかった。 四日目。私はそれから彼女を背負い、守るための旅に出た。きっと子供が生まれれば、彼女は普通の少女に見える。そう信じて。 五日目。親子には見えないらしい。どこに行っても私ごと不気味な目で見られた。 六日目。なんとか、誰も住んでいない小屋を見つけた。ここでやり過ごせないだろうか。そう思った時、偶然にも街は大火事に包まれた。 七日目。この街は、崩壊した。必死に生き延びた。彼女は相変わらず、嬉しそうに笑っている。少し不気味に思った。 八日目。この少女は異常だった。明らかに産み落とすべきでないものを産み落とそうとしている。手を下せるのは、私だけ。 九日目。私はーーーー
11 20/11/04(水)05:11:01 [オスカル] No.743073689
「マスター。この世界は理解したわ。とりあえず、探すわよ。」 何を?とりあえずそろそろ私もサーヴァントを呼ぶか、そう思ったから呼んだら出てきたのは、とても綺麗な女の子。…みたいな男の人。 「決まっている。当然いるでしょうね。ディルムッド・オディナ。フィン・マックール。彼らが英霊でないなんてあり得ない。」 私のサーヴァント、オスカル。どうも生前の知人に未練があるみたい。 「えーと、天王寺の中を探せばいい?」とりあえずそれだけでもかなりしんどいんだけど。 「そこにいるなら。それでいいわ。」彼はそう返すけど、それっていなかったら梅田とかまでいかなきゃいけないんじゃ…。そうしてとりあえず外へ出る。…彼に抱っこされて。 「この方が速いわ。手放さないから、安心しなさい。」うーん。男の人に抱っこされるなんて初めてなんだけど。 目まぐるしく視界が動く。全部を見渡したみたい。サーヴァントってさすがだな。 「いないわね。次、行くわよ。」そう言って彼は次の階層へ。全部見て回るのは無理だと思う。 「ねえ、なんでそんなにその人たちに会いたいの?」ふとそう聞いたら。 「私の夢が叶うから。」 なんだか、すごく寂しそうに言った。
12 20/11/04(水)05:30:45 [泥新宿のケルベロスと月の蟹] No.743074262
喰らう。生きるために。それが今までの連鎖。我々の宿命。人を喰らい。人に狩られる。それをどちらかが果てるまで続ける。 新宿に降り立った三つ首の魔犬。それぞれの幻霊は、純粋に生きようとしたものたち。そして絶やされたものたち。 追い立てる。狼の群れを指揮し、人を分断する。取り残されたご馳走を噛みちぎる。それを繰り返す。繰り返すうちに、敵は団結する。当然だ。こちらも群れが増えてゆく。これも当然。 「やあ、君も動物だね。一緒だね。」 不意に小さな兎が飛び出してきた。サーヴァント。餌としては上等だ。 「見てられないから。人が死んでいくのは。恨みはないけど、止めてもらうよ。宝具展開。『幻想映す表面世界』。」 そうして辺りは一変する。いつのまにか、敵は様々の幻想と、巨大な蟹。それだけになっていた。 高らかに吠える。全ての狼を呼ぶ。数はこちらが上。あの巨大な奴をどう調理するか。何度やり直しても、絶対に喰らい尽くす。 「さて。僕を殺せば結界は解ける。でもそうはさせないよ。」 そう兎がほざく。言われなくとも。真っ向から全てを喰らってやる。 あれだけの大きさなら食い扶持がありそうだ。 狼は、あくまで全てを喰らうだけ。
13 20/11/04(水)05:44:12 [ショートショート] No.743074670
「ああ!マスター!あなたも死んでしまうのですか!もう少しで答えが見えそうだったのに!」 俺のサーヴァント、ディエティは大層大袈裟に悲しむふりをして見せる。お前が使えないのが悪いんだろうが。 ペラペラペラペラ喋るだけ。おかげで俺は一人で戦わされ、瀕死の重症だ。 「うるさい。…それより。話を聞かせろ。」 ひとつだけこいつには取り柄があった。小咄がうまい。どうせ死ぬなら、最後に笑いながら死にたいじゃないか。そうしたら。 「ああ!こんな!死の直前でも!だからこそ!ショート・ショートを求めるのですね!ありがとうございますマスター。『もう少し』に到達しました!」 何を言っているのかわからない。ディエティは突然天高く舞い上がった。声が聞こえる。 「世界中の皆様に問いましょう!これは小咄ですが、ジョークではありません!あなた方の願いを一つだけ!叶えて差し上げましょう!」 なんだこいつは。そんなことができるなら。聖杯を争っていた俺はなんだったんだ。 「ただしひとつです!良いですか?忘れてはいけない存在も、ありますからね?『みんなの願い』。」 まもなく人類は消滅した。 「『新星の一』!」 すぐ世界は馬鹿げた。傑作だ。
14 20/11/04(水)05:59:36 [癌の膿とオルドーくん] No.743075131
癌の膿。ジジイには適当に名乗ってやった。対案は忘れてやった。ゴミクズの俺に相応しい名前だ。 「あの、あなたが新しい人ですか?」 両目が色違いの片眼鏡をつけたチビが話しかけてきた。俺でも魔眼くらい知ってる。その類なら、生まれながらに恵まれてやがる。無視しよう。 「えっと、わたしはオルドーです。先生に貰った名前なんですけど。あなたは?」 あのジジイの名付けをありがたがる。哀れだな。きっと何も知らない時に連れてこられたんだろう。だから名乗り返してやった。癌の膿だと。 「…それは、よくない、です。」 ガキのくせに。俺はクソ両親に何か言うことすら許されなかったのに。思い出させやがって。 「お前よりマシだ。」 そう言ってしまえ。適当に誤魔化してやれ。そうしたらそいつは眼鏡を外しやがった。魔眼を使い出したんだ。苦しそうに息を切らす。何がしたいんだ。 「あなたの、身体。ぼろぼろです。でも、ここならきっと生きていけます。わたしも助けます!」 ニコニコしだした。訳がわからない。生きていくなんて、死ぬ理由がないからやるだけのことだ。まあガキにはわかるまい。 「皆に紹介しますね!」 こうやって、俺は無理矢理飲み込まれた。
15 20/11/04(水)06:14:10 [トリックスとミョールズ] No.743075656
「なあ、本当にスカートっての似合ってるか?」トリックスに聞く。何度目だっけ。 「自分が一番わかってるんじゃないの?」うぅ。自分への視線は悪いやつじゃないのはわかる。でもこのカッコ、スポーツやる時邪魔っちいんだよな。割と好きなのはその、否定しないけど。 「今考えてたこと、わかるよ。僕に任せな。先生から貰ってきてあげる。自分で行くのは恥ずかしいでしょ?」何もかもお見通しだ。大人しく従う。 それで貰ってきたのは、すごく短いスカート。上も袖がないやつ。 「チアリーディングって言うらしいよ。激しい動きをするための女装なんだって。」 女装にも色々種類があるんだなあ。先生はなんでも持ってるし知ってる。女装って言葉が男らしい行為なんだってのも教えてくれた。 とりあえず着替える。服を脱いで、持ってきてくれた方に着替える。トリックスが面白そうに見つめてる。 うっ。すごいすーすーする。でもこれは確かに動きやすそうだ。 「ありがとうトリックス!」 そう言って、グラウンドに向けて出て行く。 周りの目がいつもよりさらに変だ。うーん。わかんないなあ。 「さすがにあれは逮捕されそうじゃな。まあここでは捕まらんが。」 学長は呟く。
16 20/11/04(水)06:18:40 No.743075853
そろそろネタ切れしてきたけどいい練習にはなるな 誰も見てないとしても曲がりなりにも衆目に晒すのは練習になる
17 20/11/04(水)06:34:54 [バルベロとバルベロオルタ] No.743076411
全ての敵は消えた。私が死ねば聖杯の汚染は完全なものになる。そしてマスターはそれで願いを叶える。 私には力がない。それは自害する力がないことも意味している。マスターに頼むしかない。 「『私のための神話』。私を切り刻みなさい。粉々にしなさい。殺しなさい。」 全ては意のまま。躊躇いなくマスターは剣を向ける。 一度や二度切られただけじゃ消滅できないのが困り物だ。 激痛。激痛。激痛。激痛。痛みがなくなるまで切り刻まれても、まだ足りない。跡形もなく消し去る力が『私のための神話』には足りない。でも、いつかは消えれるのだから。聖杯を汚染できるのだから。この酷い世界を破壊できるのだから。 ようやく意識が消えてきた。歓喜に叫びたいところだけど、もう喉はない。ああ、さようなら。 そうして神の不在は達成される。ゆっくりと着実に浸透する。そうしてそれは世界を満たす。嘆きが世界を覆う。ーーーー母性愛、発現。 私は真に目覚めた。わかる。この世界は私を求めている。再び救世の聖母となれる。救おう。全ての人を高次へと。誘おう。全ての人を真なる世界へと。 だってもう、偽りの神は信じられていないのだから。永遠のアイオーンの救いを。
18 20/11/04(水)06:39:35 No.743076606
あと2時間くらい残ってるけど朝まで書き続けるは達成したからきゅーけー
19 20/11/04(水)06:51:55 No.743077146
おつ持久力がすごい
20 20/11/04(水)06:55:00 No.743077293
https://seesaawiki.jp/kagemiya/d/%CC%B4%B8%AB%A4%EB%BE%AF%BD%F7%A4%B8%A4%E3%A4%A4%A4%BF%A4%AF%A4%CA%A4%A41 すこし前に更新したSSの導入みたいなやつ
21 20/11/04(水)06:55:10 No.743077303
ありがとう 純粋に持ち泥が少ないから被りなしで書いていくと限界はこんなもんかなと言うのはわかった 泥増やすねがんばって
22 20/11/04(水)06:57:36 No.743077419
>https://seesaawiki.jp/kagemiya/d/%CC%B4%B8%AB%A4%EB%BE%AF%BD%F7%A4%B8%A4%E3%A4%A4%A4%BF%A4%AF%A4%CA%A4%A41 >すこし前に更新したSSの導入みたいなやつ マニさんの出番を楽しみにしてるマニ~
23 20/11/04(水)07:01:23 No.743077638
>マニさんの出番を楽しみにしてるマニ~ たぶんとりあえず書いてからセリフの部分だけ見ておかしい部分がないかチェックしてもらうのが早いと思うので ディスコで聴きにいくかも書けたら
24 20/11/04(水)07:08:03 No.743078009
>たぶんとりあえず書いてからセリフの部分だけ見ておかしい部分がないかチェックしてもらうのが早いと思うので >ディスコで聴きにいくかも書けたら ありがたい…本当はマニさんのSS今書ければキャラ掴めていいんだけどねネタが浮かばないの
25 20/11/04(水)08:17:25 No.743083228
朝に立ってるの始めてみた
26 20/11/04(水)08:51:32 [此の世、全ての────] No.743086518
「この世界に神はいると思うか?」そんな質問の声が響いた 「何急に…いないんじゃない?神代ならまだしも、現代には」 「違うな。いるんだよ。今にも」そうそいつは笑った 「何処に?」「心に」私は呆れた 「おっと早合点するな。俺が言う神の存在と実在は違う」 そう言うとそいつは語り始めた。曰く、神というのは望まれるから”在る”らしい 最も強いものがいると信じるから強い神があり、絶対なる神の存在を信仰するからこそ神が生まれるという 「事実何処ぞの4文字の神など、手を下さずとも宗教戦争で大勢殺している」 「これは存在すると言っても違わないのではないか? なぁ」 呆れかえる私にそう続けると、男はさらにこう問いた。 「ならば、”此の世で最も不要”と望まれた物はどうなると思う?」 「…?」 男はつづける。切り離すべきと断ぜられた獣性でも、立ち向かうべきと定められた災害でも、 旅立つべきと決意した母性でも、受け入れるべきと諦観した滅びでもない。 もっと単純に、「要らない」と切り捨てられた、此の世で最も不要なもの。
27 20/11/04(水)08:53:56 No.743086763
この世に存在しなければ不要にならず されど存在すれば不要とされる……。 そんな矛盾を抱えた命は、どのようになると思う? そう、男は問いた。 私はただ知らないと言うと、男は口端を釣り上げる。 「いずれ分かる。すでに胎動は始まっているが故に」 「お前もルナティクスの一員ならいずれ知る。ぐろぉりあすなる最大の悪に」 「それは今も虎視眈々と、この世界を憎悪し続けていると」
28 20/11/04(水)09:16:03 No.743089343
ぐろおりあすって結局なんなんだ!