虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

20/10/13(火)00:00:34 No.736383463

>神にも悪魔にもなれるおじいちゃんが残してくれたメイド… ボクの名前はとしき。祖父が亡くなってから半年が経った。 多趣味な祖父の家の本棚や玩具箱はボクの夢の憧れの品々だった。 それを自由に引き取って欲しいとの遺言で、ボクは両親と一緒に。 虹裏町にやって来た。母さんはこの町はあまり好きじゃないらしく。 早くしなさい、と居間で父さんと家仕舞いの業者さんとお話し中だ。 祖父の居間には恐らく貴重な古い小説や漫画が立ち並んでる。 でも一番気になっているのはパソコンだ。年代物の、でも改造が繰り返されたこのマシンの中には一体… 何が入っているのか、持って帰って良いものなのか、ボクはこの電源を入れて確かめてみないといけない。 パスワードは無し。起動するとすぐメモ帳やWordが立ち上がる。逝きさん…　これは何と読むのだろう。 「あはははは！！！」　突然の大きな笑い声にボクが悲鳴を上げると。振り返るまもなく抱きつかれた。 「とっしー！！」　「だ、誰です？！」　メイド服の大人の女性。青い髪の。幽霊じゃない。温かい。 …父さんは苦笑い。逝きさんは何故か母さんと話が合って、彼女はボクの家のメイドになったんだ。