虹裏img歴史資料館

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20/09/28(月)01:59:04 泥深夜 ... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1601225944721.jpg 20/09/28(月)01:59:04 No.731858294

泥深夜 https://seesaawiki.jp/kagemiya/ https://zawazawa.jp/kagemiya/

1 20/09/28(月)02:00:43 No.731858595

ミッドナイト・泥

2 <a href="mailto:分岐路1/4">20/09/28(月)02:02:14</a> [分岐路1/4] No.731858859

『中佐さんは目覚めないね』 『脳震盪で大分頭が揺れたようだからね、暫くは動けないさ』 『そうだね』 『行くのかい?』 『うん、それが僕の仕事だからね』 『クリスタ、一緒にパリに来ない?』 『え……?』 『貴女も分かっているでしょう? このままソ連へ帰っても決して功績が認められる訳じゃない、消されるよ』 『…………僕は。いや、君こそ来てくれない?君は優秀だ、きっと中将も気に入ってくれる』 『悪いね、僕はもう騒動に疲れた。 年寄には流石に堪えた、少し休ませて貰うよ』 『─────────────』 『─────────────』 『─────────────』 『─────────────』 二人の会話はどれ程続いただろう、それは本人たちにしかわからない。

3 20/09/28(月)02:02:24 No.731858893

泥の深夜帯

4 20/09/28(月)02:02:53 No.731858963

急に

5 <a href="mailto:分岐路2/4">20/09/28(月)02:03:16</a> [分岐路2/4] No.731859022

「……っ! クソ、気を失ってたか」 仰向けに寝かされていたスコルツェニーは意識を取り戻し、身を起こすと周囲を見渡した。周囲には誰もいない、場所はどうやらヴリル兵器の工場跡のようだが。 頭に残った最後の記憶は1000トン爆弾の直撃を受けて吹き飛ぶハウニヴと物陰に隠れようとした自分。 「漸くお目覚めかい」 いつの間に戻ってきたのか麗人、ユスポフは水筒を手に傍らに立っていた。 「飲みなよ」「すまん……ふぅ、ハウスホーファーは?」 差し出された水筒に口を付けると、ユスポフに問い掛ける。 「逃がした、まぁこれ以上なにも出来ないさ」 「フリスタは?」「行ったよ、自分の任務を果たすってさ」 ユスポフの言葉に無言で頷くスコルツェニー。もう一度水筒に口を付けると中身を一気に煽った。 「あんたはどうするつもりだ?フリスタを追うのか?」 スコルツェニーは中身のなくなった水筒を手渡すと立ち上がり鋭い目付きでフリスタを見る。 「……いや、パリに帰るよ。 流石にこれ以上は老体には辛い」 スコルツェニーの鋭い視線を往なすように肩を竦めると水筒を受け取る。 確かに最初に出会ったときに比べれば疲れが隠しきれていない

6 <a href="mailto:分岐路3/4">20/09/28(月)02:04:26</a> [分岐路3/4] No.731859192

「さて、どうやってベルリンを抜け出すかな……」 ユスポフはこれ以上話はない。とでも言いたげにスコルツェニーに背を向け、何処かへと歩き出した。 「おい、ユスポフ!」 その様子を見たスコルツェニーは何かを決心したように声を上げる 「……と、なにこれ?」 ユスポフが振り向いたのを確認すると小さな何かをスコルツェニーは投げた。 ユスポフが受け取ったそれは小さな何かと何本かの鍵だった。 「使えよ、ベルリンからの地下脱出ルートが書かれたマイクロフィルムとその先の車両の鍵だ、逃走資金も置いてある」 「いいの?」 にっと口元を歪めたスコルツェニーにユスポフは首を傾げた。 「本当は別の奴用に用意してたんだがな。虚栄心とプライドばかり肥大した野郎だったが、憎む程悪い奴じゃなかった。……殺されちまったけどな」 スコルツェニーの頭に思い浮かぶ一人の男の姿。 「あんたなら上手く使ってパリまで帰れるだろう、好きに使ってくれ」 「なんの気紛れ?」 ほんの少しの猜疑心と多数の興味でユスポフは問い掛ける。

7 <a href="mailto:伯林裏聖杯戦争終局「分岐路」4/4">20/09/28(月)02:05:36</a> [伯林裏聖杯戦争終局「分岐路」4/4] No.731859419

「どうせ使わずに赤軍に見つかって接収される位ならあんたが有効活用してくれた方が良い」 今度は皮肉げに笑みを見せると、ユスポフに背を見せる。 「行くの?」 「ああ、俺は聖杯戦争の見届け役だ、何しろ監督役がクソの役にも立たねぇからな。最後まで見届ける義務と権利がある」 その背と夜の闇に隠れ、スコルツェニーの表情は伺い知れなかった。 「……あの子の事よろしくね」 まるで妹の事を頼むように、子を託すような優しい口調でユスポフは言った。 「約束は出来ねぇな」「……そう」「ああ……」 静寂が辺りを支配する。 「じゃあな、ラスプーチンを殺した男、噂に違わぬ大した奴だったぜ」 頭だけを向けたスコルツェニーは言った。 「さようなら、ヨーロッパで最も危険な男、貴方も中々だったわ」 口元に笑みを浮かべユスポフは答えた。 ユスポフとスコルツェニー、二人は夜のベルリンで背を向け進んでいく。 二度と交わらないそれぞれの道を。

8 20/09/28(月)02:10:21 No.731860286

この流れですけべ投げるの気が重いんじゃが

9 20/09/28(月)02:10:57 No.731860384

>この流れですけべ投げるの気が重いんじゃが 見たいから投げて!

10 20/09/28(月)02:11:34 No.731860482

後ろから腕を回すと、すっぽりと覆えてしまう。 俺と棗の体格差はだいたいそんな感じだ。 「んぅ…もー、てんかくん。今さりげなくやらしく触ったでしょ」 「ぐ、偶然だってば。…それにこんな格好でやらしいもなにもないんじゃないの」 「そ、それはその、そだけど」 上気していた頬が更に赤みを増し、振り返った横顔から潤んだ瞳が俺の顔を間近で見つめていた。 棗の白いうなじ、白い肩から下は何も身につけておらず、あとは湯船の中へと消えている。 浴槽の中でふたりが密着して腰を下ろしていればどうしても狭苦しさを感じたが、今はその狭さがくすぐったい幸福感に変換されていた。 なにかと幸せな視界だ。綺麗な棗の裸身もだが、お湯の浮力で浮いている棗の胸が強烈な磁力を放って視線を吸い寄せている。 こういうのを見ると俺も男なんだなぁ、だなんて。 そんな邪なことを考えたりも。 …棗の横顔の視線がじっとりと生温さを帯びて俺を捕らえていた。 「てんかくん。背中に当たってる」 「え!?や、そのなんだ…反射?」 俺が絞り出した意味不明の回答に仕方ないなとでも言い出しそうな婉然とした笑みで応え、振り返りながら棗はふたりの間のお湯の中に手を伸ばした。

11 20/09/28(月)02:15:38 No.731861206

キテル…とスケベで頭とちんちんが困ってる!

12 20/09/28(月)02:17:35 No.731861505

ちなみにこのヒロインすけべSSですが一切保存しておりません悪しからず

13 20/09/28(月)02:20:44 No.731862009

ドスケベで素晴らしい

14 20/09/28(月)02:21:27 No.731862120

これ裏伯林の時系列ゼノおじ死ぬ前…?

15 20/09/28(月)02:26:59 No.731863092

待って見逃してたけど1000kg爆弾じゃなくて1000t爆弾になってる!! 戦術核兵器レベルの大爆発だよ!!!

16 20/09/28(月)02:28:20 No.731863319

すまねえミリの知識はさっぱりなんだ

17 20/09/28(月)02:38:36 No.731864884

>これ裏伯林の時系列ゼノおじ死ぬ前…? 死ぬ前 悪竜現象起こす直前位 >待って見逃してたけど1000kg爆弾じゃなくて1000t爆弾になってる!! >戦術核兵器レベルの大爆発だよ!!! ありがとう!なり掲示板に投げるときに直しておくね…

18 20/09/28(月)02:46:16 No.731865847

「…ミス・テア。君も淑女であるなら端ない真似は控えたまえ」 「えー。でもこっちの方が集中できるんでスよ」 近づいてきた講師の呆れたような忠告を娘は緊張感のない笑顔でさらりと受け流した。 教室の机の下でサンダルを脱ぎ散らかし、裸足になったテアは何やら一心不乱にノートへペンを走らせていた。 「ところで授業も終わったというのに君は何をしているのかね」 「先生の授業でインスピレーションが湧いたので書き留めておこうと。設計図はなくても頭の中で組み立てれば魔術礼装は作れるんでスけど、メモにしておかないと作りたいものの渋滞起こすんでスよ」 生徒たちはとっくに昼餉を求めて立ち去り、今はこの教室にふたりきり。 講師はノートに書き留められていく天才の所業を見つめていた。羨望と憎悪が微かに混じった視線で。 「…今日の授業の内容を活かすなら、天体の照応は意味を曖昧にせずに惑星の持つ意味合いを深く考えるといい。君は感覚優先で組み立てすぎる」 「あ、そっか。ならここをこうして…はい!そうしてみまス!」 テアの無邪気な返事を背中に受けながら教室を去る。 ウェイバー・ベルベット。エルメロイの名を継ぐ数ヶ月前のことであった。

19 20/09/28(月)02:47:58 No.731866085

禁断の三段打ち!?

20 20/09/28(月)02:49:16 No.731866246

ちょっと1レスは短かった 2レスは欲しかった

21 20/09/28(月)02:54:58 No.731867034

裸足は性器なのでこれはエロSS

22 20/09/28(月)03:03:52 No.731868129

孫を甘やかしたい

23 20/09/28(月)04:16:14 No.731874154

よしだいたい完成した もう寝るから夜タイミング見計らって投げるか…

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