20/08/30(日)01:58:33 工房で... のスレッド詳細
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20/08/30(日)01:58:33 No.722789769
工房での作業を終えて時間を見ると、いつの間にかに夜も更けていた。もうマナブも博士もベッドに引っ込んでいるだろう。 道具をかたずけていると、カーテンが開いてしーちゃんが顔を出した。どうやらお風呂上がりのようで、既にパジャマに着替えて脱衣所のカゴを手に持っている。 「そーちゃんちょっといい!?」 「いいけどもう夜遅いから静かにね」 慌てて口をふさいだしーちゃんが、自分なりのひそひそ声で続ける。 「そーちゃんって、布製の身具も直せる?」 「まだ修行中だけどね」 世の中にはナゲキダケキの胴着や、デリバードの袋のような身具を持つポケモンもいて、身具職人はそういった身具の調整・補修のための裁縫なども修めている。 「それじゃあこれ、お願いしていい?」 そういってしーちゃんはカゴの中から、ブラジャーを取り出しボクに手渡した。 「博士につけなさいって言われたから最近つけ始めたんだけど、なんだかしっくりこなくってどうしようかと思ってたらそーちゃんに直してもらえばいいやって!」 まくし立てるしーちゃんをよそに掌の上の布の感触にドギマギしながらもなんとか平常を装い言葉を絞り出す。
1 20/08/30(日)01:58:53 No.722789828
「ポケモンの身具とは勝手が違うし、身体のサイズに合わせないといけないから……」 ちゃんとお店に行った方がいいよ、と続けようとしたボクの言葉はしーちゃんの「わかった!」の声にかき消された。 言うが早いかしーちゃんは手に持っていたカゴを置くと、開襟のパジャマのボタンを外しそのまま脱ぎ捨てカゴへ投げ入れ、胡坐をかいたボクの足の上に座り込んでしまった。 「えっと、今はメジャーとかちょっと無理かな」 さあ来いとばかりに両手を水平に広げたしーちゃんの素肌に触れて押しのける事も出来ず、なんとかどいてもらおうと声を掛けるも、その様子はない。 それどころかボクの空いた方の手を取ると、なだらかな胸を包み込むように添えさせる。 「こんな感じなんだけどどうにかならない?」 しーちゃんの手を跳ね除けもせず、服の上からは分からなかったけど意外とあるんだなとか思っていたより固いんだななんて事ばかり考えていたのは冷静だったのか逃避していたのか、それともボクの下心から来るものだったのか分からない。 「そんなに強くすると痛いから、もっと優しく触って!」
2 20/08/30(日)01:59:07 No.722789882
いつもより切羽詰まったしーちゃんの声にハッとすると、ボクは自分の身体に押さえつけるように抱き寄せていた腕の力を抜き、そっと表面を撫でる。 「こう、かな」 「それなら平気だよ!」 しーちゃんの許しを得たボクは破れかぶれに両手で胸をまさぐった。 今までボクの想像していたよりは固く、でもボクの胸よりずっと柔らかい。 少ししこりのような物を感じるが、指に力を入れると痛みのせいかしーちゃんが身をよじって避けようとするので、本当に形を計測しているかのように振る舞い、ひたすらに撫で続ける。 興奮のせいか次第に呼吸が荒くなり、お風呂上がりのしーちゃんの甘い体臭とシャンプーの香りが混ざり合った匂いを吸い込む度に頭がぼんやりしてくる。 それでも何も言わないしーちゃんだったが、夢中になっているボクの指が少し固くなっている乳首を強めに弾いた瞬間、「ん」と小さな声を出した。
3 20/08/30(日)01:59:21 No.722789931
それを聞いたボクは氷水を掛けられたように肝が冷えあがり、慌てて両手を引く。 「やっぱり道具が無いとちょっとわからないや、ごめんね」 声に震えが出ていないことに、内心安堵する。 しーちゃんはバネが跳ねるように立ち上がったかと思うとカゴから取り出したパジャマを着直しすと、 「いいよ!じゃあ続きは次の街で買い物した後でね!」 と言ってバタバタと工房を出て行った。 次、があるというのか。本当にただの計測だと思っているという事なのか。心の中を後悔と罪悪感が渦巻く中、先ほどまでの行為を反芻しながら出て行く時のしーちゃんの顔を思い出す。 あんな真っ赤に染まった顔は、ボクの思い違いに決まっている。