虹裏img歴史資料館

1 20/07/23(木)23:43:45 No.711156112

──ター、──スター、マスター。どうかな？意識はハッキリしているかい？ ［まだ少し……］ →［大丈夫だよ。ありがとうエルキドゥ］ それならよかった。ここはマーリンが君と僕の精神に幻術をかけ夢を繋げて作った空間だから、外部からの干渉には強いけれど僕らの裡に既に巣食っているものには弱いからね。 「そちらの方は他のサーヴァントが対処しているみたいだし、杞憂じゃないかな？」 そうだと思いたいけれど、ここで纏めて三人とも精神に疵を負うなんて自体は避けるべきだろう？ 「それはそうだけども」

2 20/07/23(木)23:44:17 No.711156284

さて、では素早く本題に入ろうか。昨日の夜、僕はマスターが言っていた七不思議……曰く、『森の怪物』に会ってきた。 →［行動が早すぎる……］ ［怪我はしなかった？］ それが僕の性分だからね。……で、結論から言うとアレは彼女──かつて杉の森に在った森の守護者にして、僕の最初の友でもあったフワワ、その贋作と呼べる存在だ。 「おや、本物じゃなかったのかい？君の反応からしてもてっきり──」 僕も最初はそう思ったけどね。霊基が弱すぎたし、神々の祝福である『七つの光輝』も本物と比べるとその力は落ちていたよ。とはいえ、全て揃っている状態ではさすがに傷をつけることは出来なかったけれど。ギルも「ふん、アレがその程度であるものか。大方適当に形だけ似せて作った贋作だろうよ」って。 ［なるほど……］ →［何でそんなものが七不思議に……？］ そちらに関しては僕からは何とも。マーリン、君なら分かっているんじゃないのかな？ 「そうだね……うん、まあいいだろう。さて藤丸くん、この特異点は、夏休みという学生にとっての一大イベントに、七不思議という刺激を加えて“彼女”が作り上げたものだ。ここまでは知っているかい？」

3 20/07/23(木)23:44:41 No.711156419

［うん］ →［…………（続きを促す）］ 「本来なら無害なはずのこの特異点に、どこからか異物が混ざり込んでしまった。君を手にかけようとしてね。その異物──仮に介入者と呼んでおこうか。介入者によってこの特異点は悪意ある変質をさせられてしまった。サーヴァントたちを取り込んで増殖を続ける七不思議は、その筆頭と言えるね」 アレも、その『悪意ある変質』の一つということかな？ 「その通り。恐らく『森の怪物』は、フワワが持っていた守護者という性質だけを目当てに、介入者が生み出したもので間違いないだろう。本物を知っている君やギルガメッシュ王にとっては拍子抜けだけど、他のほとんどのサーヴァントにとっては十分すぎるほどに脅威になるだろうね」 →［守護者、ってことは……］ ［なにかを守ってる……？］

4 20/07/23(木)23:44:57 No.711156523

「十中八九、介入者あるいはそれに直接的繋がるなにか、だろうね。そう考えるのが自然だ」 そうだね、僕としてもその意見に同意するよ。森に配置したのは、元になった彼女が森の守護者だからそうせざるを得なかった、ということだと思う。 「つまるところ、『森の怪物』がこの特異点を解決するために最も重要な七不思議というわけだ。勿論、他の六つも解決しておかないといけないだろうけど……」 →［分かった。何とかしてみせる］ 本当なら、僕とギルでアレを倒したいんだけれど、マスターがそう言うのなら任せるよ。どうやら、アテもあるみたいだしね。 「おや、ギルガメッシュ王はフワワに恐れをなしていたと叙事詩には語られていた気がするけど？」 そんなことを言ってると、後で串刺しにされてしまうよ？ 「それは遠慮したいなあ……」 【目が覚めるまで、三人でのんびり話した……】

5 20/07/23(木)23:45:19 No.711156640

New! 【七不思議『森の怪物』が『■■の守護者』に変化しました】 ついに七不思議の正体を掴んだ。アレを倒すために、サーヴァントを連れて夜の森へ赴こう。

6 20/07/23(木)23:49:05 No.711157876

弱体化してもフワワは強そうだ

7 20/07/23(木)23:54:33 No.711159621

バビロニア由来のものとかどう作っても強さ保証されるだろうしな

8 20/07/23(木)23:56:25 No.711160301

我が友とAUO以外だったらオリオンが連れて行かれるのか…

9 20/07/24(金)00:11:54 No.711165659

未完成のグガランナにさえ苦戦した事を思えば模造品のフワワは言うに及ばず 真剣に立ち向かわねば