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20/06/27(土)21:43:50 No.703523937
植物の葉が緑色なのは、葉緑体の色素が緑以外の光を吸収して緑色の光を反射しているから緑に見えるということは皆さんご存知ですね? でもそれなら緑色の光も吸収する真っ黒な方がいいんじゃない?と疑問に思ったことはありませんか? 調べてみました! >日本植物生理学会 https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1855 (中略) >確かに光合成色素のクロロフィルは青色光や赤色光に比べて緑色光を吸収しにくいのですが、吸収がゼロというわけではありません。 逆説的に思えるかもしれませんが、実は、「緑色光を吸収しにくいこと」が、緑色光の効率的な利用に役立っているのです。 >葉は、屈折率が1.5程度の細胞と1.0の細胞間隙に含まれる空気とから成り立っているので、葉にいったん入った光は葉の内部で何度も屈折し、葉の内部を行ったり来たりします。一度葉緑体に遭遇しただけではあまり吸収されない緑色光も、何度も葉緑体に遭遇することによって、かなり吸収されるようになります。これについては少し詳しく後で述べます。一方、屈折の方向によって、緑色光の一部は 葉の内部から外に出て行きます。これが反射光です。葉が緑に見えるのはこのためです。