ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
20/06/25(木)06:22:09 No.702730803
初めて葬式という儀式にかち合ったのは、五つばかりの頃で、初めて結婚式に呼ばれる二十年以上前のことであった。 その間に葬式ばかり何度も出席する事になるが、印象に残っているのは遙か過去のものばかりである。 七つの頃か、今でもどういう血縁者なのか分からないが、母方の親戚でやたらと怒鳴る爺さんが居た。子供にしてみればそんな爺さん好きになれるわけもなく、臨終の場に居合わせなかったものの、スパゲティ症候群の小さく萎んだ老人を見ても、へぇこうなると人間って死ぬんだ。などと子供特有の純粋な悪意のない燥いだ感想が出るのみであった。 その瀕死の老人よりも、帰りの車の中で見た、轢かれて間違いなく即死したであろう、血が一滴も流れていないのに、腹部が異常に凹んだ……いやぺちゃんこに潰れた真っ青な顔の女性と、車が激しく往来する道でぽつんと建っていた家の前で家族総出でその様子を、ぼうとした表情で見やる一家の姿の方が強烈に焼き付いている。 その数日後訃報が届いた。
1 20/06/25(木)06:22:22 No.702730814
茹だるような夏というのはこういうことかと、砂ばかりが目立つ田舎で会葬者達に心ばかりの食事が振る舞われていた中ボンヤリと考えていた。いや、幼い子供がそんなこと考えているわけもなし今思い出して勝手に記憶をねつ造しているに過ぎないか……。 食事が終わり焼き場へと向かう。 焼き場にはやはりそう遠くない将来、自分もそこでお骨にされるのであろう老人が手拭いで汗を拭きつつ、すでに釘が打たれた棺桶に、顔の周りにも花を入れてやって送り出してくださいといって、焼き場に送られていた黄色や紫の菊を会葬者一同で、ありったけ詰め込んでいった。
2 20/06/25(木)06:22:35 No.702730822
昔の田舎のことだから今と大分違うようで、非常に簡素な窯が二つばかり並んでいて、殆ど魚を焼くか人を焼くかの違いのようで、煙突からもうもうと煙りが昇り立ち、灰が、人体を構成していた物が最後に行き着いた所である、雪のような灰がぽろぽろと盛んに降りしきっていた。 焼き終わりが告げられると親族一同出向き、肉体から解き離れた残骨がそこに二、三掴みほどあるだけであった。骨はまだ赤々とした光が煌々と灯っている。 病気で弱っていたんでしょうな、骨がもうスカスカになってますな。と焼き場の主人が言う。ほら、頭蓋骨の天辺が紫色に染まっているでしょ。これは頭の所に紫色の花があったから色が移ったんだよ。と。 まず足のお骨から骨壺に収めて……次は腰骨で……次は背骨……肋骨、腕、頭蓋骨を置き、最後に喉仏を納めて、はいそうです。 箸で取れなかった分を塵取りで集めてザッと骨壺に入れると蓋をして箱に収めた。
3 20/06/25(木)06:22:50 No.702730836
骨にまでなると愁嘆場というのももう無くて、ただ人が死んだという事実だけが虚しくそこを漂っている。 近親者が去った後、私は一人用を足したいと言い出したのを覚えている。何故そんな些細なことを覚えていたのかというと、焼き場の裏手の山際に駆けていくと、なんだか見覚えのある白い粉末があった。 ああ、人骨だ。 なんだか申し訳のない気持ちになりながらも、その場で用を足していると、焼き場の主人がやってきて先ほどの骨の残りや灰を雑に捨てている。灰が雑木林の木漏れ日の中を舞っていく。そうか、死ねば人間こんな物か。私はそのときそう悟った。
4 20/06/25(木)06:23:05 No.702730848
SIDE ~森の奥~ オッス、雄、雄のポルチオ押す、雄、オッス! 森の朝は早い、払暁を迎える頃、鳥たちの鳴き声は最盛期を迎え耳を突き刺し、何もかも吐き出して白く燃え尽きた、まるでその体透明になったよう。灰だ、灰になるまで燃え尽きて骨も残らぬその体。 雄汁ぶちまけ真白にそ、雄の体に熱い雪が降り注ぐ。まるでその姿海獣膃肭臍、おっ吐精! チンポをサンバのリズムでテンポ良く、出したり引いたり引きも引いたり薩摩まで。皆さん、腸内環境整ってますか? 乳酸菌取ったら、浣腸使って排便、ハイ便。山の中どっさり届いた黄金伝説。山鯨ってイノシシのことだけれど一番旨いのは肛門周りの筋肉、つまり括約筋だって知ってた知ってた? 猛るイノシシの肛門目指して、血気盛んにガトゥン閘門、セイやセイやと初釜堀り、シシファック。そうだいいぞとケツ穴かっぴらげ、一戦交え砲口突っ込み咆哮一閃! この肉体存分に味わいたいデカマラ野郎募集中! 緩まんからガチマンまで何でもOK、さっさと掛かって来いや!
5 20/06/25(木)06:23:39 No.702730883
おはようございます こちらからは以上となります
6 20/06/25(木)06:24:42 No.702730916
書き込みをした人によって削除されました
7 20/06/25(木)06:25:03 No.702730940
3までは純文学っぽかったのに
8 20/06/25(木)06:25:15 No.702730949
朝から濃い…
9 20/06/25(木)06:26:18 No.702730995
なろうに投稿したらどうだい
10 20/06/25(木)06:30:09 No.702731180
クソっ今日も来やがった 相変わらず良い文字書きやがって…
11 20/06/25(木)06:34:01 No.702731367
>なろうに投稿したらどうだい アカウントはあるし、物凄く希に何か書いているけれど絶対嫌です
12 20/06/25(木)06:36:34 No.702731506
SIDEじゃねーよ!
13 20/06/25(木)06:39:05 No.702731635
森の奥になろう...
14 20/06/25(木)06:40:03 No.702731694
なろうじゃなくて野郎じゃねーか
15 20/06/25(木)06:40:10 No.702731701
3までは朝に読む文としてなかなか優秀なのに...
16 20/06/25(木)06:43:06 No.702731857
3間では純文学的でよく纏ってるけど4は4で常人には思いつかなさそうでいい感じ
17 20/06/25(木)06:43:17 No.702731875
小説家にやろう
18 20/06/25(木)06:44:27 No.702731921
>小説家とやろう
19 20/06/25(木)06:45:52 No.702732000
>アカウントはあるし、物凄く希に何か書いているけれど絶対嫌です サブ垢作ろう
20 20/06/25(木)06:52:25 No.702732399
なぜなろうなんだ 六尺ならケツマンおっぴろげて野郎の好奇の目に晒されてナンボ おっ勃つのはチンポ 出たとこ勝負じゃねえのかい
21 20/06/25(木)06:52:58 No.702732439
小説家おなろう
22 20/06/25(木)06:53:16 No.702732466
>>アカウントはあるし、物凄く希に何か書いているけれど絶対嫌です >サブ垢作ろう よく分からないけれどサブ垢とか規約違反にならないので? あとこれレーティングは何歳になるんだろう……
23 20/06/25(木)06:53:51 No.702732506
まさかのシシファック
24 20/06/25(木)06:53:57 No.702732517
ガトゥン閘門がぱっと出てくるのがすごい
25 20/06/25(木)06:55:44 No.702732632
>ガトゥン閘門がぱっと出てくるのがすごい 朝からまた無駄に語彙が増えてしまった…
26 20/06/25(木)06:57:18 No.702732760
この森の奥の人は誰なんですか…と聞くのは野暮か
27 20/06/25(木)06:58:43 No.702732870
樹海熊ぐらい本読みまくってこの語彙力がようやく出てくるんだよな…
28 20/06/25(木)07:04:21 No.702733342
>サブ垢作ろう サブってそっちの…
29 20/06/25(木)07:05:19 No.702733419
元ネタは特にないけれど 川端康成の『掌の小説』が掌編小説としてはバリエーションに富んでて 思っていたより面白かったので、その雰囲気だけ貰って書いてます 川端康成思っていたより面白い
30 20/06/25(木)07:06:57 No.702733542
ガトゥン閘門はつい数日前に紺碧の艦隊で覚えた こんなスレで再会するなんて
31 20/06/25(木)07:12:35 No.702734028
すげえな…
32 20/06/25(木)07:14:00 No.702734184
>SIDEじゃねーよ! これ便利すぎてダメだった
33 20/06/25(木)07:17:38 No.702734543
全くの他人だったのかな最初の死んだ女性
34 20/06/25(木)07:19:09 No.702734705
閘なんて文字始めて見た
35 20/06/25(木)07:20:16 No.702734843
樹海熊兄貴初めて遭遇した やっぱり面白い…
36 20/06/25(木)07:22:23 No.702735054
> 森の朝は早い、払暁を迎える頃、鳥たちの鳴き声は最盛期を迎え耳を突き刺し、何もかも吐き出して白く燃え尽きた、まるでその体透明になったよう。灰だ、灰になるまで燃え尽きて骨も残らぬその体。 ここは好き
37 20/06/25(木)07:26:29 No.702735503
語彙力と文才の無駄遣い
38 20/06/25(木)07:29:54 No.702735907
>全くの他人だったのかな最初の死んだ女性 全くの他人で帰りにお腹と接中がくっつくぞ状態で転がっていたのが印象に残っています 顔は真っ白で当時はやってた心霊写真に出てくる幽霊みたいで印象に残っています
39 20/06/25(木)07:30:43 No.702736003
>全くの他人で帰りにお腹と接中がくっつくぞ状態で転がっていたのが印象に残っています >顔は真っ白で当時はやってた心霊写真に出てくる幽霊みたいで印象に残っています 待って私小説なの!?
40 20/06/25(木)07:31:35 No.702736100
まさか今までのも全部?
41 20/06/25(木)07:32:45 No.702736252
今までの野郎共は実在していた?
42 20/06/25(木)07:35:00 No.702736516
>野郎とやろう
43 20/06/25(木)07:35:22 No.702736563
実話だったのか
44 20/06/25(木)07:35:36 No.702736596
途中でいきなり米朝師匠が出てきたと思っちゃって 俺の解釈がおかしいんだろうなと思って読み進めたらもっとおかしい何かがお出しされて混乱している
45 20/06/25(木)07:37:17 No.702736817
>待って私小説なの!? >まさか今までのも全部? 見舞いから焼き場周りは昔の記憶頼りにそれっぽく書いてます 大体は作り話ではありますが >今までの野郎共は実在していた? んなこたぁない
46 20/06/25(木)07:40:32 No.702737209
急にリアリティ消しとばすのやめろや!
47 20/06/25(木)07:42:18 No.702737398
>一番旨いのは肛門周りの筋肉、つまり括約筋だって知ってた知ってた? 2回聞くな2回
48 20/06/25(木)07:46:13 No.702737860
なんで寝起きにこんなスレ開いちゃったんだろう…
49 20/06/25(木)07:50:53 No.702738401
いつもの雄同士かと思ったらシシファックとは…
50 20/06/25(木)07:52:00 No.702738524
SIDE…MAINじゃない?
51 20/06/25(木)07:59:16 No.702739364
マジかよ…こんな野郎共本当にいるんだな…
52 20/06/25(木)07:59:39 No.702739410
>病気で弱っていたんでしょうな、骨がもうスカスカになってますな。 急に米朝みたいに言うんじゃない…
53 20/06/25(木)08:01:35 No.702739643
あぁ貴方と合体死体ってそういう…
54 20/06/25(木)08:02:01 No.702739690
一方その頃――の便利さ
55 20/06/25(木)08:04:04 No.702739929
>まるでその体透明になったよう。 ちょっと響鬼ED思いだしてダメだった
56 20/06/25(木)08:05:11 No.702740065
死と性が隣り合って極めて命に対する云々