ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
20/06/15(月)00:39:35 No.699677317
これはここ最近、珍しくない話なのだが、まといさんのママからよくお泊り会の催促をうける 「うちのまとちゃんが少しでも他のみんなと溶け込めるように」との事だ。 20畳はあるであろうリビングにつながるカウンターキッチンで明らかに高い豆のコーヒーの酸味なんていっさい感じず「」じさんは快く承諾するしかなかった。 お泊り会に関してはみんな慣れてるし、あおいママ不在のときはあおいさん預かるしボスなんて俺の家に住んでいるようなものである。ずっきーやハルクもちょくちょくくる。はるねーちゃんの姿はあまり見かけない。 お泊りといってもやる事は決まっる。一緒にSwitchやってトランプして遊んで寝る。それだけなんだが。自分自身経験があるのでよくわかるが、他人の枕では眠れない、眠れないのだ。隣であおいさんが「おとうさん、おかあさん」と泣きながらボスに抱きついていてそんなあおいさんを抱き寄せて授乳させるボスの姿なんてもう何万回も見ている。
1 20/06/15(月)00:39:49 No.699677388
けど今日は様子が違った。まといさんが突然飛び起きたのだ。そして静かに泣き出した…らしい。俺はボスとあおいさんの体重がのしかかりそれどころではなかったのだが、隣で寝ていたよこいさんが知らせてくれた 「おかあさん…おかあさん…どこ」泣き崩れるまといさん、何か怖い夢でもみたように眼光をまん丸を広げてただ震えている。これにはおじさんもお手上げだ。ホームシックは誰にもある。とにかくお家にかえしてお母さんの元で安心して眠るそれが一番だ。
2 20/06/15(月)00:40:05 No.699677467
時刻は11時を回る前、まだ電話をかけても許される時間帯だと思い携帯を握るも一切でない。 「何かあったのでは？」という直感からまといさんと寝ぼけまなこのボスを連れてタントくんのエンジンをかける。NA10万kmのオンボロエンジンが悲鳴をあげる。 まといさん家の門をくぐり、静かにチャイムを鳴らそう…と思った瞬間。 パンツ一丁で、汗が眩しいジローラモ似のまといパパがお出迎えしてくれた。額やら胸板やらそこらじゅう汗まみれだ。寝苦しい夜にはまだほど通りのだが 「ありがとう「」くん、すまんね電話に出れなくて」 「いえいいんです。こちらこそ夜分遅くに」 「いいんだよ、さぁまとい寂しかったんだろう。」そういってジローラモはまといさんを抱き上げて家の奥へと連れて行く そして、玄関先から覗けるリビングにはバスローブ一丁のまといままが同じく汗だくでまといさんを抱きかかえる。 ここですべてを理解した。夫婦の時間の大切さをはじめて理解した。
3 20/06/15(月)00:40:16 No.699677522
―――帰り道、ボスに「なんでまといのとーちゃん汗だくだったんだ？」と素朴な質問を投げかけられた 返答に困ったが「まぁ暑かったんだろう。いろいろと」とごまかした。 これから先またまといさんを預かるお泊り会は増えるだろう。夫婦の為だ仕方がない。 唯一願うのはまといさんがホームシックにならない事。みんなと一緒にぐっすり眠れる事 それだけが「」じさんの願いである。
4 20/06/15(月)00:43:35 No.699678495
まといちゃんに妹できて両親が妹の面倒見ることで「」さんへの依存度アップ
5 20/06/15(月)00:50:42 No.699680673
>あおいさんを抱き寄せて授乳させるボスの姿なんてもう何万回も見ている。
6 20/06/15(月)01:02:17 No.699683960
いいですね