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20/05/28(木)01:27:59 私達、... のスレッド詳細

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20/05/28(木)01:27:59 No.693870268

私達、エスパータイプのトレーナーには 心を読めるタイプの人間がいる 過去を見れる人間がいる 未来を見れる人間がいる 触れずに物を動かせる人間がいる 瞬間移動できる人間がいる いわゆる、『エスパー』だ エスパータイプのトレーナー全員が全員という訳ではない だが、多い エスパーポケモンの多くはそれを得意とするからだ エスパーポケモンにはわかってもらえるからだ 自分の苦悩を

1 20/05/28(木)01:28:34 No.693870417

彼を初めて見たとき、そうだと思った エスパータイプを使うトレーナー 他人を寄せ付けない態度 そして、何より 彼から伝わる思考に混ざっているノイズ エスパーはそうだ 自分が人の心を読めるという事は 他にも人の心が読める人間がいるという事 ゆえに、他人に読まれないよう思考にノイズを混ぜる ―――たまにエスパーでもないのに思考にノイズが混ざってて読めない人もいるけど… だから彼もエスパーだと思った 同類だと思ってた

2 20/05/28(木)01:28:50 No.693870490

ビートくん… 思考のノイズもなくなって… 「ぷっふふっ…」 「…?」 「あはっははははは!」 なぜだか分からない でも、笑いがこみ上げて仕方が無い ビートくんの格好が笑いの原因じゃない ―――1割ぐらいはあるかもしれないけれど 「何がおかしいんですか…」 「ごめんなさい…でも…ふふふっ」 立ってられないくらいの笑いが襲う 開会式も兼ねていた為セミファイナルの時以上に観客がいるシュートシティスタジアム… 私は緊張していた筈だ いや、緊張していたからか?

3 20/05/28(木)01:29:05 No.693870545

「いい加減にして下さい!」 「貴方は悪くないの…ぷぷっ…悪いのは私…ぷふふふっ」 「貴方が悪いのは分かっています!」 『し、審議のために一旦休憩入ります!チャレンジャーは控え室に戻って下さい』 険悪なムードになりかけたからかアナウンスからの連絡が入る ゴチルゼルを出し、肩を貸してもらい 控え室に戻る 当然、ビートくんも控え室に戻ってきた 「あー…ちょっとは収まったかな…」 控え室に戻る時には、笑いの炎は燻る程度に収まっていた 「何がおかしいんですか…!」 言葉はさっきと同じ でも、怒気を感じる 以前なら感じる事は無かったのに

4 20/05/28(木)01:29:26 No.693870631

こっちを見下す視線、態度 そういった事は感じても 感情まで読める事は無かった 「うーん…ビートくんがエスパーを捨てた事。かなぁ」 「っ…捨ててませんよ」 「確かに『エスパータイプのポケモン』は捨ててないね。ゴチルゼルとランクルスになってボックスに預けている」 「!やはり…貴方は他人の心が読めるタイプのエスパーでしたか」 「私もそうやって捨てれたらどれだけ楽か…」 「捨てたいなら捨てたらいいじゃないですか」 「捨てて勝てたら苦労しないわ」 「あっても勝てませんよ」 「エスパー対決で私に勝てなかったビートくんが言ってもね」

5 20/05/28(木)01:29:44 No.693870704

「言うじゃないですか」 お、怒ってる怒ってる ノイズが取れてすっきりした感情が来ると それが暗い感情でも嬉しく感じてしまう 「ふふっ…で、フェアリーになって強くなったの?」 「バアさんに色々とたたき込まれましたよ」 わお、ピンク漬けの毎日 ノイズ取っ払ったから原液そのまま私に流し込める… 自分の能力を捨てた事を逆手に取るとはやりおる 「わかった、わかったビートくん。わかったから…」 「自分がこの能力で悩んでいたんです。突破方法くらい知ってますよ」 「私だって読心が破られた時の対処方法ぐらい思いついているよ?ところでスタッフの方」  「!?っあのー…」

6 20/05/28(木)01:30:15 No.693870829

「…僕の進退が決まりましたか」 「ビートくんの飛び入り参加を認めるんですね?」  「え、ええ…ビート選手は飛び入り参加となり、ユウリ選手が最初の相手です」 「では、行きますよ」 「ちょっと待った、スタッフさん」  「はい?」 「確かにユウリさんが認めないと言うのなら話は別になりますが…」 「ビートくん…トリプルバトル、やってみない?」  「ト、トリプルバトル?!ガラルでは認められていないバトルですが…!」 「なるほど、ジムチャレンジでは認められていない乱入を認めるなら、トリプルバトルでの戦いも認めろと」 「そう、トリプルバトル得意でしょうビートくん」  「少し、少しお待ち下さい!今確認を…」

7 20/05/28(木)01:30:44 No.693870933

「…貴方が僕の出身地まで理解してるのはともかく僕に有利のバトルをしかけて貴方に得はないでしょうが」 「大口開けて笑うのなんて久々…そのせいでホップに勘違いされちゃったら困るから  ビートくんには全力を出して貰って、その上で私が勝つ。完膚なきまでに…!」 「貴方そんなキャラでした…?」 「笑い過ぎてテンションがおかしくなってるの…そんな事言ったらビートくんだって…」 「超能力者が妖精に格上げしたんですよ、僕は」 「そう…」 素直に羨ましいと思う。寂しいと思う 同類が、同類ではなくなったのだから…  「あのー…」 「はい」 「認められたんですか、トリプルバトル」  「ええ…ですが…それだとエキシビションマッチ方式になりまして…」 「構いませんよ。元より勝っても負けてもトレーナー辞めてバアさんから逃げるつもりだったんですから」 「うーん、勝っても負けてもトレーナー続けさせられると思うわ…未来見てないけれど」

8 20/05/28(木)01:31:18 No.693871046

 「あの…話わかっていますか?ビート選手は勝っても勝ち上がれないんですよ?」 「言ったでしょう。構いませんと」 「大丈夫、勝つのは私だから」  「…はい、でしたら準備ができ次第スタジアムへ……」 「負けませんよ」 「こっちこそ」 いわゆる『エスパー』は、エスパーポケモンをよく使う エスパーポケモンにはわかって貰えるからだ、自分の苦悩を ビートくんがエスパーポケモンを手持ちから外したと言う事は フェアリーに自分の苦悩がわかって貰えているか…苦悩そのものがなくなったという事だ 素直に羨ましいと思う、寂しいと思う 同類が、同類ではなくなったのだから―――

9 <a href="mailto:s">20/05/28(木)01:33:40</a> [s] No.693871532

超ウリジムチャレンジ~ピンク化ビート編~です 他人の心が読めるゆえに孤独に振る舞ってた少年が師匠の力を借りて戦いに来る…

10 20/05/28(木)01:36:57 No.693872160

そういえばポケモン世界はガチエスパー自体は存在するんだっけ…

11 20/05/28(木)01:38:44 No.693872558

自分と同じと思ってた孤独に振る舞うエスパーボーイが依存する相手ではなく頼れる人を見つけ そういう意味では一歩先を行かれる

12 20/05/28(木)01:39:17 No.693872657

>そういえばポケモン世界はガチエスパー自体は存在するんだっけ… 思いっきりボール浮かせてる!

13 20/05/28(木)01:39:21 No.693872667

やっぱりビート君にはババアが必要なんだなって… ビート君エロだけど ブリムオンは兎も角サーナイトどころかニンフィアも♀

14 20/05/28(木)01:42:29 No.693873285

妖精と言えば基本女性か無性だもん…

15 20/05/28(木)01:45:41 No.693873941

ギャロップは♂なんだけどな…

16 20/05/28(木)01:48:29 No.693874479

あいつ一応リージョンフォームだし…

17 20/05/28(木)01:53:10 No.693875258

ビートくんにそういう特殊能力があっても一切驚かないな そのせいで捻くれてそのおかげで金時計を貰った的な

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