ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
20/05/23(土)17:15:13 No.692261452
遥か未来、人類は人口太陽「前川みく」によってエネルギー問題を解決した。 しかし、この人口太陽には欠点があった。ある一定水準以上の視力と知能を持つ生命体への精神汚染である。 人類を標的にしたかのようなこの災害に対して、人々は受け入れることを選んだ。 精神を汚染されてでも「前川みく」がもたらす恒久的な輝きは手放すことができないと判断したのだ。 そんな世界を、ある父娘の視点から描いた小説。前後編から成り立っていて、前半は盲目の娘視点から父親の行動を観察するように描かれている。精神汚染を気にしながら日常を過ごすという事自体が既に狂気に飲まれているような感覚でありつつも父親が娘をいかに大切に思っているのかという日常の話。 後編は父親の視点から社会そのものを描写している。汚染対策を怠ったせいで語尾に「~にゃ」が付く女子高生やネコミミを付けて会議に出席する上司などコミカルな印象を与えながらも、ラストでは汚染対策が全くできないホームレスが叫びながらすがり付いてくるが言葉が全て「おねだりShall we~?」の歌詞になっているので何も理解できないといった恐怖を与えて終了となる そんなSF前川小説
1 20/05/23(土)17:18:24 No.692262518
前川の惑星
2 20/05/23(土)17:19:53 No.692263016
前川SPACE
3 20/05/23(土)17:21:53 No.692263700
ラブライブの怪文書をハヤカワに送りつけてデビューした作家がいたよな やってみようぜ
4 20/05/23(土)17:44:58 No.692271729
最後のホームレスが凄い勢いですがり付いてくるから汚染対策で持ってた煮干をふくろごと渡すけど根っこまで汚染されてて体が受け付けない、でもなんとか摂取して言葉だけでも取り戻したいって煮干の袋の側を嘔吐しながらも離れないところはハードだったね しかも次の日そのホームレスが嘔吐しすぎて脱水状態おこして死んでるところも怖かった。それを知ってホームレスから渡されたゴミを見るけどそこには「前川みく」による精神汚染の第二段階があるって書いてある。でもそれは「前川みく」が作られた遥か昔の時代の新聞記事の切れ端で主人公には馴染みのある「前川みく」の文字しか読み取ることができない。そんなことよりも娘の為に働こうって紙をゴミ箱に捨てて終わるから後味も悪い