虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

20/03/23(月)23:27:48 No.673687589

「ねぇゴリランダー？あなたはどの服がお好みですか？」 鏡の前で多種多様な洋服をあてがってうご主人がいる。 どうにも今日はひさびさのデート。陽気な鼻歌も聞こえてくる。 ご主人とは駆け出しの頃から一緒にいたがアマやロズの分野ではないか？ ましてや人間の服の事なんかさっぱり分からない、ご主人はいつもきれいだということだけ分かるが。 今日を楽しみにしているからこそ自分なんかが意見してしまって良いのか決めあぐねていた。 「ゴリランダー聞いておりましたか？」痺れを切らし催促される。 「あなたはポケモンで私は人間、百も承知ですわ。それでもですわ」 「アマージョやロズレイドのほうが適切かもしれません。でもですよゴリランダー」 ご主人は自分の考えていたこと全てお見通しか… 「あなたは私が家を飛び出してから初めて友達になった方です。そして苦楽を共にした仲間、私の良き理解者として敬意を払っております」 驚いた。そして何故だか視界がぼやけるではないか。 「あらあら…私なにか酷いことをしてしまいましたでしょうか…」 顔に喝を入れ、彼女が気に入ってるまだ着たことのない服を指差す。 「あなたは……本当に記憶力がいいのですね……」