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20/03/22(日)10:00:03 No.673173602
「すみません…わたくしちょっと気になるものが…」 シュートシティの百貨店での買い物を終えた最後に彼女がそうつぶやく。 ん?まだ買い忘れたものがあったっけ…。念のためメモを確認したが書いてあるものは全て購入済みだ。 違うんですの…お恥ずかしいのですが…。そう言って俺の袖をつかんで小走りでおもちゃ売り場まで一直線。 店の中の大小さまざまなおもちゃを見て回ってると、大きなラプラスのぬいぐるみを指さして小さく「これ…」と彼女が言った。 可愛いものが好きでよく集めているのを知っていたから驚きはしなかった。けど大きいねこれ。 「ダメ…ですか?」腕に抱きついて上目遣いで俺を見る彼女、体こそ大きいがまるで幼子のよう。 育ちや環境のせいで今まで自分を押し殺してきた彼女は、今ようやく甘えることが出来るのだろう。 いいよ、他に欲しいものある?そういうと彼女の目はみるみる輝きだした。 いろいろ物色してる彼女に気づかれないように、こっそりミサンガを買っておいた。 あとでつけて上げよう。利き手にでも。