20/03/21(土)00:51:08 FGOの続... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1584719468345.png 20/03/21(土)00:51:08 No.672774258
FGOの続き物二次創作エロssの綾香ちゃん編が書けました 今回も長いので冒頭を載せて続きは塩に置きます
1 <a href="mailto:s">20/03/21(土)00:52:07</a> [s] No.672774541
生徒会室への階段を昇りながら、以前もこんなことがあったなと思い返す。 悪魔たちの強襲。あの日、俺と綾香は互いに互いの無力さを思い知った。 屋上で、俺の胸の中で未熟さと悔しさに泣いた彼女。 英雄たる素質を持つ優秀な戦士。なれど、彼女はいたいけな少女でもあった。 俺が守護らねばならぬ。改めて自らにそう誓った。 だからこそ、運動場での一騎討ち…あの時も彼女を打ち倒した。 彼女を安心させられるように。せめて俺だけには頼れるように。 だというのに俺は…一人で悩み、彼女たちを、綾香を追い詰めた。 自分が情けない。強くなる、無茶はさせないと言ったあの誓いは何だったのか。 目の前の生徒会室の扉は、今の俺には分厚く高い石壁のように想える。 この先に、綾香はいるだろう。俺は、彼女に俺の意志を伝えなければならない。他の子たちにもそうしたように…。 緊張か、握った拳の指先が冷たい。俺は深呼吸をし、肩を回した。 行こう。重い石壁に俺は手をかけた。
2 <a href="mailto:s">20/03/21(土)00:53:12</a> [s] No.672774838
少女が泣いている。自らの身体を抱き、肩を震わせて。 嗚咽を噛み殺す後姿は、とても小さく見えた。 後ろ手に扉を閉め、俺はそっとその名前を呼ぶ。 「綾香…。」 一瞬大きく肩が動いたが、返事は無い。俺はそのまま歩みを進め、いつぞやの時と同じ距離に立つ。 「綾香。返事はしなくていい。そのまま聞いてくれ。」 あの時も、こんな感じだったなと胸中で自嘲し、俺は続ける。 「俺は、自分が自分じゃなくなってしまう事が怖かったんだ。いつか俺の意志が塗り潰されて、オマエたちを傷付けてしまう日が来るかも知れない事が本当に恐ろしかった。」 綾香が訊いてくれたあの日、素直に話せていればここまで拗れることは無かったのかもしれない。 「生徒たちを救うために、悪魔に身も心も売り渡す覚悟だった。だが、オマエたちを悲しませるような事だけは、どうしてもしたくなかった。守ると約束したのに、それを違えてしまうかもしれない事が、怖かったんだ。」 その結果が、今回のこれだけどな、と苦し紛れに笑う。 「本当にすまなかった。オマエには、俺といるときは安心してもいいだとか言っておきながら…っ!」
3 <a href="mailto:s">20/03/21(土)00:54:13</a> [s] No.672775132
su3736634.txt 続き su3736637.txt VSフジオの今までのまとめ su3736646.txt 0.99以降の誤字脱字などの報告
4 20/03/21(土)01:03:46 No.672777569
ありがとう
5 <a href="mailto:s">20/03/21(土)01:08:00</a> [s] No.672778682
>ありがとう こちらこそありがとう もはや二次創作という名目で好き勝手書いちゃってる気がしてならないけどあと理絵ちゃんだけだからきっちりと終わらせたい
6 20/03/21(土)01:10:51 No.672779429
これは良いものだ…
7 20/03/21(土)01:15:02 No.672780509
>これは良いものだ… そう言ってもらえると嬉しいな 少しでもFGOが盛り上がってくれると嬉しい もっとたくさんの「」の妄想やファンアートが見たいぜ俺は
8 20/03/21(土)01:32:03 No.672784440
最近寒暖差もあって体調崩れやすい時期だから製作者「」には気を付けて作ってもらいたいものだ…