20/03/10(火)00:36:22 ｢｣「……... のスレッド詳細
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20/03/10(火)00:36:22 No.669852968
｢｣「……そっか。そんなことがあったのか」 紅「なぁに？好きな声優さんが結婚でもしたの？」 ｢｣「ぶっ！凄いことを言うもんだなっ！違うし！」 紅「それとも株で何か遭った？」 ｢｣「う、うん。それは…うん。で、でも真紅は心配しなくて良いぞっ！」 紅「そうね……でも辛くなったらいつでも私に零していいのだわ」 ｢｣「お前…そんなに優しかったっけ？」 （ぺちぺちぺちぺちっ） ｢｣「あうあうあうあうっ！往復ビンタなんて久しぶりにされたっ」 紅「２分以内に紅茶とお菓子を用意しなさいっ！気に入らなかったらやり直させるのだわっ」 ｢｣「はいはい…はぁ、きょうは暖かくていいな。嘘みたいだ」 紅「春が近づいている。というよりもう背中の越しにいるのではないかしら」 ｢｣「そうなんだよなぁ。１０年前とは大違いだ」 紅「……１０年前に何か遭ったのかしら？私がこの家に来て随分経ってる頃よね」 ｢｣「そだよ。実は珍しく日記を読んでいたんだ。そしたらさ」
1 20/03/10(火)00:36:32 No.669853023
紅「…３月に雪が降ったの？」 ｢｣「そうだよ。２人して窓の外をポカーンって見ていた」 紅「そんなことが遭ったの。すっかり忘れていたのだわ」 ｢｣「その後、なごり雪の話になった」 紅「“汽車を待つ君の横で君は時計を気にしてる 季節はずれの雪が降ってる”」 ｢｣「そう、それね。なんで君は東京を後にするのかって」 紅「卒業をして実家に戻るのでしょ？あら？でも就職なら東京の方が良くないかしら？」 ｢｣「そこであーでもない、こーでもないって話をした」 紅「うふふっ、そう思うとちっとも変わらないわね私たち」 ｢｣「同じ話を毎度している、ってのは認めるよ。事実そうだし」 紅「去年の今頃はどんなことをしていたかしら？」 ｢｣「待ってろ…震災のときの思い出話をしてた」 紅「いまも大変だったけど、あのときの方が大変だったかしら……」 ｢｣「そうだね……でもお菓子もお茶もある。ティッシュとマスクとウェットティッシュはないけど」 紅「だったら早く用意をして頂戴…いつかまた笑って話せるようになるのだわ（ふっ…）」
2 20/03/10(火)00:47:51 No.669856635
支え合うっていいな