虹裏img歴史資料館

画像ファイル名:1582292454155.jpg 20/02/21(金)22:40:54 No.665048729

こんにちはぴるす君。相変わらず兎小屋のような狭い部屋だな。そう怒るな、独り暮らしの君にいいものを持ってきたのだ。 ただのバンテリンではない。ダウナー系大麻ンテリンとアッパー系シャブンテリンだ。 孤独に耐えられぬ時に塗ってみるといい。安心したまえ危険な薬物ではないしちゃんとコーワには謝った。勿論使い過ぎは良くないが、それは酒やたばこ、ひいては飲食物さえ同じ。 使うも使わぬも自由。では失礼するよ。 数か月後、ぴるすくんはﾊﾞﾝﾃﾘﾝｦｸﾀﾞﾁｸﾀﾞﾁと私の足元にすがりついていた。ぴるす君がこうなることは、わかっていた。 薬物依存になる人間には共通点がある。ずばり、薬物以外の依存先が無い、という点だ。家族なり職場なり、他人と言う依存先がない者は薬物に簡単にハマりこんでしまう。 逆に言えばヒトにとって他者に認められ受け入れられるということは薬物を不要とする程の幸福をもたらすのだ。 一部欧州の国では既にそういうアプローチでの薬物依存症患者の社会復帰を実現しているそうだ。 だがこの日本では薬物依存者には懲罰的対策を取っているので私も国の方針に従い、ぴるす君の首筋にコニインテリンを注射した。