ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
19/11/19(火)23:24:11 No.640039585
コーヒーメーカーに硬水を注ぎ、スイッチを入れる。 本来ならばサイフォンなど器具にも拘りたいところだが、なんせ俺には時間がない。 その分、水と豆だけはいいものを選んで使う。 朝のコーヒーには、苦味を引き出す硬水がうってつけなのだ。 「んん〜…?」 ふわりと舞うコーヒーの香りに、もぞもぞ布団が蠢きだした。 「こーたろーさん、もう朝…?」 「この寝坊助め。…前を隠さんかい」 「ふぇ…はわっ!」 慌てて布団を被ったさくらは非難がましく俺を睨んだ。 「…見た?」 「夕べ飽きるほど見たわい!」 「それなのにずいぶん真っ赤になっとーね」 「ほっとけ!」 布団のあたたかさに負けたのか、再びうつらうつらと舟を漕ぐさくらを肩で支える。
1 19/11/19(火)23:24:25 No.640039646
コーヒーメーカーのアラームに気付き、夢の世界に突っ込んでいた片足を慌ててひっぱり戻す。 俺の肩にのしかかっているさくらは完全にスヤスヤ眠りについていた。 「おい、コーヒーいるのか、いらんのか」 「んーと…こーたろーさんとおんなじで」 こいつ本当に聞こえとるんか、と疑いつつも俺はカップをふたつ用意する。 いつからだったか、俺の部屋にコーヒーカップがふたつ常備されるようになったのは。 「…おはよーございます」 コーヒーを淹れ終わった頃、ようやくさくらも目を覚ました。いや、目覚めとるんかこれ。 「砂糖何個だ?」 「よかよー、自分でやるけん」 よたよたゾンビィ丸出しの足取りで、さくらがコーヒーを取りにやって来た。 角砂糖をトングでつまむと、ひとつ、ふたつ。みっつめを掴んだところで、ハッと気付いて手を離した。
2 19/11/19(火)23:24:35 No.640039690
「なんじゃい、ゾンビィのくせにダイエットかい」 「だって!あんまり甘くしたらゾンビやって太るかもしれんよ!」 さくらは頬をハリセンボンのごとく膨らませる。 「無理せず自分の好きなように飲めばええじゃろがい」 「だったら、このままでよかよ」 照れ臭そうに、カップで口元を隠し呟く。 「だって、幸太郎さんとおんなじやけん」 おしまい
3 19/11/19(火)23:26:02 No.640040072
su3440665.txt 夜明けのコーヒーは何度書いても許されると言われている
4 19/11/19(火)23:29:06 No.640040878
抱きなん…抱いてた!
5 19/11/19(火)23:33:39 No.640042075
夜明けのコーヒーを何度も飲んでるなんて… 破廉恥です…!
6 19/11/19(火)23:34:38 No.640042352
かふぇいん中毒になりなんし!
7 19/11/19(火)23:34:54 No.640042426
くそぉえろい!
8 19/11/19(火)23:38:02 No.640043249
二人がコーヒーの香りを纏ってたら色々察するようになるゾンビィ達
9 19/11/19(火)23:38:47 No.640043418
夫婦でありんす!
10 19/11/19(火)23:40:52 No.640043910
>「だって、幸太郎さんとおんなじやけん」 はいお前可愛い
11 19/11/19(火)23:44:36 No.640044913
やーらしかじゃい…
12 19/11/19(火)23:45:49 No.640045249
よか…
13 19/11/19(火)23:49:13 No.640046147
いちゃいちゃしよってからに
14 19/11/19(火)23:51:18 No.640046737
エロかー!
15 19/11/19(火)23:51:26 No.640046759
いやらしかー!
16 19/11/19(火)23:57:06 No.640048195
ふぅ…
17 19/11/19(火)23:59:40 No.640048855
何度でも何度でも抱きなんし!
18 19/11/20(水)00:03:50 No.640050020
尊か…
19 19/11/20(水)00:04:46 No.640050271
>「夕べ飽きるほど見たわい!」 >「それなのにずいぶん真っ赤になっとーね」 >「ほっとけ!」 スケベでありんす!
20 19/11/20(水)00:12:12 No.640052151
やーらしか…
21 19/11/20(水)00:15:36 No.640053018
はいお前可愛い
22 19/11/20(水)00:16:01 No.640053118
ダイエットせんでも夜に激しい運動しとるから大丈夫じゃい