虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

19/10/30(水)21:12:28 No.634853348

サーバも眠る猿三つ時。 明かりもまばらになった食堂には騎士王の卵と卵かけご飯と私。 脂汗を流しながら卵かけご飯を頬張り続けるセイバーリリィさん。 彼女が一つでも多くの卵かけご飯を完食することがイベントの開催に、ひいては卵かけご飯の製造に従事する先輩とセンパイの健康で文化的な最低限の生活に繋がるのです。 ここでの先輩は男性で、センパイは女性です。私はイントネーションで呼び分けるようにしています。 ともかく歴史の真実を吹き込まれた彼女は炊きこまれるご飯とひび割れゆく卵の濁流に巻き込まれながらも懸命にそれを飲干そうとしています。その儚い闘志はさながら泥を飲みこむ英雄王か、イッキ強制される新入社員のようです。 頑張れ、リリィさん。負けるな、リリィさん。 スポットライトが当たっているうちが華です。 耳をすませば聞こえてくる、闇の中で一心に卵かけご飯を啜るBBさんと蘭陵王さんの咀嚼音。 その音は時計の秒針のように規則的で、私はイベント用サーバのタイムゾーンをダヴィンチちゃんに黙っていくつか書き換えた過去に思いを馳せるのでした。