虹裏img歴史資料館

1 19/10/15(火)00:19:05 No.630703158

「神様」 ニコニコ神様に声をかける。この高鳴る心臓は、何なのだろうか。 ………良い物では無い事だけは確かだが。 「なんですか？」 「神様の胸を揉んだ時、温かかったんです。あっありがとうございましたまだ手洗ってないです」 「汚いですよ？」 「そして、さくらの胸を揉んだ時に気付いたんです。さくらはゾンビィ。死人故に熱が無いという事に」 辿り着いた違和感を神様に告げる。神様に、告げる。 「神様は…もしかして…もしかして本当に」 「幸太郎さん」 心臓が掴まれたかのような感覚が。一瞬、世界の時が止まったと錯覚させた。 見開いた俺の目が映し出すのは切なげな笑顔。さくらの浮かべる笑顔の中では、好きではない笑顔。 首をゆっくりと横に振る。その動きに遅れて着いてくるリボンと同じ速度で、動揺している俺の視線も動く。 「…何故？」 神様は何も答えない。

2 19/10/15(火)00:19:29 No.630703302

「………げほげほごっほん！それでは、何を叶えますか？」 「…いえ、今回は俺何をしたんですか？」 普段通りに進めようとする神様。今は…こうして乗るとしよう。 「わかりませんか？仕方無いですねぇ…」 「ありがたき恩情…ありがたや～…！」 胸を張る神様に手を合わせて拝む。その恩情に。後その二つのメロンに。 「あっ……………もっもう…えっちなんですから…」 「読心忘れてましたごめんなさい」 「…毎回謝れば許されると思ってませんか？」 ぎくっ。あっ待ってこれも読心あっあっ。 俺を見下ろす神様の笑顔から滲み出る圧力がすごい！やばい！これは不味い！ な、何か言い繕わないと…！何か…！ 「…お」 「お？」 「俺はそれが大好きなんですごめんなさい！」

3 19/10/15(火)00:19:55 No.630703441

………？俺は…何を言ってるんだ…？ 「………好きなんですか？」 そう聞いてくる神様の顔が見れない。ずっと自分が座っているベッドの掛け布団しか見えない。 「私の胸が…大好きなんですか？」 「…はい」 「何度怒られても見ちゃうくらい、大好きなんですか？」 「………はぃ」 なんですか？この辱め。いや俺が原因なんですけれども。つらい。 ただ頭を下げ続けて質問攻めに耐える事しか出来ない…全て俺の不徳…くぅ… 「………ふふっ」 笑い声が聞こえた。許された…のか？ 顔を上げた瞬間、首の後ろから前へかかる力。 当然、その予期せぬ力に抗う事なんて出来ず、俺の頭は前方へ。 …どやんすの神様の胸部へ一直線。 柔らかく、豊満な胸に、包まれた。

4 19/10/15(火)00:20:05 No.630703497

「か、神様…！？わぶっ」 埋もれたまま見上げようとして、更に強く押し込まれ何も見えなくなった。 両頬に感じる温かさと柔らかさが、俺を何処か遠くに運んでいく。 「今回は先んじて願いを叶えちゃいます。善行は何だったかの答え合わせは、この後で」 優しい声が耳を撫でて、温かい手が頭を撫でて。 俺の身体から力が抜けていく。これではまるで、あやされている子供ではないか。 だが身体はそう在る事を望んでいるらしい。視界が、徐々に、暗く… 「…幸太郎さん…大好き」 「どうなっても大好き。愛してます。幸太郎さん一筋ですから、私！」 「…これだけは絶対変わらんよ…好き。大好き。ずっと見守ってるから…」 「………だから。どうか…私と、幸せになってね」 「…あれ？幸太郎さん？何か真っ赤に…」 「うえぇ！？鼻血！？だ、出しすぎとよ幸太郎さん！？ちょっと！？幸太郎さん！？」 何やら叫んでいる神様に揺さぶられるが、どうしようもない。 真っ赤な視界に覆われて、俺は意識を手放した。

5 19/10/15(火)00:20:54 No.630703796

何処かから香る匂いに、目が覚めた。 「あっ起きました！？」 横を向けば、さくらの姿。湯気が立つカップを手に持ち、俺に駆け寄ってくる姿。 そんなに走ると転ぶぞ…なんて思いながら、その様を寝たまま眺める。 案の定足を机の脚に引っ掛けて、勢い良く前のめりに転ぶ。 宙を舞うカップを諦観を持って見届ければ結果が変わる訳は無く、当然のように俺に届いた。 「ぐへぇ！あっちゃあ！？」 頬に衝撃。顔に熱。 跳ね起きて顔を拭う。拭った後、俺の視線はこれを行った犯人に。 「いたた…あっ」 犯人と目が合った。ずぶ濡れの俺を見る犯人の顔が、みるみる青くなっていく。 「………何か言う事あるんじゃないか？」 「ご、ごめんなさいぃ…」

6 19/10/15(火)00:21:20 No.630703957

タオルを手に取り、再度俺に駆け寄ってくるさくら。正直怖いから急がないで欲しい。 「今拭きますから！」 ベッドに座る俺の頭をわしゃわしゃと。タオルで優しく包み拭う。 「うぅ～…持っとらんね私…ほんとにごめんなさい…」 こうして凹むさくらの姿は普段と変わらない。 先日に…まぁ…色々あったのだが、変わらぬ様子で何よりだ。 タオルが離されて、開けた視界で前を見つめる。 …立っているさくら。さくらの胸が目線と同じ高さでそこに在った。 「………～～～っ！？」 「…な！？ち、違わい！」 両腕で胸を覆い隠し、一歩後ずさるさくら。はたして俺の弁解の言葉は届いているのだろうか。 先日の神様詐称事件のせいで、さくらは俺の視線に敏感になっている。特に胸。 俺が意識せずにちょっと視線が掠っただけでもこうして赤くなる。意識してガン見しても赤くなる。 困った物である。

7 19/10/15(火)00:21:38 No.630704044

「…幸太郎さん、えっちなんですから」 「今のは不可避だったじゃろがい！」 俺の隣に腰を落としジト目で見てくるさくらに、ひたすら自己弁護。 「そやんか事言って、いっつも見よる癖に…」 「普段は意識しとらんわい！こん自意識過剰ゾンビィがー！！」 「…普段は？」 「あっ」 何故こうも俺はバカなのだろうか。何故ここで俺は付け入る隙を見せてしまったのだろうか。 「………」 「…ち、違うんです…誤解です…言葉の綾です…」 先ほどと比べ、たどたどしい俺の弁。ジト目の攻撃力がドンドン増してくる。 「見とるんですね…たまに、私の…む、胸を…そやんか風に…」 「…すまん」 謝るしかない。もうどうしようもない。自己弁護なんてこんな状況ではムダだ。

8 19/10/15(火)00:21:59 No.630704159

「…幸太郎さん」 「は、はい」 両手を閉じた膝の上に置き、処断の声を待つ。 「………言ってくれれば、ちょっとくらいならよかですからね」 「…え？」 肩に重み。隣を見る。 俺の肩にさくらが頭を乗せていた。髪の間から赤い耳が見える。 そしてつむじには、何かが書かれた紙が。 『持っとらん悲しき性を背負ったかわゆい女の子に誠実に向き合った事！』 …なるほど。善行はそれだったか。 だが…やはりいつもの如く善行を行った気分にはならない。 それにどやんすの神様は…彼女は…やはり… さくらの肩に手を回し、天井を見上げる。 次だ。次に神様が訪れた時、答えを出す。

9 19/10/15(火)00:25:05 No.630705223

もはやおっぱいの神様と言っていいほどおっぱいおっぱいしてるでありんす！

10 19/10/15(火)00:27:06 No.630705772

>「神様の胸を揉んだ時、温かかったんです。あっありがとうございましたまだ手洗ってないです」 今の季節は手洗いうがいをちゃんとせんと風邪引くとよ！

11 19/10/15(火)00:31:25 No.630706958

おっぱいの話ばっかでありんす！

12 19/10/15(火)00:32:30 No.630707266

鼻血出しすぎて貧血で倒れそうだなと思ったらやっぱり倒れてた

13 19/10/15(火)00:35:50 No.630708251

おっぱいがいっぱい！

14 19/10/15(火)00:36:54 No.630708568

謎は深まるばかりでありんす…

15 19/10/15(火)00:42:44 No.630710186

どやんすの神様はおっぱい推しだな…

16 19/10/15(火)00:46:32 No.630711212

どやんす神…

17 19/10/15(火)00:49:30 No.630712026

2人がイチャイチャしとって私も鼻が高いとよ…

18 19/10/15(火)00:58:25 No.630714190

やーらしか

19 19/10/15(火)01:00:54 No.630714749

幸太郎さん！ 揉む以上のことをせんね！ さくら待っとらすよ！

20 19/10/15(火)01:05:54 No.630715828

良かったい

21 19/10/15(火)01:07:42 No.630716209

よっしゃー！

22 19/10/15(火)01:09:40 No.630716695

どやんす～