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19/10/01(火)00:40:37 泥の夜遊び のスレッド詳細

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19/10/01(火)00:40:37 No.626966081

泥の夜遊び

1 19/10/01(火)00:41:35 No.626966346

更けるWiki https://seesaawiki.jp/kagemiya/

2 19/10/01(火)00:46:05 No.626967513

夜遊び上手な泥

3 19/10/01(火)00:50:00 No.626968441

なんか変なスイッチが入って書いたえっちなの投げて寝る su3342569.txt

4 19/10/01(火)00:50:56 No.626968667

誰とは特定できないけどえっちだ…

5 19/10/01(火)00:51:43 No.626968815

凄く...えっちだ...

6 19/10/01(火)01:02:33 No.626971347

えっちの波動を感じる...!

7 19/10/01(火)01:05:16 No.626971920

えろか?

8 19/10/01(火)01:16:08 No.626973816

エロい泥はいい...脳に効く

9 19/10/01(火)01:17:34 No.626974045

ルクレツィアは珍しく飛行魔術以外の話をしていた。同じ動物科であるアルフィンの定期試験が間近なのだ。 あれでルクレツィアは学内の成績はトップクラスだし、天賦の才持つ者としては意外と理詰めで行くタイプだ。 酒が入っているのでややちゃらんぽらんになっていたが、試験課題の傾向やその対策についての話を割と真面目にやっていた。 アルフィンも普段のおちゃらけた態度で偽装してはいたが、どこか真剣に聞き入っている素振りがあった。 以前ルクレツィアが課題内容をドンピシャで当てたことがあったから、参考に値すると判断しているようだ。 今日風はいつものようにシードルを舐めるようにしてちびちび飲みながらその様子を静かに見物していたし。 ディナンドリはグラスに情熱的に口づけしてラム酒を煽りながら、あの喧しくて風船でも詰まっているかのような胸の女ウェイターと本当に下らない話題で盛り上がっていた。 他のいつものメンツは今日は不参加だったけれど、本当に飲んで騒いでいるだけなんだから誰がいつ来たっていい。 ここはそういうところなんだから。だから、遅めの夕飯代わりにフライドポテトを摘んでいた私はダントの表情が気になった。

10 19/10/01(火)01:17:55 No.626974102

彼女が不貞腐れたようにむっつりと唇を真横へ結んでいる、というのはいつものことだ。 私の肩あたりまでしかない小さな体躯の隅々に、どこか捨鉢に構えた印象を持っている。 笑顔といえば大抵冷笑で、けれども時折ひどく淋しげな自嘲を口の端に浮かべる。 女性らしい丸みを帯びない精神性で、私たちと一緒にあっても馴れ合いを避けつつ、少しだけ輪から離れたところから叶わなかった夢を眺めるような遠い目をする。 そんな一見少女にしか見えない降霊科の女魔術師である。 しかしその時のダントは違った。直截に言えば、余裕がなかった。 霜が降りたような表情でずっと手元のグラスを眺めている。もう空っぽのショットグラスが光を反射する様を観察している。 けれど心はそこになかった。まるで店内でひとりだけ戦場の只中にいるような緊張感があった。 「………ダント?どうしたんです、そんな怖い顔をして」

11 19/10/01(火)01:18:06 No.626974128

「っ!?ああ、いや……お前か。なんでもない。大したことじゃないんだ。  少し物思いに耽っていただけだ。俺だってたまにはそういうこともある。そうさ、クソッタレな思い出だ。  そんなもんに浸ってりゃ、○○☓☓な顔を知らぬうちにしちまっていることもあるだろう。悪かったな心配させて」 下品なF言葉で自分の表情を表現しながら空のグラスを煽ろうとし、そこでようやくグラスの中身が空っぽなのに気づいたらしい。 ディナンドリとの会話がいよいよコントの領域になりつつあったウェイターの注意を引いて、おかわりを注文した。 いつだってクールなダントにしては少しぎこちない仕草だった。きっと何か隠したいことがあって誤魔化したのだ。 けれど私は「そうですか」と言うに留めた。何事も踏み込むべきこととそうでないことがあって、今回は後者に思えたのだ。 隣に座るダントの身体がやけにいつもより小さく見える。ややあって、ダントは私にだけ聞こえる音量でぽつりと呟いた。

12 19/10/01(火)01:18:19 No.626974153

「ああ、その、なんだ。こいつはその思い出に関することで、現在進行系の話ってわけじゃないんだがな。  お前は狂ってるってのはどういうことだと思う。精神的に参っちまってるとかそういうことじゃねぇ。  もっと根本から、なんならどいつもこいつもトチ狂ってる魔術師どもから見てもオカシな範疇のことだ」 「狂ってる、ですか。そうですね」 突然投げかけられた不思議な質問。彼女の過去に関係することなのだろうか。 こうして話していればダントだって決して平坦な道を来た魔術師ではないというのは分かる。 いや、この世の常理から外れる道を選んだ魔術師であるなら誰しもがある程度はそういう理不尽と付き合ってきたはずだ。 平凡で、さして起伏のない人生を歩んできた私が珍しいくらいである。そんな私だから軽々に共感など示せなかったし、だから一生懸命考えてみた。 氷の角が溶けたウィスキーのロックで唇を湿らせてから、自分なりの言葉を返す。

13 19/10/01(火)01:18:30 No.626974187

「きっと、楽しくないことに耐えられなかったんじゃないでしょうか。  普通に生きていて得られる楽しいことよりも、楽しくないことへ付き合うことへの不満のほうが重かったんですよ。  でもそれって子供の癇癪みたいで、少し悲しくて哀れですね。  だって、狂ってるということは誰にも分かってもらえないってことで、それは誰にとってもどうでもいいってことじゃないですか」 別に何かこれまでの人生経験から算出した答えではない。聞いた話を自分なりに入力し、想像し、想定し、出力しただけだ。 けれどそれを聞いたダントは珍しい色の表情を浮かべた。 どこか倦んだ目を軽く見開き、ほう、とでもため息を付きそうな顔で私の顔をまじまじと見つめる。 普段から苦み走った顔ばかりしているダントに、ほんの少しでも邪気のない顔で凝視されるとなんだか落ち着かない。 「な、なんですか?変なことを言ったでしょうか」

14 19/10/01(火)01:18:40 No.626974216

「………いや。やっぱりお前は面白いな。ここにいる連中はクソッタレよりはちょいとマシなだけで極めつけのアホばかりだが……。  お前さんはこの中でも特級にアホで、ヘンなやつだ」 「あ、アホ?」 「馬鹿。言わせるな。褒めてる方だ。………ふん、お陰でクソ下らない気分がいくらかマシになった。ありがとな」 そう言ってダントは唇の端を微笑の形に歪め、腕を伸ばして私の頭を乱暴に撫でた。 こんな見た目でもダントは私よりも年上だ。だから、というわけではないが、なんだか先輩に可愛がられているようで嫌な気分ではない。 そうこうしているうちにウェイターが喧しい高笑いと共にまるでなってない接客でショットグラスを置いていった。 ………スピリタス。アルコール度数96%の冗談のような飲料をストレートで一気に飲み干すのも、大概アホだと思います。ダント先輩。

15 19/10/01(火)01:18:53 No.626974256

またか!

16 19/10/01(火)01:19:35 No.626974362

夜の怪文書ラッシュ!

17 19/10/01(火)01:19:51 No.626974412

連日じゃないか!ありがとう!

18 19/10/01(火)01:24:48 No.626975191

私ちゃんはさぁ タラシの人?

19 19/10/01(火)01:28:57 No.626975840

むしろGOLFのメンバーがタラサレな気もする

20 19/10/01(火)01:31:00 No.626976166

私ちゃんの普通力がスーッと効いて…これは…

21 19/10/01(火)01:35:50 No.626976860

su3342679.txt いじめられっこの方のジェシカちゃんのエロ怪文章出来た!出来てしまった… Gってほどじゃないけど結構ひどいと思うので一応注意

22 19/10/01(火)01:37:25 No.626977116

ひええ怖い

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