虹裏img歴史資料館

画像ファイル名:1568647260604.png 19/09/17(火)00:21:00 No.623416453

残暑。「」が逝きさんとスーパーマーケットへ買い物に出る。 風に秋を感じないでも無いけれど、家の外は熱風が吹き荒ぶ。 逝きさんも笑ってはいるけど、笑い声もどこか暑そうだ。 アスファルトから立ち上る熱気は「」にこの後の夕立を予感させる。 夕方には鈴虫が鳴き始めるというのに、昼はまだ蝉が鳴いている。 夏と秋の混ざりあった感じは「」に虹裏のカタログを思い出せた。 混沌の中に秩序がある。きっと一定の法則だってあるに違いないが… 「」にはそれがわからない。流れに乗れない。深夜0時過ぎに「逝きさん愛してる」と貼るのが精一杯。 ――いつの間にかスーパーに着いていた。逝きさんの笑い声の調子が変わったのでやっと気が付いた。 「」が飲み物やらお菓子コーナーを彷徨っている間に逝きさんが生鮮食料品や日用品を買い集めてくる。 手押しカートを押して颯爽と歩くメイド。逝きさんは買い物も早いので「」もウカウカしていられない。 ――おやロボットのメイドだ。セルフレジのタッチ画面を「」が対応している。多様性とは難しいのだ。 「あはは保証対象外さんですね！」　「虹メはみんな保証対象外では？」　「あははははは！！！！！」