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19/09/12(木)00:01:14 かつて... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1568214074010.jpg 19/09/12(木)00:01:14 No.622092591

かつて、その慎ましやかな教会はラビアンにとって唯一の安寧に満ちた場だった。 外へ1歩出れば魔を祓うための過酷な戦いが待っている。あらゆる魔がラビアンに牙を剥いた。 それでも、その教会にいる時のラビアンは安らぎを得ていた。 訪れる者のいなくなって久しい、古びた小さな教会だ。やや風化し、人が住む建物としては破損箇所もいくつかある。 その屋根裏。おそらく以前この教会にいた聖職者が住んでいただろう、狭い部屋がラビアンの仮の住処だった。 そこは前に住んでいた者が残していった様々な物品が雑然と置かれていた。使用用途の分からない薬瓶や古びた本などだ。 魔との戦いを続ける内に、ラビアンはこの部屋へ少なからずの愛着を抱いていた。 確かに過ぎた年月は部屋を少し見窄らしい姿に変わっていた。壁紙は破れ捲れていたし、何もかも埃っぽい。 しかし寝泊まりする内に、この部屋こそが今の自分の帰ってくる場所……そんな、仄かで温かみのある思い入れを持っていた。 ―――部屋は、堕落と冒涜に満ち溢れた淫獄へとすっかり変わり果てていた。

1 19/09/12(木)00:01:25 No.622092666

そこかしこでじゅるじゅると響く、得体の知れない濁った水音。発生源などいちいち探すまでもない。 通常の生命とは考えがたい、常人であれば『何か』とでも表現すべき生物が無数に部屋中を這い回っていた。 牙をぞろりと生やした輪型の口。軟体動物のような質感の身体に触腕をいくつも生やし、這った跡には謎の粘液が塗りたくられる。 大きい、いや大きくなった個体にはぎょろりとした大きな目玉が身体の側面に複数備えられ、部屋のあちこちに視線を注いでいた。 彼らが這っているのは床だけではない。木棚、壁、天井に至るまで、身をひしめき合って悍ましく蠢いている。 異貌の『何か』である彼らは全て、あるひとりの雌の胎から産まれてきたモノたちだ。 「……あ……うあ……あ……、んぅ……あ、あ゛あ……♥」 彼女は部屋の中央にぺたんと足を崩して座り込み、放心したかのようにぼうとしている。 唇からはうわ言のように熱っぽい呻き声が断続的に発せられ、びくん、びくんと、時折しゃっくりでもするように体を震わせていた。 彼女の背後には『旦那様』がぴったりと張り付いていた。

2 19/09/12(木)00:01:39 No.622092734

どんな形状にも密着するその腹足でラビアンを抱え、支え、抑え込むその姿勢。もうずぅっと同じ格好をしている気もする。 苦しいことは何もない。ラビアンは床に座っているという感覚すらない。体重は全て『旦那様』に預けていた。 その胸元に目を向ければ、乳牛の如く母乳を蓄えたふたつの乳房に小さな『何か』が2匹、ラビアンの乳首を咥えてぶら下がっている。 もうラビアンは以前のように飛んだり跳ねたりして戦うことは出来ない。ねっとりとした媚肉が全身について艶やかさを増している。 雌として子を生み子を育てるという機能に特化してしまったラビアンの肉体は最早後戻り出来ないまでに変わってしまっていたのだ。 『何か』はその軟性の身体を波立たせるように動かしながら、ラビアンの乳房から栄養を吸収している。 母乳である。だがただの母乳ではない。人間のものとは比べ物にならないほど濃密な、甘露とも言うべき粘っこい母乳。 ラビアンの乳房は『何か』をよりよく育てるためのものになった。人の赤ん坊に与えるにはあまりに濃く淫らな乳を作る器官に。

3 19/09/12(木)00:01:58 No.622092844

『何か』に乳首を甘噛みされるたび、既に『旦那様』の助けも要らないほど大量の母乳が乳頭よりびゅるりと迸る。 そのたびにラビアンは浅ましく絶頂する。乳首を噛まれる刺激、乳腺から乳管を伝って特性の母乳が搾り取られる刺激によって。 ずっとびくびくと背筋を跳ね上げさせているのは主にこの快感によるものである。 四肢を投げ出し、己の肉体の保持すら『旦那様』に任せきり、ラビアンの意識はただ性感と愛を貪るだけのものになっていた。 キモチイイことは素晴らしい。『旦那様』も『我が子』も愛おしい。そのふたつへただひたすら埋没する生き物だった。 そんな退廃的な日常の中で、ラビアンが強く反応する出来事はそう多くはない。そのうちのひとつが今始まろうとしていた。 「あ……あ……っ、あー……っ、あ゛ー……っ、うま……れ……るぅ……ずる、ずる、ってぇ……♥」 口を半開きにし、唾液が溢れるままにし、虚ろな表情だったラビアンが緩みきった微笑みを浮かべる。 どくんどくんと脈打ったのは比喩ではない。実際にラビアンのぱんぱんに膨らんだ腹は微かに脈動していた。

4 19/09/12(木)00:02:11 No.622092894

臨月の妊婦、とするにはその孕み腹は少しばかり大きかった。もしこれ以上膨らんだら内側から腹が破けてしまうのではと、そう思わせるほどに。 膨らみきった腹に乗った両の乳房がそのサイズ比から然程大きくはないのではと錯覚させる。人間なら一体幾つの子を孕んだのだろうと驚いたろう。 だが、そんな孕み腹の破水にしては膣から溢れ出た羊水の量は少なすぎた。 ちょろちょろと岩の隙間から湧き出る清水のように吹き出した後、それっきり流れてくる様子はない。 それはラビアンの子宮がその容積をどれだけ最大限活用していたかを如実に示していた。 膨らんだ腹の大きさと反比例し、その出産はあまりにもスムーズなものだった。 通常の出産ならば外界への旅を始める子へ頑強に立ち塞がる子宮の通用門は、子が触れるその感触だけで自ずと隙間を全開で開ける。 「んぎゅ……っ、あ゛、うあ……はぁ……ひとり、めぇ……くぱぁって……わらひ、ひろげへぇ……んぅぅぅ……♥」 生まれ落ちるまでにラビアンの子は何の苦労も無い。子宮口を素通りし、産道を滑り降りて、そうして『何か』は母の胎より脱した。

5 19/09/12(木)00:02:24 No.622092941

ラビアンの膣奥と臍の緒で繋がった『何か』はピィと化生の鳴き声を上げると、自分からぷつりと母との繋がりを断つ。 『何か』は親孝行者であり、また弟妹想いだった。いつまでも母と接続していられない。―――産まれる弟妹はまだたくさんいるのだから。 「あ゛……うあ゛あ゛……お゛、ほお゛おおおぉ゛……うまれ……きもぢ、い……だんな、さまぁ……きもぢ、いい、です……♥」 母の潮という祝福を浴びながら次々にラビアンの膣から這い出てくる『何か』たち。 それらが子宮口を潜り、膣のあちこちに触腕を突き立てながら自分の中から零れ落ちていく感触にラビアンは酔いしれる。 以前のように、獣にも似た激しい嬌声がラビアンの喉を震わせることはない。 だが喉の奥、いや魂の奥底から絞り出される、出産の歓びを謳う淫猥で品のないうわ言。 どろどろに蕩けきったそれは以前とは桁違いの人外の快楽をラビアンが覚えている事実を明らかにしていた。 「んふ……あ゛へっ……つぎつぎ、くる……あ゛かちゃん……あ゛、イく……イく……ん゛おぉ゛……とまら゛なひぃぃ……♥」 こうしている間にもラビアンの子宮から『何か』が延々と這い出ていく。

6 19/09/12(木)00:02:37 No.622092994

小山のようにラビアンの開かれた股ぐらの前へ積み上がった『何か』たちは、彼女がどれだけその胎内に命を宿していたか表していた。 『何か』が膣の入り口を潜り抜けるたびにがくがくとラビアンはその肉体を踊らせる。 『旦那様』が支えていても抑えきれないほど激しい痙攣。雌のフェロモンをたっぷり含んだ汗が飛び散り、部屋に充満する淫臭へ混ざっていく。 『旦那様』との間に出来た子を産む装置になったラビアンは、それでもこの世に何の未練もないような至福の表情をしていた。 「きもぢ、いひ……ああ……ぶりゅ、ぶりゅっへ……でりゅ……お゛ほぉ…ぎもぢ、い……っ、えへ、えへへ……♥」 眼尻は降りきり、その端からぽろぽろと歓喜の涙を流しながら子を生むたびに身体をひくつかせる。 己の肉体にとって大事なのは愛の言葉を伝える頭と、子に乳を与える乳房と、子をたくさん孕む腹だけだ。 それ以外は『旦那様』に対して如何に自分が感じているかを伝え、『旦那様』を悦ばせる道具でしか無かった。いや、腕は別か。 腕は『旦那様』と作った愛子を抱き寄せるために無くてはならないだろう。それ以外は絶対に必要とは思えないほどだった。

7 19/09/12(木)00:02:48 No.622093027

……『何か』で詰まっていた子宮が全て排出を終えたと同時に胎盤がずるりと膣口から抜け落ちる。 それを『何か』たちがこぞって食い荒らすのを力のない視線で見つめながら、ラビアンは『旦那様』が身動ぎするのを感じた。 「あ……だんな、さまぁ……?あ、ふあぁ……んひゅぅ……」 ゆっくりと前のめりになり、ラビアンを床へと押し倒していく。押し潰されるのを避けて『何か』が脇に散っていく。 床に身体を押し付けられたラビアンの膣に硬いものがあてがわれた。嬉しげな溜め息を零したのはラビアンだ。 これこそがこの生暖かく滞留した生活の中でラビアンが激しい反応を示す、もうひとつの出来事だった。 もう幾度となく繰り返してきた行い。夫婦の子作りが飽きることを知らずに再び始まる。 「あぅ……あ、だんなさまぁ……どうぞ、ごえんりょなく、いっぎに、おくまでぇ……あっ、あ゛お゛っ、んお゛おぉぉ゛……っ♥」 ずぶぶ、とつい先程子を産み落としたばかりのラビアンの膣に『旦那様』の生殖器が最奥まで挿入されていく。 ぴったりと子宮に密着し、当たり前のように子宮口を割り開いてその内部へ侵入した『旦那様』の剛直。

8 19/09/12(木)00:02:58 No.622093070

ろくな抽送もせず、あっと言う間に始まる射精。沼の泥を詰め込まれているような、ずん、と腹が重くなる感覚に心地よい悪寒が走る。 「あ゛、あ゛ー……ん゛あ、あ゛、あ゛、あ゛、あ゛、あ゛……っ♥……あ゛、はらむ、の、きもぢ、い゛……♥」 最愛の夫による生殖器の挿入に応え、己の卵管が吐き出したたくさんの卵子が『旦那様』の精子に陵辱される錯覚。 ラビアンは笑った。一切の憂いのない、歓喜の粋を集めたような緩やかな笑顔。 受精によって絶頂しながら、そんな安らぎの中にあるのに止まらない涙の理由を考え、幸せの只中にあるためと結論づけた。 ―――夫と妻の間で繰り広げられる愛の営みに終わりはなく。ラビアンは底なしの闇の中へ溶けるようにして沈んでゆく。 仮にこれが全て幻の夢だったとしても、ラビアンが現実に立ち返る選択肢を選ぶことは決して無いだろう。 聖職者の悪夢はいつまでも醒めることはなく。 夜空に浮かんだまま動かない赤い月は慈愛の――そう、きっと――笑みを以てそんな彼らの終わらない蜜月を見守り続ける。

9 19/09/12(木)00:03:11 No.622093124

『旦那様』とラビアンが慕う巨大な蛞蝓がラビアンの子宮へ更なる精をごぷりと飲み込まさせた。 最早膨らんだ状態が元に戻ることのないラビアンの子袋が貪欲にそれを啜り上げる。一滴も逃すまいと子宮口が生殖器を締め上げる。 「あ゛、びゅく、びゅく、ってぇ……ん゛ひ、あ゛、あー……、イ、く、あかちゃん、また、できて、イ゛……くぅぅぅううう……♥」 ―――ここには幸福だけがある。果ての無い淫獄ではあるかもしれないが、幸福で満たされているということは天国に違いない。 魔を祓う聖職者として過酷な人生を辿ってきたラビアンが終点に辿り着いた報酬としては十分すぎるものだろう。 彼女は『旦那様』と片時も離れること無く、片時も繋がらぬことなく、ひとつの命としてどろどろと溶け合っていく。 愛し合うふたりと彼らを囲むふたりの子たちを邪魔するものは何もなく、噎せ返るほどの愛と情欲が天井知らずに煮詰まり続ける。 『旦那様』に覆い被さられたまま、ラビアンが『旦那様』の湿った肉体に四肢を巻きつけながら切なそうに啼いた。 それが雌にとって最上の清福なのだと歌うかのように―――。

10 19/09/12(木)00:03:39 No.622093241

・今晩は投下しないと言ったな、すまんありゃ嘘になった ・まとめは渋を探してみてください

11 19/09/12(木)00:06:32 No.622093999

ありがてえ!ありがてえ!

12 19/09/12(木)00:07:16 No.622094199

異種和姦良いよね

13 19/09/12(木)00:08:51 No.622094599

ありがたい…

14 19/09/12(木)00:10:06 No.622094919

どうして寝る前におちんちんが元気になるようなことするの!

15 19/09/12(木)00:10:16 No.622094961

>・まとめは渋を探してみてください 渋にもあげてくれるとはありがたい…

16 19/09/12(木)00:11:33 No.622095332

販促として凄まじいよこれ

17 19/09/12(木)00:13:57 No.622095926

>販促として凄まじいよこれ アクション下手だから体験版クリアするのすら大変だった 遊ばずともお布施と思って買うか…

18 19/09/12(木)00:14:20 No.622096027

>遊ばずともお布施と思って買うか… イージーモード追加されるぞ!

19 19/09/12(木)00:16:26 No.622096561

この連載で何人の「」が買ったのだろう…

20 19/09/12(木)00:19:36 No.622097360

マジにプロじゃないよね…?

21 19/09/12(木)00:23:41 No.622098364

洗脳淫紋といいこのジーコ凄い良いよね

22 19/09/12(木)00:23:45 No.622098378

脱力して腑抜けになっても滅茶苦茶感じてる描写いい…

23 19/09/12(木)00:29:20 No.622099722

なにこれ…凄く良い…

24 19/09/12(木)00:31:40 No.622100268

本気すぎる文面だ

25 19/09/12(木)00:35:51 No.622101094

ちょっと持ち上げすぎでキモい

26 19/09/12(木)00:38:03 No.622101537

説明文だけでリョナものだと思って忌避してた 異種姦メイン?

27 19/09/12(木)00:39:29 No.622101864

>説明文だけでリョナものだと思って忌避してた >異種姦メイン? リョナ6異種姦4くらいかな…

28 19/09/12(木)00:41:41 No.622102266

ナメクジみたいななのがメインだったら最高だったんだが めっちゃ死ぬ

29 19/09/12(木)00:44:40 No.622102814

次のアプデのステージはエロメインだぞ!バイナウ!

30 19/09/12(木)00:47:18 No.622103309

淫紋の所だけループになってしまうが脱出以外にゲームオーバー分岐ある?

31 19/09/12(木)00:48:04 No.622103458

>ちょっと持ち上げすぎでキモい お前は何も生み出せないけどな

32 19/09/12(木)00:48:26 No.622103533

まさかって思ったんだよ 本気怪文書来てるじゃねぇか…

33 19/09/12(木)00:49:11 No.622103679

>淫紋の所だけループになってしまうが脱出以外にゲームオーバー分岐ある? ない あそこはクリアするまでずっとループする なので最終的に勝ったラビアンにも淫紋が付きっぱなしというパターンも

34 19/09/12(木)00:50:53 No.622104002

昨日の今頃抜こうと思って買ってクリアしたら眠くなって寝た

35 19/09/12(木)00:51:14 No.622104086

リョナとしてもかなり性的に寄せてるから入門としても最適 なによりあまちーが名演しすぎる

36 19/09/12(木)00:52:06 No.622104254

淫紋ついたままNKTするのか…

37 19/09/12(木)00:52:18 No.622104293

渋にあるといつでも読めるのがありがたい

38 19/09/12(木)00:53:58 No.622104645

やったぜ

39 19/09/12(木)00:56:46 No.622105165

>ちょっと持ち上げすぎでキモい 無産の嫉妬キモい

40 19/09/12(木)00:58:50 No.622105554

性癖にどストライクなゲームが出たら持ち上げまくって販売数増やして作者の続編へのモチベを上げさせるのは当然では

41 19/09/12(木)00:59:31 No.622105678

>性癖にどストライクなSSが出たら持ち上げまくって作者の続編へのモチベを上げさせるのは当然では

42 19/09/12(木)00:59:46 No.622105730

俺が持ち上げてるのはパンツだけたぞ

43 19/09/12(木)01:00:08 No.622105806

それは下げろや

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