虹裏img歴史資料館

1 19/09/03(火)19:27:31 No.619972491

「ケオーッケオッケオッケオッ！」「ケオーッケオッケオッケオッ！」 「イヨーッ！」「ケオアバーッ！」「イヨーッ！」「ケオアバーッ！」 カブキニストは今、大量の謎のエビニンジャ・プラウンに囲まれていた！ どこから沸いてきたのか？なぜこんな大量に？そんなことはどうでもよい。やらねばやられる。今はそれだけだ！ 「イヨーッ！」「ケオアバーッ！」 カブキニストは546体目のプラウンを爆発四散せしめたが…まだまだ増員は減る気配がない！ 「ケオッケオッケオッケオッケオッ！このまま同族を増やし続け、世界人口の全てをプラウンにしてやるんですけお…！」 どこからか高笑いが聞こえる。カブキニストは直感的にそこへ向かおうとし、押し寄せるプラウンを倒し続ける。だが数が多い、多すぎる！カブキニストは段々と押され、赤い傷が増え、ついには890体目のプラウンを倒すと同時に彼も地に倒れ伏し…爆発四散…！

2 19/09/03(火)19:27:55 No.619972591

ｰｰｰｰｰｰｰｰ 「ハァーッ！ハァーッ！」 コーシロはふと目覚める。ここは…ドージョーの寝室か。 「少しエビを剥きすぎたか…」 彼は思い出す。タカコに頼まれ、夕飯のエビの殻剥きを手伝ったことを。慣れないことで、なかなか手間がかかった。 「少しワーカホリック気味なのかもしれないな」 コーシロは溜め息をつくと、再び寝息を立て始め KABKOOOOOM!!!突如として爆発音が響く！ 「何だ！？」コーシロは…カブキニストは外に飛び出す！ 街に降り立つ。恐ろしい光景が目に入る！ 「ケオッケオッケオッケオッ！」「ケオッケオッケオッケオッ！」 おお、ナムアミダブツ！辺り一面にエビニンジャがひしめいている！サラリマンスーツの切れ端を身につけたものや、LANコードを垂らしたものもいる。まさか…！？ 「人間がエビニンジャに…プラウンに変化しているのか！？」

3 19/09/03(火)19:28:13 No.619972676

「ケオーッ！」 考える間もなくエビニンジャの一人がカブキニストに突撃してくる！ 「イヨーッ！」「ケオアバーッ！」 爆発四散！もしやもとは無辜の市民だったのかもしれぬ、だが迷っていてはこちらが死ぬ！ 「ケオーッケオッケオッケオッケオッ！」「ケオッケオッケオッケオッケオッケオッ！」大量のエビニンジャが…プラウンが押し寄せる！ 壮絶なカラテ攻防が開始される！ 「イヨーッ！」「ケオアバーッ！」「イヨーッ！」「ケオアバーッ！」 壮絶なカラテ攻防が続く！ カブキニストは546体目のプラウンを爆発四散せしめたが…まだまだプラウンは減る気配がない！ 「ケオッケオッケオッケオッケオッ！このまま同族を増やし続け、世界人口の全てをプラウンにしてやるんですけお…！」 どこからか高笑いが聞こえる。カブキニストは直感的にそこへ向かおうとし、押し寄せるプラウンを倒し続ける。だが数が多い、多すぎる！カブキニストは段々と押され、赤い傷が増え、ついには890体目のプラウンを倒すと同時に彼も地に倒れ伏し…爆発四散…！

4 19/09/03(火)19:28:47 No.619972824

ｰｰｰｰｰｰｰｰ 「ハァーッ！ハァーッ！」 コーシロはふと目覚める。ここは…ドージョーの寝室か。 「少しエビを剥きすぎたか…」 彼は思い出す。タカコに頼まれ、夕飯のエビの殻剥きを手伝ったことを。慣れないことで、なかなか手間がかかった。 「少しワーカホリック気味なのかもしれないな」 コーシロは溜め息をつくと、再び寝息を立て始め KABKOOOOOM!!!突如として爆発音が響く！ 「何だ！？」コーシロは…カブキニストは外に飛び出そうとし…夢のことを思い出した。 全人類をエビニンジャに？それなら、ソメゴロとタカコはどうなる！？ 「ソメゴロ！タカコ！」カブキニストはドージョーのソメゴロとタカコを探す！ 「父さん！これは！？」 二人は生きていた。ドージョーの裏口からやってきたプラウンを、必死になって倒し続けている！

5 19/09/03(火)19:29:08 No.619972910

「説明は後だ！イヨーッ！」 二人の前に割って入り、壮絶なカラテ攻防が開始される！ 「ケオーッケオッケオッケオッケオッ！」「ケオッケオッケオッケオッケオッケオッ！」大量のエビニンジャが…プラウンが押し寄せる！ 「イヨーッ！」「ケオアバーッ！」「イヨーッ！」「ケオアバーッ！」 壮絶なカラテ攻防が続く！ カブキニストは546体目のプラウンを爆発四散せしめたが…まだまだプラウンは減る気配がない！ 「ケオッケオッケオッケオッケオッ！このまま同族を増やし続け、世界人口の全てをプラウンにしてやるんですけお…！」 どこからか高笑いが聞こえる。カブキニストは直感的にそこへ向かおうとし、押し寄せるプラウンを倒し続ける。だが数が多い、多すぎる！カブキニストは段々と押され、赤い傷が増え、ついには890体目のプラウンを倒すと同時に彼も地に倒れ伏し…爆発四散…！

6 19/09/03(火)19:29:40 No.619973039

ｰｰｰｰｰｰｰｰ 「ハァーッ！ハァーッ！」 コーシロはふと目覚める。ここは…ドージョーの寝室か。 「少しエビを剥きすぎたか…」 彼は思い出す。タカコに頼まれ、夕飯のエビの殻剥きを手伝ったことを。慣れないことで、なかなか手間がかかった。 「少しワーカホリック気味なのかもしれないな」 コーシロは溜め息をつくと、再び寝息を立て始め KABKOOOOOM!!!突如として爆発音が響く！ 「何だ！？」コーシロは…カブキニストは外に飛び出そうとし…夢のことを思い出した。 全人類をエビニンジャに？それなら、ソメゴロとタカコはどうなる！？ 「ソメゴロ！タカコ！」カブキニストはドージョーのソメゴロとタカコを探す！ 「父さん！これは！？」 二人は…ナムアミダブツ！身体がエビめいた甲殻に覆われ、プラウンに変化しつつある！

7 19/09/03(火)19:30:24 No.619973229

「ソメゴロ！タカコーッ！」カブキニストは悲痛に叫ぶが… 「ケオッケオッケオッケオッケオッケオッ！」二人の姿はドージョーに押し入ってきた大量のプラウンに呑まれ、すぐに見えなくなった！ 「おのれーっ！息子と娘の仇！」 壮絶なカラテ攻防が開始される！ 「ケオーッケオッケオッケオッケオッ！」「ケオッケオッケオッケオッケオッケオッ！」大量のエビニンジャが…プラウンが押し寄せる！ 「イヨーッ！」「ケオアバーッ！」「イヨーッ！」「ケオアバーッ！」 壮絶なカラテ攻防が続く！ カブキニストは546体目のプラウンを爆発四散せしめたが…まだまだプラウンは減る気配がない！ 「ケオッケオッケオッケオッケオッ！このまま同族を増やし続け、世界人口の全てをプラウンにしてやるんですけお…！」 どこからか高笑いが聞こえる。カブキニストは直感的にそこへ向かおうとし、押し寄せるプラウンを倒し続ける。だが数が多い、多すぎる！カブキニストは段々と押され、赤い傷が増え、ついには890体目のプラウンを倒すと同時に彼も地に倒れ伏し…爆発四散…！

8 19/09/03(火)19:31:23 No.619973475

ｰｰｰｰｰｰｰｰ 「ハァーッ！ハァーッ！」 コーシロはふと目覚める。ここは…ドージョーの寝室か。 「少しエビを剥きすぎたか…」 彼は思い出す。タカコに頼まれ、夕飯のエビの殻剥きを手伝ったことを。慣れないことで、なかなか手間がかかった。 「少しワーカホリック気味なのかもしれないな」 コーシロは溜め息をつくと、再び寝息を立て始め KABKOOOOOM!!!突如として爆発音が響く！ 「何だ！？」コーシロは…カブキニストは外に飛び出そうとし…夢のことを思い出した。 全人類をエビニンジャに？それなら、ソメゴロとタカコはどうなる！？ 「ソメゴロ！タカコ！」カブキニストはドージョーのソメゴロとタカコを探す！ 「父さん！これは！？」 二人は…ナムアミダブツ！身体がエビめいた甲殻に覆われ、プラウンに変化しつつある！

9 19/09/03(火)19:31:40 No.619973554

「ソメゴロ！タカコーッ！」カブキニストは悲痛に叫ぶが… 「ケオッケオッケオッケオッケオッケオッ！」二人の姿はドージョーに押し入ってきた大量のプラウンに呑まれ、すぐに見えなくなった！ 「おのれーっ！息子と娘の仇！」 壮絶なカラテ攻防が開始される…はずだった。 彼はふと気付く。 「なんだこれは！？」ナムアミダブツ！コーシロの身体がエビめいた甲殻に覆われつつある！彼自身もエビニンジャに…プラウンになりつつあるのか！？ 「ケオッケオッケオッケオッケオッ！このまま同族を増やし続け、世界人口の全てをプラウンにしてやるんですけお…！」ニューロンの中で声が響く。ああ、自我すらもプラウンのそれに置き換わっていくのか…？彼は遠くなる意識の中で、最後にソメゴロとタカコの顔を思い浮かべた…

10 19/09/03(火)19:32:07 No.619973668

ｰｰｰｰｰｰｰｰ 「ハァーッ！ハァーッ！」 コーシロはふと目覚める。ここは…ドージョーの寝室か。 もう朝だ。鳥が囀る声が聞こえる。 「大丈夫ですか父さん？随分とうなされていましたが」ソメゴロが部屋に入ってくる。タカコもだ。「疲れているんじゃない？もう少し休めば」 「いや…その、悪い夢を見ただけだ」コーシロは溜め息をつく。 「そうだ。ミソスープでも飲む？ソメゴロが公演のお礼で貰ってきたエビでミソスープを作ったの、朝から豪華だけどこのくらいは…」 「エビはダメだっ！」コーシロは凄まじい剣幕で叫ぶ。二人は呆気にとられる。「え…？」 「…いや！いやその…すまない、エビに関する悪い夢を見たのだ……エビのニンジャに殺される夢だった」 三人はしばらく黙った。ソメゴロが口を開いた。 「…今日はお休みになっては如何ですか」「私もそれが良いと思うわ」 タカコも同意した。 「あ…ああ、そうしよう…すまない」 コーシロは大人しく助言に従った。

11 19/09/03(火)19:32:28 No.619973747

ｰｰｰｰｰｰｰｰ だが彼はまだ寝られなかった。 「フゥーッ！ホォーッ！フゥーッ！ホォーッ！」 カブキ呼吸を繰り返す。このまま寝てもまたプラウンに殺される…夢を見るだろう。夢。最も個人的な領域だ。そこにわざわざ現れてこちらを殺しに来るなどと、なんとはた迷惑なニンジャなのだろうか！ 「フゥーッ！ホォーッ！フゥーッ！ホォーッ！」　力強い呼吸と共に…彼は眠りにつく！

12 19/09/03(火)19:32:39 No.619973786

ｰｰｰｰｰｰｰｰ コーシロはふと目覚める。ここは…ドージョーの寝室だ。 KABKOOOOOM!!!突如として爆発音が響く…が！ 「イヨーッ！」彼はシャウトを叫ぶ！ 次の瞬間ドージョーは消え、爆発音も遠くなり、コーシロの周りは何もない空間に変化していき… 「ケオーッ！？」 目の前にプラウンが落下する！こうなればこちらのもの！相手を討つのだ！ コーシロは神業ともいえる手つきで海老ニンジャの殻に穴を開ける！「イヨーッ！」「ケオグワーッ！」「イヨーッ！」殻を剥がしにかかる！ 「ケオグワーッ！ケオグワーッ！」「アイサツは夢で済ませた！家族団欒を邪魔するな！エビの癖に喋るな！エビに謝れ下等生物め！出血するな！さっさと爆発四散しろ！イヨーッ！」「ケオアバーッ！ケオアバーッ！ケオアバーッ！…サヨナラ！」彼は最早早口言葉めいてプラウンに言葉を投げかけ、プラウンは殻ごと肉体を引き剥がされ爆発四散…！

13 19/09/03(火)19:32:57 No.619973863

ｰｰｰｰｰｰｰｰ 「フゥーッ、良い目覚めだ」 目覚めると昼頃になっていた。最早彼の中のエビへのトラウマは消え去っていた。 「おーいタカコ、もう大丈夫だ、そのエビの味噌汁とやらを…」 彼はタカコに呼びかけた。寝室の扉を開け…

14 19/09/03(火)19:33:38 No.619974030

ｰｰｰｰｰｰｰｰ 「ハァーッ！ハァーッ！」 コーシロはふと目覚める。ここは…ドージョーの寝室か。 「何…今のは？何だったのだ？」 彼は思い出す。エビニンジャ・プラウンとの戦いの夢を。今ならわかる。これは現実だ…多分。夢の中では夢を夢と気付けないものだが…起きてしまえばなんということはない。分かってしまう。彼は全く徒労の戦いを夢の中で強いられていたことを理解し、一気に脱力した。 「少しワーカホリック気味なのかもしれないな」 コーシロは溜め息をつくと、再び寝息を立て始め…ようとしてやめた。眠る気にもならなかった。とりあえず、彼の今日の食事はテンプラに決まった。憎らしいエビを噛み砕いてやる嗜虐心が自分に沸いていることに気づき、コーシロは大きく深呼吸した。

15 19/09/03(火)19:33:53 No.619974100

（※カブキスレイヤーはフィクションです。実在の人物、団体などとは一切関係がありません）

16 19/09/03(火)19:38:07 No.619975243

初めてリアルタイムで読めた…うれしい…

17 19/09/03(火)19:39:50 No.619975714

プラウン君は本当にニンジャだったのかそれともカブキスレイヤーの見た夢に過ぎないのか…

18 19/09/03(火)19:41:53 No.619976294

エンドレス・エイトめいた展開！

19 19/09/03(火)19:42:34 No.619976490

無限ループは実際コワイ

20 19/09/03(火)19:45:24 No.619977250

>初めてリアルタイムで読めた…うれしい… ◆まとめも配布しておきます◆ su3288050.txt

21 19/09/03(火)19:46:06 No.619977444

このメソッドは頭のうにダメージを与えてとてもアブナイですね しかしリーガル・ドラッグめいた中毒性もかんじられました

22 19/09/03(火)19:46:35 No.619977592

ユメミル・ジツで攻撃されているような過労による悪夢のような曖昧な出来事な…

23 19/09/03(火)19:50:24 No.619978722

今回もなかなかに読ませてくれたジッサイスゴイ

24 19/09/03(火)19:51:59 No.619979201

>◆まとめも配布しておきます◆ ありがたい…

25 19/09/03(火)19:53:14 No.619979543

夢の中でカロウシさせるニンジャを倒したのか ただの夢だったのか…

26 19/09/03(火)19:54:40 [kabuki] No.619979955

目覚める夢をみることって結構ありませんか

27 19/09/03(火)19:55:45 No.619980273

>「アイサツは夢で済ませた！家族団欒を邪魔するな！エビの癖に喋るな！エビに謝れ下等生物め！出血するな！さっさと爆発四散しろ！イヨーッ！」 珍しく赤っぽい感じのカブキスレイヤーだ

28 19/09/03(火)19:56:01 No.619980344

>目覚める夢をみることって結構ありませんか 念 夢から覚める夢から覚める夢から…を数回ループしてから起きた時はしばらく現実かどうかわからなかったよ

29 19/09/03(火)19:59:04 No.619981151

なんらかのジツなのでは…？

30 19/09/03(火)20:06:59 No.619983364

夢の無限ループいいよね