虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

1 19/07/27(土)23:21:08 No.610039104

「き…来てくだちィーッ！」「イヨーッ！」鋭いカブキチョップがプレリュードの首を切断する寸前！「ノン！」野太いカラテシャウトが響き、張り手が壁を砕く！ 「チィーッ！何者だ！」壁の穴から現れたのは7フィートはあろうスモトリめいた巨体！「ドーモ、テディベアなのん！」奇怪な口調！ 「まだ居ますぜ！ドーモ！マッサーです！」「ヘヘッ！ドーモ、マーシャルアーツです！」「ドーモ、タイダルウェイブです」 ホワイトパロットは怪訝な顔でアイサツを返す「…ドーモ、ホワイトパロットです。君たちはぴるすではあるまい、何用だ」 「我々はぴるす軍団。そこなぴるす殿を守る者である」タイダルウェイブが答える。…彼がぴるす軍団のまとめ役か。

2 19/07/27(土)23:21:40 No.610039259

「ぴるすなんぞ応援して何になるというのかね」「ヘッ！理屈なんてどうでもいいだろ！イヤーッ！」マーシャルアーツが仕掛ける！ 腹部を狙った思いカラテパンチ！「イヨーッ！」ホワイトパロットは拳を受け止め、腕を捻る！「グワーッ！」 「イヨーッ！」「ノン！」テディベアがインターラプトに入り、マーシャルアーツへの追撃を腹で受け止める！ 「隙有りですぜ！イヤーッ！」ホワイトパロットの背後からマッサーのトビゲリが迫る！「隙など無い！イヨーッ！」「グワーッ！」振り向きながらの裏拳がマッサーのこめかみを抉る！ 「イヨーッ！」「ノン！」テディベアがインターラプトに入り、マッサーへの追撃を腹で受け止める！ 「…ならば！君からだ！イヨーッ！」抉るようなカブキ・ツキがテディベアへと突き刺さる、その寸前！ 「…イヨーッ！」タイダルウェイブはおもむろに取り出したボトルの首を鋭い水平チョップで切断した。 瞬間、ボトルからあふれた水が意志を持ったかのように動きホワイトパロットを襲う！「イヨーッ！」テディベアへの攻撃を諦め回避！

3 19/07/27(土)23:22:14 No.610039443

なんたる数の有利と初対面のイクサであることを活かした相手に不利を強いる戦闘であろうか！ このままではホワイトパロットは敵の動きを把握しきる前に押し切られかねぬ！ 「イヤーッ！」タイダルウェイブが新たなボトルをチョップ切断し、水が追加される！ ホワイトパロットは振り返らず一目散に駆けるのみ！「逃げてるだけじゃどうにもなりませんぜ！」 だが、その時。突如ホワイトパロットは急停止し、振り返った。諦めたのか？あるいは意を決したのか？否どちらでもない。彼は目指していた地点に到達したのだ。 「イヨーッ！」ホワイトパロットは床から何かを拾い上げる！それは…「ケオーッ！？」プレリュードだ！ 彼は乱戦の最中で皆に失念され、独り虚しく床に転がっていたのだ！ 「イヨーッ！」プレリュードを掴み、突き出す！ホワイトパロットを追う水はそのままプレリュードへと衝突！「ケオーッ！？」「シマッタ！」

4 19/07/27(土)23:22:39 No.610039563

「イヤーッ！」「イヨーッ！」マーシャルアーツの掌底をプレリュードで受ける！「ケオーッ！？」「悪りぃな！」 「イヤーッ！」「イヨーッ！」マッサーの親指をねじ込むパンチをプレリュードで受ける！「ケオーッ！？」「済まねぇ旦那！」 「ノン！」「イヨーッ！」テディベアの張り手をプレリュードで受ける！「ケオーッ！？」「卑怯なのん！」 それはぴるすを盾にすることで折檻と防御を同時に行いつつ相手の動きを把握するアブハチトラズな戦術！ 「イヤーッ！」「イヨーッ！」「ケオーッ！？」「イヤーッ！」「イヨーッ！」「ケオーッ！？」 「イヤーッ！」「イヨーッ！」「ケオーッ！？」「ノン！」「イヨーッ！」「ケオーッ！？」 「イヤーッ！」「イヨーッ！」「ケオーッ！？」「イヤーッ！」「イヨーッ！」「ケオーッ！？」 「イヤーッ！」「イヨーッ！」「ケオーッ！？」「ノン！」「イヨーッ！」「ケオーッ！？」 「イヤーッ！」「イヨーッ！」「ケオーッ！？」「イヤーッ！」「イヨーッ！」「ケオーッ！？」 「イヤーッ！」「イヨーッ！」「ケオーッ！？」「ノン！」「イヨーッ！」「ケオーッ！？」

5 19/07/27(土)23:23:15 No.610039771

「…まずいですぜ！」マッサーがタイダルウェイブへ進言する。「ぴるすの旦那はもはやズタボロだし、俺らの動きも見切られ始めていますぜ。テディベアの奴のスタミナも多分あんま残っちゃいない」 「…」タイダルウェイブは己の懐を確かめる。もはや水ボトルも数本残すのみ。「…潮時か」タイダルウェイブはハンドヘルドUNIXを操作しIRCコールを‎送った。その相手は。 「ウhhーッ！」KRAAAAASH！突如鋭いシャウトと共に床が砕け散る！階下からの攻撃だ！「ヌゥッ！」床には大砲に撃たれたかのような大穴！ 「ウhhッ！」階下からのゴリラめいた声！(((ドーモ、ゴリラフェイスです！さあ撤退しましょう！)))言葉が直接ニューロンへと響く！ 「サラバ！」「…また会いましょうぜ！」「アバヨ！」「またなのん！」ぴるす軍団は次々と床の穴へと飛び込み、消えて行った。

6 19/07/27(土)23:23:52 No.610039954

「ちょ…！待っ…置いて…！」「イヨーッ！」「ケオーッ！？」床に叩き付けたプレリュードをホワイトパロットは踏みしめる。 「ぴるす君、もはや君は独りだ。吐け、奴らは何者かね」「し…知らな」「イヨーッ！」ストンプ！「ケオーッ！？…ほ…ホントに知らないん」 「イヨーッ！」ストンプ！「ケオーッ！？…本当なんですけお！路を」「イヨーッ！」ストンプ！「ケオーッ！？…歩いてたら声かけられ」 「イヨーッ！」ストンプ！「ケオーッ！？…ほ…ホントそれだけで個人情報は」「イヨーッ！」ストンプ！「ケオーッ！？…何にも知らないんですけお…」 「そうか、ありがとう。イヨーッ！」ストンプ！「ケオアバーッ！」プレリュードは頭部を踏み潰され爆発四散した。「サヨナラ！」 ホワイトパロットは床の穴を見る。彼はぴるす軍団を追いはしなかった。…情報が足りない。今、奴らと争っても利にならぬ。 「ぴるす軍団…プレリュードの死で彼らが止まればありがたいが」

7 19/07/27(土)23:24:26 No.610040146

ネオサイタマの夜の闇、4人の男が屋根を跳び移る。「…しかしどうするよ、ぴるすの旦那は多分死んじまったが」 「次のぴるす殿を用意するのみ」「ぴるすちゃんはいくらでも居るのん！」「ますますお飾りだなァあの野郎」 ぴるす軍団は色付きの風となり消える。彼らが次に担ぎ上げるぴるすは果たしてどのような者だろうか。 それがコウライヤのぴるすであれば更なる衝突は防がれよう。 だが、それが反コウライヤのぴるすであれば…。

8 19/07/27(土)23:24:44 No.610040251

【エンカウンター・ウィズ・ピルス・レギオン】終わり

9 19/07/27(土)23:28:12 No.610041428

ぴるす軍団久しぶりに見た

10 19/07/27(土)23:29:51 No.610041925

ぴるす軍団もニンジャなんだ…

11 19/07/27(土)23:30:27 No.610042114

ぴるす軍団懐かしすぎる…

12 19/07/27(土)23:31:16 No.610042347

普通のスクでも出てくることまずないからなあぴるす軍団

13 19/07/27(土)23:31:29 No.610042403

こいつら関わるとむしろ普段以上に酷い目に遭うのでは？ぴるすは訝しんだ

14 19/07/27(土)23:31:45 No.610042491

結構強いのがひどい

15 19/07/27(土)23:33:02 No.610042983

古代ニンジャぴるすもこのように付き従う非ぴるすニンジャがいたんだろうか