虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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19/07/27(土)21:18:59 「じゃ... のスレッド詳細

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19/07/27(土)21:18:59 No.609998850

「じゃあ、私ご飯作っちゃうから帆高はゆっくりしてて」 「あっ、はい…」 他人の家だから落ち着かないのか。 それとも、陽菜さんの家だからなのか。 こんな時、先輩ならどうするんだろう。

1 19/07/27(土)21:20:18 No.609999283

「先ぱ…凪くんはまだ帰ってきてないんですか?」 「急な用事が出来たから今日は遅くなるって。せっかく帆高が帰ってきたのに」 そうか、帰ってきたんだ。 3年ぶりに、この家に。 「おまたせしましたー」 元気よく皿に並べられたのは彩りの美しい炒飯とサラダ、湯気の立つスープ。 「これって…」 「せっかくなんだし奮発して豪華なメニューにしようかなとか色々考えたんだけど結局これにしちゃった」 初めて陽菜さんの家に来た時に食べた、あのメニュー。

2 19/07/27(土)21:22:00 No.609999819

「やっぱり、ステーキとかの方が良かった?」 「そ、そんなことない!すっごく嬉しいよ!」 良かった、と胸を撫で下ろす彼女にこちらもほっとしつつ炒飯を一口。 美味しいって気持ちとそれとは別のあたたかい気持ちで胸がいっぱいになる。 「やっぱり陽菜さんのご飯が一番おいしい」 「毎日食べたい位に?」 いきなりの発言に思わずスプーンを落とす。 「そ、それってどういう―」 「帆高はさ、年下の、それも女の子にぜーんぶ言わせる気なの?」

3 19/07/27(土)21:22:52 No.610000103

やっぱこれってそういう事だよね? そういう事でいいんだよね? ―付き合う前はハッキリしろ― あの格言が脳裏をよぎる。 脳内でぐるぐる思考のメリーゴーランドを回していたら目の前の彼女が僕の頬にすっと手を伸ばした。 こ、これってまさか― 「ご飯粒、ついてる」 その薬指に光るのは二人の約束のしるし。

4 19/07/27(土)21:23:25 No.610000268

「ひ、陽菜!」 その手をぎゅっと握る。 「さん…」 こんな時まで畏まってしまう自分が情けない。 「なぁに?」 いたずらっぽく笑う彼女をぐっと抱き寄せ僕は― 降り続く雨が世界を覆い隠す 誰も知らない 誰にも聞こえない そんな世界の片隅で 僕らは夜が明けるまで 互いの好きなところを 手を握ったままずっと言いあった

5 19/07/27(土)21:24:40 No.610000654

ご飯ネタかぶっちゃったけど いつものhnsn画像で立てようとしたらだめだった 同じ画像の重複だめなんだね…知らなかった

6 19/07/27(土)21:30:28 No.610002524

ええよ

7 19/07/27(土)21:35:23 No.610004101

いいんだ

8 19/07/27(土)21:40:52 No.610005886

いい…

9 19/07/27(土)22:10:39 No.610015920

いいやよ…

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