虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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    19/07/26(金)14:23:33 No.609649490

    太陽の行方を追いかけるように上を向いた向日葵たちがどこまでも広がっていた。 その黄色の絨毯の中を美しい金色の髪を靡かせながら走る一人の少女がいる。 溢れんばかりに輝いている赤い目は全ての生きるのものに美しさを見出し、頬に触れる風や向日葵の草木さえも彼女にとって喜びであるようだった。 次第に息も上がった少女は微笑みながら地面に座り込むと自身も向日葵の様に太陽の浮かぶ空を見上げる。 どこまでも続く青い空。それを見た少女の脳裏にはある少年のことが浮かんでいた。 広くて、眩しくて、美しい。手を伸ばしても届かないけれど何時だってそこにいてくれる。 彼が空なら私は向日葵になりたい。 そんなことを思うと、ふつふつと彼に会いたいという気持ちが抑えきれなくなり少女はまたどこかへと駆け出していく。 「というかここどこなのだわ?」