19/06/05(水)23:21:49 激動の... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1559744509110.png 19/06/05(水)23:21:49 No.596859027
激動の全校集会から一週間。 教室にカチコミをかけてくる別クラスの男子も最近落ち着いてきて、ようやく安寧が帰って来たと実感する。 まぁ…吉野辺りはまだグチグチ言って来たりするが… 「はぁ…」 「大丈夫ですか?乾さん」 溜め息を零すと、ここ最近の苦悩と疲労の原因に心配をかけられた。 「…誰のせいだと…思ってるんですか」 「さぁ…?悩みがあるなら是非、話してみてください。きっとお力になれますので」 「…いや…だから…はぁ」 笑顔を浮かべて言いのける紺野先輩に、返す言葉も無く項垂れる。 きっとわかってるんだろうな…わかってて言ってるんだろうな…この人は… 「本当に大丈夫?乾くん。具合悪いなら今日は解散すると?」 「だ、大丈夫だよ。平気だから」 「無茶はいけませんよ。もうあなた一人の身体ではないんですから」 「…」
1 19/06/05(水)23:22:05 No.596859119
頭痛がして、思わずこめかみを押さえる。 紺野先輩ってこんなキャラだったのか…?実は俺、違う人をスカウトしたんじゃないか…? 3人に増えた空き教室でのミーティング。隣でニコニコと笑っている紺野先輩に振り回されるのは、正直この一週間でもう慣れつつある。 …慣れつつはあるが、耐え切れるかは別の問題なのだが。 「はぁ、今日の活動なんだけど」 「今日はダンスの練習だったよね!」 「踊るというのは不慣れで…足を引っ張ってしまってごめんなさい…」 「大丈夫とよ純子先輩!私もちょっと前までそやんやったけど、練習すればだいじょーぶ!」 「ふふっ。さくらさんに言われると、何でも信じちゃいますね」 「それに乾くんもダメな点を指摘してくれとーし、怖いものなんて無い無い無い!とよ!」 「ああ、その事なんだけどさ」 「今日は、二人だけで練習して欲しいんだ」 「「えっ…」」
2 19/06/05(水)23:22:24 No.596859207
サキちゃん!
3 19/06/05(水)23:22:24 No.596859209
今日の予定を切り出すと、笑顔が固まる二人。 「…乾くん…見捨てるん…?」 「なっ!!ち、違う!!!」 違うんだ源さん!そんな子犬みたいな顔をしないでくれ!!でも、そんな顔も可愛い!…何考えてるんだ俺は! 慌てて、ポケットに仕舞っていた写真を机に出す。 「今日は、またスカウトをしに行こうと思って!」 「…な、なんだぁ…良かったぁ」 胸に手をやりホッと息を吐く源さん。手…手が乗った、源さんのどやんすが…ど、どやんす… 「…乾さん?」 「はいぃ!?」 学ランの裾を掴まれ、心臓が跳ね上がる。 隣に目をやると、頬を膨らませた紺野先輩。
4 19/06/05(水)23:22:45 No.596859302
「全くもう………スカウトなら、私も同行した方が良いのではないですか?」 「…それも思ったんですけど、今回は相手が相手なので」 机に出した写真の中の一枚を持ち上げ、二人に見せる。 「この方は…」 「あ~…私も名前だけなら聞いた事あるっちゃね…」 私立フラン高校屈指の問題生徒。一年、二階堂サキ。 佐賀では知る人ぞ知る、暴走族"怒羅美"の特攻隊長。 校内での暴力沙汰は良くある話。当然と言えば当然なのだが、校外…他校との暴力沙汰もある。 単車を乗り回し、道路を爆走するのも良くある話。…良くあって本当にいいのか?佐賀? 注意しようとする先生方を"ガン"で黙らせ、好き勝手行動する。と、先生方も手を余らせている生徒。 「私も、何度か説得しようとしていたんですが…聴く耳持たずで何処かへ行ってしまうんですよね」 「えぇ。なので、今日は俺一人で彼女を説得してこようかな、と」 普段なら百人力であろう紺野先輩だが、今回は紺野先輩が居ると、恐らく話なんて聴いてもらえないだろう。 …それに何よりも、万が一暴力を振るわれる事になっても俺一人で済む。
5 19/06/05(水)23:22:55 No.596859345
「でもでも乾くん、どうしてこの人をスカウトすると?」 「…彼女の行動力、力強い在り様は、アイドルグループを引っ張る力になると思う」 「まあ、彼女の気性というか、暴力沙汰をどうにかしなきゃいけないからハードルはだいぶ高いんだけどね」 「…乾さん!」 「な、なんですか…紺野先輩?」 突然の大声に軽く吃驚しつつ、こちらを見つめる紺野先輩に体を向ける。 「つまるところ、リーダーが必要なのですよね!」 「ならば不肖ながら私、紺野純子なら生徒会長としてのノウハウを活かせると思います!」 「何より、不良生徒に乾さんが直接会いに行く必要も無くなります!」 「これで万事解決ですよね!乾さん!」 「そうですね。それじゃあ源さん、そういう事だから後の練習は二人でお願いするよ」
6 19/06/05(水)23:23:13 No.596859413
…結局、部屋の隅でジメジメと体育座りして動かなくなった紺野先輩を説得するのに三十分近くかかってしまった。 確かに、振り回されるだけの現状をどうにかしたいとは思ったが、もう二度とこの手は使わないようにしよう。 空き教室を出て、数歩ほど歩いて気付いた。 …彼女は…何処に居るんだ? 紺野先輩は事前に予約が取り付けられたから普通に会えたが、二階堂は自由に過ごしているし、予約なんて当然無い。 …どうする…?とりあえず、校内を巡ってみるか…運が良くて出会えるかもしれない。 そんなこんなで校内を歩き回って一時間。 …一時間。 …無理じゃないか?これ。 どこに居るかの目星も無いのに行動に出た自分の無計画さを呪う。 軽く痛みが走るようになった足を休ませるように、近場の窓に寄りかかる。 ふと、窓から見える校門に目を向けると、金髪の女子生徒がバイクに跨るところが見えた。
7 19/06/05(水)23:23:38 No.596859512
弾けるように、走り出す。 階段を一段飛ばしで駆け下りて、昇降口で靴を履き替え、外に出る。 駆けながら校門を見ると、外の道路でエンジン音を鳴らせながら走り出すバイク。 たなびく金髪が、校門の横へ抜けて見えなくなった。 くそっ…ギリギリ間に合わなかった…どうにか、できないか…? 何か手段は無いかと、辺りを見回す。 …あった。 あるには、あった。 登校時、朝の会話を、思い出す。 『吉野。流石に鍵はかけたほうが良いんじゃないか?盗まれたりしたらどうする』 『おぉ~ん?そぉんな奴は俺がたぁ~いほしちゃうから問題なぁ~い!乾も徒歩なんてやめたらどうよぉ~?』 『いやそうすると源さんと朝に一緒に…いや、なんでもない。俺は徒歩が好きなんだ』 …すまん、吉野。 駐輪場に止まっている、見覚えがある自転車に跨る。 ギアを限界まで上げて、外に飛び出した。
8 19/06/05(水)23:23:53 No.596859589
「ハァッハァッ…くそっ…ハァッ」 そもそも自転車でバイクに追いつけるわけが無いと何故気付かなかったのだ。 急な角度の長い坂道を立ち漕ぎしながら、学年一位だった筈の己の頭脳に疑問を抱く。 馬鹿なんじゃないのかお前は。頭の良い馬鹿。ははっ。普通のバカだよお前は。 なんて自虐をしていても、黒い学ランを日差しに焼かれながら上る坂道が楽になるわけもなく。 「ぜぇっハァッ…上り…切ったぁ…!」 全身が重い中、頂点まで辿り着く。遠くに見える、止まっているバイクと自販機の前に居る少女。 …いっそ見えなければ、諦められたんだが… 立ち漕ぎのまま、前傾姿勢になって足を動かす。先ほどまでとは、段違いの速度が出る自転車。 少女との距離が、徐々に縮んでいく。輪郭がハッキリと見えてくる。 もう少し、後200mってところか…? だが、俺を突き放すように、再度バイクに跨る少女。 つんざくようなエンジン音が俺の耳に届いてくる。
9 19/06/05(水)23:24:13 No.596859681
ま、待って…待ってくれ…もう…限界だ… 少女の背中が、動き出した。 「…っ!待ってくれぇ!!!」 絶え絶えの息で、どうにか絞り出した叫び。届く筈も無い気がするが、叫ばずにはいられなかった。 加速するバイク。だが、少女はこちらに顔を向けた。 やったっ!届いた…!これ…で…話が……… 後続の俺を、後ろを見ていて、少女は前方に迫るガードレールに気付かない。 「に、二階堂!!前!!前見ろ!!!二階堂ぉ!!!」 前方を指差しながら、叫ぶ。叫びに気付いたのか、前を見る少女。再度こちらへ振り向き、親指を立てる少女。 …よ、良かった。気付いてくれた… 相変わらず息が切れてはいるが、安堵でホッとした息が出て、地面を見る。 顔を上げ、再度少女を見ると、穴が開くようにへし曲げられたガードレールと、居なくなっている少女。 …瞬間、ガードレールの先の崖から天まで迸る火柱。 「えぇええええええええええええええええええええええええ!?」
10 19/06/05(水)23:24:35 No.596859789
うっそぉ!?えぇ!?あのサムズアップなんだったんだ!? いや、驚いている場合じゃない!とにかく現場に行かなければ! 疲労を忘れ、必死に足を動かす。近づく火柱。 自転車の勢いを殺す時間が惜しい。ハンドルを横に向けて自転車を転がしながら飛び降り、走る。 ガードレールの側まで走る途中で、崖から何かが出てきた。 出てきた…のではない。崖から這い上がって来たんだ。 「あーやっべぇ…またやっちまったぁ…」 自分の金髪をワシャワシャと掻く少女。二階堂サキが、そこに立っていた。 「んあ?初めて見る顔だな。オメー誰だよ」 口を間抜けな程にポカンと開けて唖然としていると、二階堂に話しかけられた。 「え?えっと…俺は、二年の乾なんだけど…」 「あぁ?先輩がアタシに何の用だよ」 「…あの、さ。それより、この状況…どうするんだ」 「あぁん?やっちまったもんはしょーがねーっちゃろ。近場のドラ鳥にでも行こうや」 何事も無かったかのように歩き出す二階堂に、再度唖然とする。…が、目的を思い出し、すぐに復帰し後を追う。
11 19/06/05(水)23:24:52 No.596859867
「アァ!?オメーあれ"突っ込め"って意味じゃなかったんか!?」 「そんなわけないだろうが!アホかぁ!」 回収した自転車を停めてドラ鳥に入り、個室の中、二人きりで話す。 まぁ…色々あったが、結果オーライ…なのか? 「…そんでよぉ…スクールアイドル?だっけか?」 「あ、ああ…どうだ…入ってくれないか?」 「なんでアタシがそやん事しなきゃいけねーんだ…ぶっ殺すぞ」 ごもっともである。 「…俺は、二階堂の全てを知っているわけじゃない」 「だけど、その何にも縛られない生き方。我を貫き通す行動力は間違いなく強味になる」 「二階堂ならば、必ず輝ける…必ず輝かせてみせる」 かつて紺野先輩に言われた事。思いのままに伝える。 「…知ってんだろ。アタシは暴力沙汰なんて日常茶飯事だ」 「知っている。当然、アイドルに暴力沙汰なんてご法度だ。絶対にさせられない」
12 19/06/05(水)23:25:04 No.596859942
瞬間、思わず鳥肌が立つ程の凄味で"ガン"をつけられる。 「…オメー…自分が何言ってっかわかってんのか?」 「怒羅美の特攻隊長。この二階堂サキ様に、ムカつこうが絡まれようが手は出すなってか?」 「…そうだ」 もはやこの程度で、俺は退かない。 真っ向から見つめ返す。焼けた鳥皮の煙が、二人の間を漂う。 「…」 「…上等」 「…なら」 「オメー程がば気合入った奴先公の中でも見た事ねぇっちゃけんな」 「そやん気合に免じて、ノってやるばい」 不敵な笑みを浮かべる少女を見て、溜め息と共に項垂れる。 「んだよ、なっさけねぇなぁ」 「…仕方ないだろ。幾らなんでも、"本場"のはしんどい…」 一転、ケラケラと笑う少女を前に、床に両手をついて天井を仰いだ。
13 19/06/05(水)23:25:28 No.596860041
「はぁ!?おやじっち見た事無いってマジか!」 「あ、あぁ。というか普通に育ててたらならないんじゃないか?」 「…そ…そやんことぉ…」 「えぇ…そんな事で半泣きになられても…」 「…教えろ」 「うん?」 「教えろぉおおおおおお!!どやんしたらおやじっち以外になんのか、教えろぉおおおお!!」 「ぐえぇ!首がぁ!しま!るぅ!」 二人で親睦を深めつつ、食事を進めた。全部食べ終わり、満腹感に満足して会計に進む。 「あ」 「どうした?」 「財布…バイクに突っ込んでたわ」 「…ここは、俺が払っておく」 「へへっ。わりぃな先輩!この分はアタシの給料って事で!」 くぅ…調子の良い奴め…だが、さすがはドラ鳥…学生にも優しいリーズナブルな値段設定だ。
14 19/06/05(水)23:25:41 No.596860108
店を出ると、外はもう夕暮れ時。 「…あ~しまったな。バイクねぇんだった…こりゃ家に着くの夜中かぁ」 「…はぁ」 自転車に乗り、後ろの荷台を手で叩く。 「あん?なんだよ、先輩」 「送ってやる」 「…マジか!さっすが先輩だな!」 荷台に跨り、俺の腹に腕を回す二階堂。 「…」 「…?どしたよ、先輩」 「付き合ってやる」 「は?」 「二階堂と、付き合ってやる」
15 19/06/05(水)23:25:57 No.596860176
「…はぁ!?え、えぇ!?」 驚く声が背後から聞こえる。当然だ。だが、これはケジメだ。しっかりとここで決めなければ。 「二階堂がアイドルをやる事に対しての不利益に、俺は利益を返しきる事ができない」 「…おう」 「だから」 「二階堂のどんな無茶にも、絶対に付き合ってやる」 「…」 首を横に向け、背後の二階堂を見る。目を見開いて、こちらを見つめている。 「…そっか」 「ほら行けって!もうこがん時間だ!さっさと帰ろうや!」 「いって!いてて!わかったから!叩くな!」 笑顔に浮かべた二階堂に背中をバシバシと叩かれ、足を動かす。 俺は馬かなにかか… 「…へへっ」 腕に籠められた力が、ちょっと強くなった気がした。
16 19/06/05(水)23:26:16 No.596860266
夕日差す道を、行きとは違い、のんびり走る。 「なぁ乾先輩」 「なんだ」 「サキ」 「…は?」 「名字で呼ばれんのはムズムズすんだよ。名前で呼べや」 「…わかった。サキ」 「…それで良いんだよ」 にひひ、と笑うサキ。 なんなんだ…呼び方なんてそんな大それたものでも無いだろうに…
17 19/06/05(水)23:26:34 No.596860352
走っていると、行きの際にこれ以上無い程に苦しめられた坂道に着いた。今度は、下り坂。 「なぁ、乾先輩」 「どうした」 「さっきの言葉、忘れたとか抜かしよらんよな?」 「こがん絶対に気持ち良いっちゃろう坂道、ブレーキ無ぁ~し!」 「…ふぅ」 「……上ッ等ーーーーーーーーッ!!!」 ブレーキから手を離し、ハンドル部分だけを握り、疾走する。 「かっ飛べ飛べ飛べ!!」 「飛んだら大変だろうが!!」 「くくっ!それもそやんなぁ!」 「「ぷっ」」 「「はははっ!!」」 下り坂を笑いながら駆け下りる。 確かに夏を感じさせつつある初夏の季節。切りさき進む風の中は、確かに心地良かった。
18 19/06/05(水)23:27:34 [sage] No.596860646
su3110733.txt 学パロの続きでありんす 書きたかったシチュがどんどん出てくるでありんすな
19 19/06/05(水)23:28:08 No.596860814
予想よりめっちゃ長かった
20 19/06/05(水)23:28:27 No.596860894
サキちゃん可愛い!
21 19/06/05(水)23:28:56 No.596861023
転校生愛はともかく…他はどうすんだろな
22 19/06/05(水)23:29:27 No.596861184
サキちゃんは意外と乙女って知ってるんだな
23 19/06/05(水)23:29:42 No.596861248
乾くんはさぁ
24 19/06/05(水)23:30:05 No.596861347
乾先輩呼びもよかね
25 19/06/05(水)23:32:48 No.596862098
紺野生徒会長可愛いな…
26 19/06/05(水)23:39:09 [sage] No.596863917
源さん:体育の授業の時に男子の視線を独り占めする。視線に気付く前に乾くんから溢れ出る殺意で男子が視線を逸らすのがいつもの流れ。 乾くん:体育の授業の時に長身故にバスケの時とかですごい頼られる。シュートやダンクでジャンプする際のへそチラで一部の女子の視線を独り占めする。 紺野先輩:最近起きた事件の罪は全部どこぞの人に行ったため紺野先輩への周りから接され方は変わってない。 ただ、ここ最近授業中に窓の外を見て、はぁ…と悩ましげな溜め息をするようになった。その度に同じクラスの男子達が昼休みにどこかのクラスへ向かっている。 サキ:みんなが恐れる怒羅美の特攻隊長。はぁ?好みのタイプ?そやん事考えた事ねぇよ。 ………ただ…まあ…なんつーかな。外見とかじゃなくてよ。アタシのやる事に付いて来てくれる奴が、側に居てくれる奴が…良いっちゃな。へへっ。
27 19/06/05(水)23:39:33 No.596864030
デレデレだな!
28 19/06/05(水)23:40:12 No.596864212
乾くんの身が危ない
29 19/06/05(水)23:41:23 No.596864534
名コンビの誕生だわこれ
30 19/06/05(水)23:41:41 No.596864608
他のメンツも楽しみ
31 19/06/05(水)23:48:11 No.596866422
リリィの出し方が読めない
32 19/06/05(水)23:48:48 No.596866574
サキちゃんは身内認定したら優しそう
33 19/06/05(水)23:49:16 No.596866705
不良と優等生カプいいよね…
34 19/06/05(水)23:51:13 [sage] No.596867225
「おう乾~学食行くぞぉ~」 「あぁ吉野、今行く」 「失礼します」 「紺野先輩?」 「あっ。良かった、まだ居てくれましたね。これを渡しに」 「…?これは?」 「お弁当、です」 「愛情込めて作りました。ぜひ、感想を聞かせてくださいね。失礼しました」 「…」 「…待て吉野、オモチャとはいえ拳銃を人に向けるのは良くない事だし、校則違反だぞ」 「それに、見てくれ。俺は丸腰だ。吉野はそんな人に発砲するのか?それが、吉野の目指している警官の姿なのか?」 「良く、考えてくれ」 …結局撃たれた。
35 19/06/05(水)23:52:18 No.596867505
毎度吉野に笑う
36 19/06/05(水)23:53:20 No.596867792
吉野でまんま吉野かよ!
37 19/06/05(水)23:53:46 No.596867930
紺野先輩押せ押せすぎる…
38 19/06/05(水)23:57:36 No.596868952
昭和は重いな
39 19/06/06(木)00:17:55 No.596873581
愛ちゃん編楽しみ