虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

1 19/04/13(土)21:53:22 No.583466310

やや落ち着きを取り戻したさくらさんによって 私の体は風呂敷に包まれ　巽さんの所へ運ばれる 繋ぎ目の断面を調べると　少し調整？が必要との事 「さくら　暫く頭預っとれ」 ポイと頭を投げ捨てられて　さくらさんの腕にすっぽり納まる そのまま扉の外へ締め出され　暫く二人で唖然とする 「とりあえず…大丈夫？」 「ええ　ごめんなさい…面倒な事になってしまって」 「ううん、気にせんで　お茶でも飲も？」 さくらさんの優しい気遣いにうなずく けど…頭だけで飲めるのかなあ　お茶

2 19/04/13(土)21:53:49 No.583466445

椅子の上に座布団を置き　ちょこんと乗った私の頭 昔見たベクシンスキーの絵に似ているな　と思う 確かまだ2回しか見ていないはずだけど 「はいどうぞ…って言っても」 差し出されたカップに礼を言ってから口を付け…られない 生憎とゾンビでも髪を動かして手の代わりにとはいかないようだ 「純子ちゃんが良かなら　だっこしよっか？」 「え！あ、えと…はい」 なかなか恥ずかしい提案だけど　好意に甘えさせて貰おう 座布団を離れた私は　ぽすんと脚の上に降ろされた 奇妙な絵面だけれども 不思議と悪い気がしないのは　どうしてだろう

3 19/04/13(土)21:54:05 No.583466527

近づいたカップへ唇を付ける ゆっくりと傾き　紅茶が咥内を温めて　するりと喉の奥へ落ちていく 繋がっていない食道を通る感覚が奇妙だった 「飲めましたね」 「うん　飲めたね」 唯のお茶の筈が一世一代の大魔術みたい 面白くなって　くつくつ笑い合う 「ね　時々こやんしてお茶せん？」 「お邪魔じゃなければ　ご一緒させて下さい」 「やった！じゃ　皆には内緒ね！」 喜ぶさくらさんの手が頭を撫でる ふわりとした手の感触が　少しくすぐったかった

4 19/04/13(土)21:54:32 No.583466656

おわり お茶の時間

5 19/04/13(土)21:54:53 No.583466758

>「み…見ぃたぁなぁ…？」 >私は台詞を間違えた はいお前かわいい

6 19/04/13(土)21:55:56 No.583467095

いちゃいちゃしやがって いいぞもっとやれ

7 19/04/13(土)21:57:55 No.583467672

これちょうど喉の辺りの調整して巽の顔に熱々お紅茶がBUKKAKEられてるやつだ…

8 19/04/13(土)21:58:13 No.583467765

>「み…見ぃたぁなぁ…？」 純子ちゃんはこういうこと言う

9 19/04/13(土)22:00:05 No.583468268

気軽に物質転送するな

10 19/04/13(土)22:00:27 No.583468373

何故 突然崩れたのか 原因は分かった 分かったが 「…誰が…」 彼女の断面に残っていた　ピアノ線を握りしめ 俺は　頭を垂れた

11 19/04/13(土)22:01:36 No.583468710

“突然できた”ふたりの時間 “偶々言えた”秘密と　約束 今だけなんて　全然我慢できなくて 口から飛び出た　”内緒”の二文字 お茶だなんて　どうでもいいの 一緒に居れば　なんでもいいの 脚の上の彼女に 卑しい心の奥底が覗かれていない事を 秘して　願う ちゃんと　ばらばらに　なって よかったあ

12 19/04/13(土)22:01:54 No.583468787

白い髪も　継ぎ接ぎの肌も 甘い声も　折れそうな骨も 全部　全部　全部　好いとうよ 純子ちゃん ねえ 純子ちゃん

13 19/04/13(土)22:02:11 [sage] No.583468859

御仕舞

14 19/04/13(土)22:03:47 No.583469324

ゾンビの身体は割とファンタジーでもおかしくないよな

15 19/04/13(土)22:04:32 No.583469566

ほんわかしてたと思ったらグラビティ…

16 19/04/13(土)22:05:00 No.583469693

駄目でありんすさくらはん！ もっとらんぞんびぃ糸使いなんて属性盛り過ぎ！自重しなんし！

17 19/04/13(土)22:08:06 No.583470612

出だしが重い奴かと身構えたらさく純よかよね… と思ったらばり重かー！

18 19/04/13(土)22:15:19 No.583472647

幸太郎はんの胃が死ぬ…

19 19/04/13(土)22:40:59 No.583480488

黒いさくらはんよかよね…