19/04/01(月)19:20:23 平成最... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1554114023582.jpg 19/04/01(月)19:20:23 No.580569957
平成最後の何とやら、とはよく言ったもの。エーデルちゃんも平成最後の傑作を作るつもりらしいが果たしてどうなるか。 「お疲れエーデルちゃん。何作ってるの?」 それは金属製の小さなリングに見えた。彼女の手の内で輝く銀色の輪。それは、まるで── 「あっ……これはね、その……」 紅潮した彼女の頬は斜陽の射したようで、前髪の陰に隠れた瞳は夜の輝きだった。魔法的に残光する彼女の装飾の一つ一つが散りばめられた星で、夜の空を彩る彼女の宝石。 「指輪……」 宝石の星からいっとう輝くものを一つ。彼女はその指輪にはめ込んでいた。指輪に鎮座する星は左右非対称に、或いは正確無比にカットされていた。これは意図的に非対称なものだ。 そう、まるで一つのものを二つに割ったように。 「これは……」 「あー……えっと、これはね……カットに失敗した魔法石を使ったの!気にしないで!ね!」 真っ赤な頬に手を伸ばすと、彼女の熱が伝わった。二人で一つ。素敵な響きだ。まるで触れあう肌と肌から繋がるように。 「ちょっ……あー、もう……」 その手を彼女の掌が包む。感情の合流点を見失わないように、二人は固く手を結んだ。
1 19/04/01(月)19:26:12 No.580571304
わかりやすい嘘つくエーデルちゃんはかわいいなー!
2 19/04/01(月)19:30:38 No.580572252
「……ハイネさん、やっぱりこういうの良くないんじゃ……」 「しっ!……ほら!せめて抱きしめたりとかしなさい!」 顔を赤らめた二人ははにかみ、見つめ合い、それから目を逸らし、手を離し。ほんの僅かな距離を、歩むにも近過ぎる一歩を踏み出せないでいた。 「……いつになったら進展するのよシュミッタ!」 「私に言わないでくださいよ……」 あ、どうもよろしクリエイション!シュミッタです。この通り、ハイネさんと一緒にエーデルさんの恋の行方を見守っています。おかしくないですか? 「これじゃコラボレーション(隠語)なんて夢のまた夢ね……仕方ないわ、またちょっと際どい衣装を用意しないと」 「何がハイネさんをそこまで動かすんですか……?」 「ヴェールがデザインした式で、私の用意したドレスを着て、エーデルの作った指輪をつけてる……完璧な式だと思わない?」 ハイネさんの中ではそこまで話が進んでいるらしい。エーデルさんも大変だなぁ……。
3 19/04/01(月)19:34:53 No.580573206
とんだロマンチストだな
4 19/04/01(月)19:37:00 No.580573701
ハイネさんはさぁ…自分で着ようとは思わない人?
5 19/04/01(月)19:39:18 No.580574224
元々一つの石を二つにするのはちょっと乙女過ぎないエーデルちゃん
6 19/04/01(月)19:57:02 No.580578121
こばハイネ!してないの久し振りに見た