虹裏img歴史資料館

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19/03/14(木)22:48:36 「さく... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1552571316893.jpg 19/03/14(木)22:48:36 No.576230853

「さくらはん、『ほわいとでい』の『ほわいと』とはどういう意味でありんす?」 ミーティングルームで幸太郎さんを待っとる最中、ゆうぎりさんにそう尋ねられた。 「英語で『白い』って意味やね」 「はぁ、なるほど」 ゆうぎりさんがポン、と手を打つ。どうしったっちゃろ? 「それゆえさくらはんは幸太郎はんにいっぱい『白いの』をもらうんでありんすなぁ」 「ゆ、ゆうぎりさん意味わかっとってからかっとるっちゃね!」 「わっち英語はさっぱりでありんす~」 ゆうぎりさんは無邪気にころころ笑う。絶対わかっとる! 「ハイハイ朝っぱらからうっさいのぉ、お前ら!」 扉をバーン!と開けて幸太郎さんが入ってきた。 「オメェが一番せからしか!」 「そんなこと言っていいのかサキ。これを見んかい!」 幸太郎さんはほんのり甘い匂いのする色とりどりの小袋を掲げた。 「幸太郎さんがバレンタインのお返しをやるっつーとるんじゃい!ありがたく貰わんかいこんボッケェェェェィ!」

1 19/03/14(木)22:48:59 No.576231006

「あ、ちょっと、お前ら!並べ!順番!ひとり一個ちゃんとやるから並ばんかい!」 さっきの勢いはどこへやら。 わたしたちに群がられてゾンビ映画の被害者状態になった幸太郎さんは悲鳴を上げた。 「三倍じゃないのね…」 「まぁまぁ愛ちゃん。たつみも懐が寂しい中で用意してくれたんだから、  ここはリリィたちが『おとな』になってガマンしてあげなきゃ」 みんな口では色々言うとるけど、がば嬉しそう。こういう雰囲気よかっちゃね。 「あの…これって今頂いてもよろしいでしょうか?」 「なんじゃい純子。意地汚いのぉ、あとにせんかい!これからミーティングやるんですゥー!」 「いえ、私は平気なんですけど…」 純子ちゃんがチラリとたえちゃんのほうを見る。 たえちゃんはジッと袋を眺めながら、足元によだれの水たまりを作っとった。我慢できて偉かね! 「幸太郎さん、たえちゃん一生懸命我慢しとるけん、今日だけ、お願い!ね?」 わたしは手を合わせ、幸太郎さんに頼み込む。 「…だーもー!しゃーないのぉ!」

2 19/03/14(木)22:49:24 No.576231155

「ヴアイ」 「よかったね、たえちゃん」 「ヴァー」 たえちゃんが美味しそうにクッキーをボリボリと食べる。 昔やったら袋ごと口に放り込んどったのに、ちゃんとお行儀よく食べるようになって嬉しか…。 クッキーは少し小ぶりとやけど、真ん中に色んな色のジャムが埋め込んである。 形がほんのちょっと不揃いなのは手作りやからやね。それにしても幸太郎さんは器用っちゃね。 「ぶろぉちのようでありんすね」 「食べちゃうのがちょっともったいないですね」 結局、みんな我慢できずにクッキーを食べ始め、ミーティング前のおやつタイムになってしまった。 幸太郎さんは呆れ顔で立っとるけど、 みんなが美味しそうに食べとるせいかちょっと口元が緩んどる気がする。 「さくら、オメェも食っちまえよ」 「うん!」 わたしが袋を開けると、中にはさくら色の飴が入っていた。あれ、わたしだけみんなと違う?

3 19/03/14(木)22:49:47 No.576231291

「生地の分量間違えてお前の分だけ足りんかった、てへぺぉ☆ズビッ」 「…へぇー」 「愛、その三下みたいなゲス顔はなんじゃい」 「誰が三下よ!ねぇ、さくら。ホワイトデーのお返しの意味って学校で流行んなかった?」 「あぁ、なんかあったかも…。なんやったっけ…」 「はーい☆リリィ知ってるよ!あのね、「わー!わー!」たつみうるさーい」 「グラサン黙らすぞ、たえ」 「ヴァアッタ」 言うと同時にサキちゃんが素早く足払いをかけ、倒れたところにたえちゃんがSTFをかけた。 STFがステップオーバートーホールドウィズフェイスロックの略なのはみんな知っとるよね。 たえちゃんはフェイスロックの位置を口にかぶせるようにしとるけん、幸太郎さんは喋れんようになった。 「でね、マシュマロは『きらーい』。クッキーは『おともだち』。  つまりリリィたちはたつみのおともだち。まぁ仕事仲間だから妥当だね。  で、たつみがさくらちゃんに送った飴は『好き』ってこと」 「…へぇ、『好き』かぁ。…好き!?」

4 19/03/14(木)22:50:14 No.576231430

わたしは手に持った飴を危うく落としそうになり、慌ててキャッチする。 「なんだ、んなことアタシらみんな知っとーとやろが。つまんねぇ、たえ離してよかぞ」 「ヴァー」 「ハァハァ…お前ら、なにすんじゃボケェ…」 「それにしても、その飴綺麗なさくら色よね」 「えぇ、『さくらさんのために作った』ってことが見るだけでわかります」 「愛されておりんすなぁ、さくらはん」 「そ、そやんかふうに言われたら、もう、どやんしよう!ねぇ、幸太郎さん!」 ほっぺたが熱くなるのを感じて、わたしは幸太郎さんにとりあえず話を振る。 「俺の惨状を見て他に言うことあるじゃろがい!」 あ、そやったね。 ホールドを解かれた幸太郎さんはそのままうつ伏せに寝ていたので、わたしは膝をアイシングしてあげた。 たえちゃんの絶妙な力加減のおかげで幸太郎さんの靭帯は無事でした。

5 19/03/14(木)22:50:40 No.576231565

ミーティングを終えたわたしたちはレッスンを始まるために更衣室へ向かう。 「なぁ、さくら。どうしても改めて聞きてぇんだ」 「え?」 サキちゃんが真顔で言ってきた。改めて、ってどういうことっちゃろ…。わたしは覚悟を決めて聞き返す。 「…うん、なんでも聞いて」 「今日はグラサンにいっぱい『白いの』もらうとやろ?」 「サキちゃん!」 レッスン中。ダンスで少し自信がないところを愛ちゃんに見てもらう。 「ここ、この動きでよかかな?次の動きにつなげるためにはもうちょっと早かほうが…」 「そこは焦ると綺麗に見えないんだから今のほうがいいわよ」 「でも…」 わたしのダンスはどうしてもキレが足りないように感じてしまう。 「自信持ちなさい、さくら。今日はアイツにご褒美としてたっぷり『白いの』もらうんでしょ?」 「愛ちゃんまで!」

6 19/03/14(木)22:51:05 No.576231698

「さーくらちゃん☆」 「なぁに、リリィちゃん」 「さっきからみんなが言ってる『白いの』ってなぁに?  マシュマロはキライな人にあげるものだから違うよね?」 休憩中、リリィちゃんがやーらしく小首をコテンとかしげて質問してきた。 このあざとさはわかっとってやっとる小悪魔的演技?それとも天然で純粋な天使の仕草? わからん、どやんす、どやんすぅ~!? 「こ、恋人同士の秘密やけん…」 「えぇ~、リリィにだけこっそり教えて?」 うぅ、やーらしか!でもやーらしいほどホントのことは言えんっちゃ! 「それは、その…どやんしよ…」 「…ワガママ言っちゃってごめんね。許して、さくらちゃん。じゃあリリィ先に戻ってるね☆」 「うん、わたしもすぐ戻るね~」 リリィちゃんはニパッと笑うと元気に走っていった。 からかわれたのか純粋な疑問だったのか一体どっちやろ…。リリィちゃん、恐ろしい子!

7 19/03/14(木)22:51:25 No.576231802

今日は純子ちゃんと晩ごはん当番なのでレッスンを少し早めに抜けた。 「あ、あの!」 廊下の途中で、純子ちゃんが絞り出すようにわたしを呼び止めた。 「えっと…何?」 「今日は…巽さんに!し!…し、白い…白…」 言葉とは裏腹に純子ちゃんはみるみる赤くなっていく。 「純子ちゃん、無理せんでよかよ」 軽くハグをして、背中をポンポンと叩く。 「いえ、私、友達と…し、下ネタでふざけあうのってやったことなかったので、憧れてまして」 「そっか、純子ちゃんの頃は清純さが一番大事やったもんね」 「ですからみなさんが羨ましくって…」 「うん、ちょっとずつ慣れていこ、純子ちゃん」 「…はい!」 …わたし今思いっきり掛ける言葉間違った気がするとやけど気のせいだよね。 うん、純子ちゃんがとっても嬉しそうやけんこれで間違っとらんはず。間違っとらん。

8 19/03/14(木)22:51:45 No.576231909

晩ごはんも無事出来上がり、純子ちゃんはみんなを呼びに行った。 わたしはその間に配膳の用意。 「ヴァウア」 「たえちゃん、どやんしたと?お腹空いたとかな?」 「ヴーウ」 「じゃあお手伝い?偉かねぇ」 「ヴァウア、シロイノ、イッヴァイ」 「…たえちゃん、それ誰に教わったと?」 数秒後、わたしは火かき棒を携えてみんなの部屋に向かう。 「ヤベヤベヤベ!」 「冗談、冗談よさくら!」 「冗談で済まんこともあるっちゃろがー!」 今日も火かき棒の刺さり味は満点でした。まるっ!

9 19/03/14(木)22:51:59 No.576231978

「って感じで、今日一日みんながからかって来て大変だったとですよ…」 幸太郎さんのあたたかく分厚い胸元に寝そべりながら今日一日の愚痴を言う。素肌の感覚が心地よか。 少し喉が乾いたので、水に手を伸ばす。あとちょっとで届かん。 「さくら、俺が取る」 「あとちょっとやけん、大丈夫」 「いやそうじゃなくてだな」 あ、抜けちゃった。わたしのお腹からドロドロと『白いの』が出てシーツと幸太郎さんの身体を汚す。 「あーあーあー、だから言ったじゃろがい」 「こんなに出したの幸太郎さんやなかですか」 「こんなに出させたのはお前じゃろがい」 ふたりで責任を押し付け合いながらティッシュで『白いの』を拭う。 「今日のお前、やけに激しかったな。もしかしてあいつらが今日のこと知っとるからか?」 「そやんかこと…」 お腹の奥がキュンと疼く。わたしは目をそらした。 「…なかよ?」

10 19/03/14(木)22:52:37 No.576232185

「嘘ヘタクソゾンビィかい、お前は」 自分がウソ下手なのは知っとーとやけど、改めて言われるとなんかイヤ。 …あ。 「あ、こら、やめんか!いきなり咥えるな!」 「幸太郎さんやって、また固くなって来とるよ。みんなのこと考えたせい?」 ちょっと舐めただけでもうさっきくらい固くなっとる。元気元気。 「この!」 「きゃあ!」 コロンとひっくり返されて、今度は幸太郎さんが上に覆いかぶさる。 額の傷を舌でやさしく撫でられて喉から甘い吐息が漏れる。 お返しに、真っ赤に染まった幸太郎さんの耳元に囁く。 「幸太郎さん、『白いの』いっぱい欲しか…」 おしまい

11 19/03/14(木)22:53:35 No.576232511

すけべ!!

12 19/03/14(木)22:56:01 No.576233312

わっちはバレンタインの頃から白いのネタあっためてた花魁 過去分 su2944556.txt

13 19/03/14(木)22:58:39 No.576234089

愛ちゃん…

14 19/03/14(木)23:01:53 No.576235119

スケベ!

15 19/03/14(木)23:02:03 No.576235179

ドスケベありんす!!!

16 19/03/14(木)23:04:56 No.576236084

たえちゃんに下ネタは火かき棒案件だよ! 刺さってた!よし!

17 19/03/14(木)23:07:17 No.576236811

今夜は盛り上がるんだろうな…

18 19/03/14(木)23:12:54 No.576238750

たえちゃんに下ネタ振るとアナル命日

19 19/03/14(木)23:14:44 No.576239268

わっちフランシュシュ公認の幸さく好き!!

20 19/03/14(木)23:19:09 No.576240556

えーーーっち!!!!!!

21 19/03/14(木)23:24:10 No.576242029

沢山の白いのをあげなんし!!!

22 19/03/14(木)23:29:20 No.576243544

このすけべどもめ!

23 19/03/14(木)23:29:40 No.576243628

すけべーーっ!

24 19/03/14(木)23:39:46 No.576246575

公認なのもいいわね……性事情も筒抜けっぽいけど

25 19/03/14(木)23:39:55 No.576246627

危うくドスケベさくらを見逃すところだった

26 19/03/14(木)23:41:04 No.576246956

同じ家で暮らしててそういう関係になればいつかはバレるわな…

27 19/03/14(木)23:41:42 No.576247134

えっちっち!!

28 19/03/14(木)23:41:48 No.576247171

わっち友達してる純子はんとさくらはん好き

29 19/03/14(木)23:42:35 No.576247410

たえちゃんテクニシャンだな…

30 19/03/14(木)23:45:25 No.576248136

小学生が情事を知っとるもんなんやろかわからん

31 19/03/14(木)23:45:44 No.576248221

いっぱい白いの貰ってる…

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