19/03/03(日)23:10:57 宴も酣... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1551622257019.jpg 19/03/03(日)23:10:57 No.573610794
宴も酣というにはまだ階下は騒々しいようだ。 仕事の手を休め、巽は椅子に持たれかかると大きく伸びをした 今日は雛祭り。たまには息抜きも必要だろうと昼間の内に菓子を用意させ 元の持ち主不明に怪しい雛壇を倉庫から引っ張り出した 座り直し、宴会の席から拝借してきた雛霰へと手を伸ばす。 疲労の蓄積した頭にポリポリとした食感が心地良い 塩辛いが、ほんのりだが甘い…日本酒にも合うだろうか? と、ノックの音がした。開いているぞ、というと寝巻きの小さなゾンビィが顔を出す 「まーだ仕事してるの?たつみー。雛祭りなのに」 「女の子のお祭りだからな。幸太郎さんは男の子。真面目に仕事に勤しむんじゃい」 「ひっひー。寂しい奴だね!そんな寂しいたつみの所にリリィが差し入れ持ってきたよ」 「ほお。甘酒か…気が利くな。丁度酒が欲しいと思ってた所だ」 「仕事してんじゃなかったの?」 「休み休みじゃい。しかしいいのか?あいつらと遊ばなくて」 「さくらちゃんが猥談始めたから避難してきたの」
1 19/03/03(日)23:11:08 No.573610849
「猥…」 思わぬ単語に眉間を押さえ、甘酒を見る。口をつけていない そもそも甘酒で酔う様な事は無いだろう。しかし疲れからか幻聴が聞こえたようだ 首を横に振る。そしてじーっとこちらを見ているリリィに気付いた 「リリィ。折角甘酒を持って来てくれたんだ。折角だから晩酌に付き合え」 「ん。いいよたつみ。つきあったげる」 ベッドに移ると甘酒を互いに手に取りこつんと容器をぶつけて雛霰をぽりぽり 「ふぅ。お陰で暖まる」 「大分暖かくなってきたけどね」 「ああ。もうじき春か…梅もそろそろ見ごろだし、花見もいいな」 「おじいちゃんかよー。ね、リリィ湾岸沿いでクレーン船見たい」 「おおアレか。いかつい感じが格好いいからな…見かけたらそこまで車でも出すか」 「いいの!?」 「とはいっても、あいつらは興味無いだろうからな。二人で暇があったらな」 「約束だよ!たつみ!ね!ね!」
2 19/03/03(日)23:11:19 No.573610911
「うおーいわかったわかった食いつきすぎじゃい!落ち着け」 「うん!」 「ちーとも落ち着いて無いわ…」 不思議なものだ、と巽は思う。 内股で両手でマグカップをちびちびやっているリリィは知らぬ者が見れば少女だが ぬいぐるみが好きな一方で重機が好きなのもまた、リリィの一面なのだ 「ん?どうしたのたつみ。さては見とれてたんでしょ☆」 「いや」 笑うが、まあ間違いではあるまい この小さなやーらしかゾンビィがきらきら笑顔を見せる所を確かに期待しているフシはあった 「えひ☆」 既に雛霰の備蓄も底を尽き甘酒も空になってしまった 甘酒で身体が温まったのかリリィの頬もほんのりと赤く 室内照明のやわらかい灯りに照らされて、今度は妖しくてらりと笑ってみせた 「どう?ほろ酔いのリリィは可愛い?ねぇ?たつみー」
3 19/03/03(日)23:11:29 No.573610958
「おう。やーらしかやーらしか」 「きゃー!くすぐったい!」 四つん這いで自らに這い昇ってきたリリィを掴まえ、抱き寄せると頬をくっつける 柔らかい。そして仄かに良い香りがする。どうやらお風呂にも入ってきたらしい 「お転婆ゾンビィ共と違ってもう寝る準備は万端かい。そこいら真面目だな、お前は」 「んー?半分正解。でも、半分はたつみの所来ようと思ってたからだもん」 「ほーぉ」 「ひゃ」 リリィの小さな耳元ですんすんと鼻を鳴らしてみせる それが相当予想外だったのだろう、びく、と身体を揺らした所作が愛らしくて にやりと巽は意地悪そうな笑みを浮かべてしまった 「今日が何の日か、ちゃんと覚えてるか?リリィ」 「だから、雛祭り、でしょ?」 「おう。それと耳の日でもある。ここもちゃんと洗ってるか?」 「ガキちゃあるまいし。裏側も、中もしっかり洗ってるっつーの」
4 19/03/03(日)23:11:41 No.573611013
「本当かのう。どれ」 「えっえっやはっ…!? んんんっ!」 れろ、と巽の大きな下がリリィの耳をれろりと舐めた 突然の湿っぽくねっとりとした感触と熱い吐息。粘着質な音 耳慣れぬ、しかし本能的に背筋を震わす感触と熱にリリィの鼓膜と脳が犯される 咄嗟に抵抗を試みようとしていた手が、腰周りに回された更に大きな巽の手に力を失う 不用意に肉食獣の巣に飛び込んでしまった草食獣の獣が まさに一息に餌食になってしまった。そんな格好だ 「ひっあ… あふっ…たつ、たつみ… んんーっ!」 奥へ、奥へと進んでいた巽の舌が引っ込み、代わりに耳たぶを甘噛みしたかと思うと 今度はふぅ…と吐息を吹きかけ、指が首筋を撫でる いつしかリリィの小さな腕は巽の上着を力一杯掴んでいたが それは抵抗からではなかった。未知の感覚に耐える為の一種の踏ん張り 逃げる気はなく、次はどの部分に巽が触れるのか そんな期待に潤んだ瞳の見据え、リリィのおでこをちょん、と巽が小突く
5 19/03/03(日)23:11:51 No.573611059
「ひえっ…?」 「うむ。しっかり洗っているみたいだな。石鹸の匂いと味がした」 「は…え?たつみ…?」 「おしまいじゃい」 「おしまいじゃいって!…な、なんで…!」 「ん」 指差した先。既に時計は12時を過ぎていた 「耳の日は終りじゃい。今日はもう3月4日。バウムクーヘンの日だったか?おっふ!」 ぐい、と手近にあった巽の顔をリリィの手が押しのける 「クッソ…何してんだよたつみー…このヘンタイ」 「ああ。すまんすまん。あれだな、ちょっと甘酒で酔ってたのかもしれんな」 「はー!調子良い事言ってさ!酔ったんならもう寝れば!?」 「そうするかな。お前も一緒に寝るか?」 「寝ねーよばーか!また耳べろべろされても困るし。寝れないし!」 「そうか。おやすみ。甘酒美味かったぞ。あと耳もな。ごちそうさん」
6 19/03/03(日)23:12:01 No.573611099
「うっせばーか!」 バタン、と勢い良くドアが閉まる 閉めた先でリリィが弄ばれちゃった、と悔しそうに頬を赤面させていた もし、時間切れになってなかったらどうなっていたのか分からない 雛祭りは女の子の日だが、余程女の子の声を上げてしまっていた いや。リリィはリリィだもんと気を取り直す。どっちだって構わない どっちだって、巽が求めてくれるなら、それがいい とにかくお風呂、もう一回入らなくちゃ、と 寝巻きの中の感触にやっぱむかつく…とリリィは未だ騒々しい1階へ向け階段を下り始めた。
7 19/03/03(日)23:15:40 No.573612210
ホァ…
8 19/03/03(日)23:16:28 No.573612450
ホモでありんす!
9 19/03/03(日)23:16:58 No.573612582
これ言い訳の余地もなくホモとよ!!!!
10 19/03/03(日)23:17:01 No.573612591
甘酒が出てきたらわっちでありんしょう!!!
11 19/03/03(日)23:17:02 No.573612598
あ─── わっち腐っちゃったよ───
12 19/03/03(日)23:18:21 No.573613002
幸太郎はん!!!もっと舐めなんし!!!
13 19/03/03(日)23:20:29 No.573613689
寸止めホモ!
14 19/03/03(日)23:21:27 No.573613983
耳はいけんよ!!!
15 19/03/03(日)23:23:28 No.573614571
同性愛はいけないと思います。。。。
16 19/03/03(日)23:24:15 No.573614800
非生産的とよー!!!
17 19/03/03(日)23:26:41 No.573615498
ホワァァァァァ!!!
18 19/03/03(日)23:32:00 No.573617006
あくまで巽から!巽からしか舐めてないからセーフ!
19 19/03/03(日)23:35:36 No.573618073
>あくまで巽から!巽からしか舐めてないからセーフ! どアウトやけん!!!
20 19/03/03(日)23:43:09 No.573620243
耳までは同性同士でもおかしくないでありんす わっちのホモセンサーがそういってるでありんす
21 19/03/03(日)23:54:41 No.573623722
ホモセンサーオールグリーンでありんすね
22 19/03/04(月)00:05:18 No.573626573
もうやってる仲、でありんすね?
23 19/03/04(月)00:06:02 No.573626750
>耳までは同性同士でもおかしくないでありんす >ホモセンサー ホモやん!