19/02/14(木)21:34:40 「もう... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1550147680234.jpg 19/02/14(木)21:34:40 No.569478251
「もう少し大きめの、持ってきたらよかったわね」 「あははは…」 照れるような、申し訳ないような。曖昧な笑いを浮かべるマナの手に提げた大きな紙袋には、そこに収まりきらないだけのチョコが顔を出していた。 「モテモテで羨ましいわ、生徒会長さん。虫歯には気をつけてね」 「もぉ~…意地悪言わないでよ、りっかぁ」
1 19/02/14(木)21:34:52 No.569478322
「それでね、みんなから貰ったチョコは嬉しいんですけれども、そのー…ね?」 「なあに?」 いつの間にやら二人はぶたのしっぽの前、いつもの階段の前に辿り着いてしまっていた。 「六花さんからのチョコは頂けないのかなー、って…」 不安げな表情のマナの頬が少し赤みを帯びていたのは、夕陽のためばかりではない。 毎年行われるこのやりとりは二人の間でとくに決めたわけでもなかったが、もはや儀式的な意味さえ持っていた。 六花はなんでもないように自分のカバンから可愛らしい青い包装のされた箱を取り出した。 「はい、どうぞ。ハッピーバレンタイン、マナ」 途端にマナは顔中に笑みを浮かべて、がさごそと急いで自分のカバンを漁り、ピンクの箱を差し出した。 「ハッピーバレンタイン、六花。愛してるっ」 「はいはい。私も、愛してるよ」
2 19/02/14(木)21:39:53 No.569479767
マナりついい…
3 19/02/14(木)21:46:37 No.569481638
いい…
4 19/02/14(木)21:56:08 No.569484320
このくらいがちょうどいい