ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
19/01/30(水)00:10:39 No.565683429
「」は珍しく虹裏をする手を止めて、彼女が料理する姿を見ている。 逝きさんは笑いながら手元と「」の方を交互見しながら包丁を振るう。 彼女のピーマンを切る手慣れた手先や、フライパンを握る指の力強さ。 油の音、刻まれたキャベツの香り、菜箸の動き、いずれも美しかった。 虹裏に貼られる料理を見ても、色はともかく味や匂いは全くしない。 自分で料理しなくなって久しいが、忘れるほどまだ呆けても無いけど。 五感は大切だ。虹裏していても視覚とキーボードの指先しか使わない。 肩が凝れば気分も滅入ってくる。お腹が空いた感覚も失ってきて、これは虹裏AI化、特殊性癖… ――となれば、パソコンの前を離れて逝きさんのいる台所に行けば彼女も喜ぶし一石二、三鳥。 ピーマンの肉詰めと千切りキャベツ、大根と薩摩芋の味噌汁には油揚げも入っていてゴージャス。 手際よく2つ並んだ皿に盛り付けていく逝きさんの笑い声はますます大きくて、夕食の完成は近い。 「」は何か手伝おうと思って、2つ揃いの湯呑を並べてお茶を淹れる事にする。と、メイドは喜ぶ。 配膳がすんでメイドは待ちに待ったキスをねだり、「」は応えた。夕食が冷めない程度のキス。
1 19/01/30(水)00:29:46 No.565687737
比較的平和な他愛のない日常編
2 19/01/30(水)00:47:41 No.565692319
山盛りのキャベツ…