虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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19/01/24(木)07:25:28 「ただ... のスレッド詳細

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19/01/24(木)07:25:28 No.564272516

「ただいまー!」 玄関先から聞こえてきた声に安心し、ようやく幸太郎は机に向かって仕事を再開した。 さくらが記憶を失ったあの事故があってからというもの、さくらが一人でランニングに出ていると気が気でなかった。 他のゾンビィたちもさくら自身も、もう死なないからとのんきなもので、週に何度か一人で行っているようであった。 一度誰かと必ず一緒に行け、ランニングなら屋敷の周りでしろと言ってみたことがあった。 しかしさくらはきょとんとしてから 『幸太郎さん心配しすぎとよ!轢かれたのだってたったの2回やけんね!』 と、全く気にしていない能天気な笑顔であった。 その2回が文字通り致命的だったことをわかっているのだろうかと幸太郎は頭を抱えた。今も抱えたままである。 この気持ちの数パーセントでもいいのでさくらが持っていてくれれば、こんなに心配しなくても済むものを。

1 19/01/24(木)07:25:56 No.564272542

「ただいまー!」 いつものように気持ち大きめに声を出しながら、さくらは屋敷に戻ってきた。 ある朝ランニングから戻ってきたとき、妙に苦い顔した幸太郎が 『お前は持っとらんゾンビィなんじゃろがい、轢かれないよう他のゾンビィと一緒に走らんかい。そもそも走るだけなら外回らんでもええじゃろがーい!!!』 と、ふざけきれていない、内心を幾分か漏らしてきた。 心配されとる!と嬉しい気持ちになる一方で、心配かけてごめんなさいと頷こうとした。しかし口から出たのはこれからも走りますという宣言。 普段はちーっとも優しくないプロデューサーが確かに自分を想っているのだと、それを何度だって確認したいという気持ちが理性に勝ったのだった。 もちろん、心労をかけていることを悪く思ってはいる。でも困ったことに、それを嬉しく思うさくらもいるのだ。 もっともっと、幸太郎の頭の中を自分で満たしてしまうことを望んでしまうようなわるいさくらが。 この気持ちの数パーセントも幸太郎に知られたらなんて言われてしまうだろうか、それもちょっと楽しみかもしれない。

2 19/01/24(木)07:39:26 No.564273304

…ここまでか! 悪いさくらもやーらしか!

3 19/01/24(木)07:48:27 No.564273908

さくらちゃんは悪い子だなぁ しかし巽の心配はごもっとも過ぎる…

4 19/01/24(木)07:52:34 No.564274201

乙女だねぇ

5 19/01/24(木)08:02:48 No.564274970

親の心子知らずだし逆も然りだな!

6 19/01/24(木)08:03:09 No.564274999

そんなことしなくとも愛されてることをわかりなんし!

7 19/01/24(木)08:08:36 No.564275412

好きな人にはちょっぴりいじわるしたくなるお年頃

8 19/01/24(木)08:11:57 No.564275672

小悪魔未満のさくらちゃん

9 19/01/24(木)08:14:00 No.564275827

悪女!

10 19/01/24(木)08:21:11 No.564276446

もういっそのこと幸太郎はんが付き添いなんし!!

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