19/01/23(水)00:22:54 「なあ... のスレッド詳細
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19/01/23(水)00:22:54 No.564020337
「なあグラサン。ちゅーせんか?」「ヘァッ!?」 アタシの問いかけにグラサンは素っ頓狂な声を上げました。 時刻は深夜。ただでさえ寝静まったオンボロの洋館にこいつの声はがばい響きます。 「いきなり何を言うとんのじゃいお前は…」 「いや、だってアタシら一応付き合うとんじゃろ?」「…まあ」 どちらともなく言い出した事ではありませんでしたが アタシとグラサンは皆には内緒で男女のお付き合いとやらをしています。 こうして夜中寝床を抜け出し朝には戻っているのもその一環という訳です。 そして今日の昼間。とある恋人がドラ鳥でちゅーしているのを見かけましたが どうも巷の男女とアタシとグラサンでは隔たりがあるように感じます。 だってアタシはグラサンとついぞちゅーをしていないのです。 「ならよかじゃろ。ちゅーしようグラサン。ちゅー」 「そりゃあれか。ほっぺとかでの奴か?」「いや。唇と唇でする方の」 「…サキ…」 何やら深刻な顔をするとグラサンはアタシの肩に両手を置きこちらを見据えてきました。
1 19/01/23(水)00:23:06 No.564020378
「いいか。確かに俺はお前に惹かれとるし2人でいるのは楽しか… ばってん俺は巽幸太郎じゃい。フランシュシュのプロデューサーじゃ もしキスまでしたらきっと俺は更にサキに夢中になる。そしたらもう戻れん。深みにハマる」 「要するにあれかグラサン。ちゅーする度胸が無かと」「はぁー!?そんな事ありませんしー!?」 図星のようでした。 「それにアタシは良かよ。2人でいる時位、もっとグラサンに夢中になっても」 グラサンは違とーと?と聞くと「イヤソノ…ハイ…」と遂にグラサンも観念したようでした。 それでも往生際が悪いのがこの男です。 「先に言っとくがなサキ。俺は殆ど初心者だぞ、期待は先に捨てておけぃ!」 「へへ。ならお揃いやね…何か嬉しか」「はい…」 もう知らんからな…とグラサンの手が優しくアタシの頬に触れました。 流石に軽い感じでなけなしの勇気を絞っていたアタシも思わずビクリ、と身体を震わしてしまいます。 顔を上向きにして、ぎゅっと目を閉じて次第に近づいてくるグラサンの気配に集中しました。 ごちん、と2人のおでこがぶつかったのはそのすぐ後の事です。 「…何しとんのじゃグラサン」
2 19/01/23(水)00:23:43 No.564020525
「俺まで目瞑ってたらダメみたいじゃ…」「ばーか!ばーか!」 何だかもうおかしくなってしまってひとしきり2人で馬鹿笑いしてしまいました。 漸く収まった後、再び添えられたグラサンの手にそっと目を閉じると 今度は漸く待ちかねた柔らかい感触が伝わってきました。 果たしてどの位そうしていたのかは分かりませんでしたがどちらからともなく唇を離すと 「どうじゃい…」と心配そうにグラサンが聞いてきました。 「…ふわふわする」アタシは答えます。 足は地についているのに今にも浮かび上がりそうな… それでいて不安なのか、緊張しているのか、興奮しているのか 全てがわやくちゃで、ただ妙に幸せで。上手く感想に纏められないのが悔しいのです。 「それよりもグラサン。お前の胸がばいバクバクいっとる…」「わかっとるわい」 「大丈夫か。グラサン?お前死ぬんか!?」「いやキスだけで死んでたまるかい」 「ならよか…グラサン。もう一回。もう一回しよ。ちゅー」「おぅ…」 再びアタシ達の唇が重なります。今度は何回かに分け、何度も唇が触れ合いました。 形を確かめる為に啄ばんだのがまずかったのか、チュッと音がして二人で身体を震わせました。
3 19/01/23(水)00:24:06 No.564020637
やがて何度も続けているうちにアタシは思わずグラサンの吐息を吸い込んでいました。 暖かい生の息吹が肺の中へと入り込んできます。 何かを考えるのにはゾンビにも酸素が必要なのですが ことグラサンの吐き出す息にはゾンビィの思考を鈍らせる効果があるようです。 思考能力は単純化し、グラサンを求める事になってしまいました。 それはグラサンも同じだったようで片方の手はアタシの腰に回され アタシ自身も懸命にグラサンの大きな背中を掴みます。 やがて触れ合った舌がびっくりして引っ込み、そして絡み合うまでに大した時間はかかりませんでした。 「「……はぁ」」ひとしきり唇の感覚を楽しんだ後二人で漸く一息つきました。 時間にしてみればほんの2、30分の事だったと思います。 けれどその短い時間でアタシ達はちゅーの熟練者になっていました。 分かった事はいくつか。ちゅーは心地良い事。グラサンの舌の味。酸欠は危険。 ゾンビもまた経験を糧にしなければいけません グラサンを見上げるとそこで目が合い、自然と顔が近づいていきました。 以上です。
4 19/01/23(水)00:25:14 No.564020902
やや
5 19/01/23(水)00:26:03 No.564021081
ややや
6 19/01/23(水)00:26:17 No.564021138
やややや
7 19/01/23(水)00:26:26 No.564021176
こ、こいつ…!
8 19/01/23(水)00:26:48 No.564021261
チュー大好き過ぎる…
9 19/01/23(水)00:29:21 No.564021854
>時間にしてみればほんの2、30分の事だったと思います。 …ほんの?
10 19/01/23(水)00:29:26 No.564021875
ヘァッ!?
11 19/01/23(水)00:30:43 No.564022204
ちゅーしなん…しすぎでありんす!!!
12 19/01/23(水)00:30:57 No.564022267
どエロかよサキちゃん
13 19/01/23(水)00:31:07 No.564022309
あっ尊い
14 19/01/23(水)00:31:43 No.564022466
キス魔過ぎる…
15 19/01/23(水)00:31:56 No.564022531
がばいよか…
16 19/01/23(水)00:34:09 No.564023108
このドスケベヤンキー!!
17 19/01/23(水)00:34:20 No.564023156
すみません二人が幸せな初々しいちゅーをする光景が見たいだけでした 夢中になりすぎてこの後ことある毎にちゅーしたせいで関係がバレるオチは投げ捨てました
18 19/01/23(水)00:34:21 No.564023159
二人ともやーらしかすぎる…
19 19/01/23(水)00:34:36 No.564023217
キスだけでこれだけ紆余曲折あるなら この先へ進むのは大変そうだな
20 19/01/23(水)00:35:30 No.564023479
中学生同士みたいな恋愛しやがって
21 19/01/23(水)00:35:48 No.564023561
接吻の次は愛撫でありんす! 早く恋のいろはを進みなんし!!!!
22 19/01/23(水)00:35:54 No.564023582
ははーんこれはスケベじゃな?
23 19/01/23(水)00:37:47 No.564024070
>中学生同士みたいな恋愛しやがって さくらちゃん死んだ後ずっと修行してたなら巽も経験は無いだろうし…
24 19/01/23(水)00:49:02 No.564027081
「サキ」 「あん?」 「お前さっきから何をぷるぷるしとるんじゃい、怖いんかい」 「あ?テメぶっ殺すぞ!誰がビビっとるっつか」 「いやだって今もぷるぷるしとるじゃろがい」 「せからしー…オメーのせいばい…」 「すまん、怖がらせたなら謝る」 「だけん違うって言っとろーが!これは……」 「これは?」 「…幸太郎がでけーから!アタシがつま先立ちになっとるだけばい!!ばか!!」 「あっあっあっ」 「…わかったら、もうちかっと屈んで…?へへ」
25 19/01/23(水)00:49:36 No.564027219
クソ甘でありんす!!!!
26 19/01/23(水)00:51:57 No.564027793
やや、すぎる…
27 19/01/23(水)00:53:07 No.564028069
30センチ以上差があるからな…
28 19/01/23(水)00:56:57 No.564028900
やーらしか!
29 19/01/23(水)00:59:17 No.564029394
幸太郎がしゃがんだらちゅーの合図たい しゃがまんでも座った幸太郎に馬乗りになると丁度よかと 肩に手ぇ置いてくーっと、ちゅーってするとふわーってしてなへへ…よかとよ…
30 19/01/23(水)01:07:06 No.564030693
この巽は童貞?
31 19/01/23(水)01:09:15 No.564031069
>そしたらもう戻れん。深みにハマる」 >「要するにあれかグラサン。ちゅーする度胸が無かと」 なんというかこうもう少し手加減とオブラートを